国立劇場仕様の自販機
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矢車会のドキュメンタリー番組、ETV特集「弁慶の復活~中村富十郎父子 勧進帳に挑む」がNHKオンデマンドで視聴できるようです。
7月15日まで、315円。
見逃している方、興味のある方は こちら からどうぞ。
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今年1月19日~2月1日に赤坂ACTシアターで上演された、いのうえひでのり演出、古田新太主演『リチャード三世』のDVDが発売されます。
詳細情報は こちら でどうぞ。発売日は7月27日(月)のようです。
『鈍獣』のDVD同様、韓国語字幕制作のお手伝いをさせていただきました。セリフ多くて大変でしたが、面白い作業でした。大仰に芝居がかったセリフのシェークスピア作品ですから、作業にかかる前はどうなることかと心配してたのですが、思いのほかきれいに韓国語になるな~と感心したりして。
日本の一般のお客さんに韓国語字幕は不要でしょうが、韓国人の演劇関係者、演劇に興味のある韓国人には貴重な영상물(映像物)ですね。
パルコ・プロデュースの演劇DVDは、撮影・編集に凝っていて、舞台とは一味違った映像的な仕上がりになっています。これはこれで一つの完成した作品なので、お勧めです。
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前にも写真を載せたことのある和食のお店の昼の定食です。
自家製(多分)のぬか漬けまでおいしくて。
韓国へ行く前は自分でもぬか漬け作ってたので、このお店に来る度にまた糠床始めようかな~と思います。毎度、家に帰る頃には忘れてるんですけど。
小さなお店で昼時はいつも超満員。時間をずらして来てもやっぱり満員。
池袋西口の美松というお店です。
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先日 7月5日に放映されたドキュメンタリー番組 、録画ビデオをまだ見てません。バックステージを見ちゃう前に、当日の舞台の感想を。
2009年5月27日
歌舞伎座
<昼の部>
「寿矢車三番叟」
中村歌昇、中村錦之助
プログラムによれば、「四季三番叟」をもとに藤間勘祖が新しく構成・振付したものだそうです。めでたく格調高く、かつ、さらりと軽めの三番叟。三番叟好きには曲も振りもやや物足りないのですが、この会の序幕にはぴったり。後味のよい舞台でした。
「雪傾城」
中村芝翫、渡辺愛子
富十郎の長女・愛子は幼稚園年長組というから5歳? 行儀よくきっちり勤めてました。間をはずさないあたり、舞踊の才能十分ありそうです。
芝翫はさすがの貫録。
「勧進帳」
中村富十郎、中村吉右衛門、中村鷹之資、市川染五郎、尾上松緑、尾上右近、市川段四郎、他
歌舞伎座最年長の弁慶。「歌舞伎十八番の内」と付いてますが、通常のやり方とはかなり違ってました。まず弁慶の衣装が、翁格子の着付に弁慶縞の水衣。台詞のイキ、問答の間合いも独特です。四天王を抑えての詰め寄り、延年の舞、引っ込みの飛六法は体力的に無理があり迫力は弱いのですが、そこはさすが舞踊の名手、きれいにまとめていました。
御年10歳の義経、辛抱のいる役を行儀よく立派に演じてました。後ろ向きで笠の内に顔を伏せて、お父さんの弁慶のイキが伝わってくれたことを祈ってます。
メディアでは歌舞伎では最年少の義経?と話題になってますが、能の義経は子方が勤めるのですからそんなに騒がなくても……。話題作りたいのは分かりますけど。
芝居に出ない芳村伊十七が歌舞伎の「勧進帳」を弾くというのも楽しみだったのですが、セリフの間が違うわ、延年の舞は穏やかだわで、聞いててよく分からなくなってしまいました。芝居の人の演奏と音色が違いますね。今の富十郎にふさわしい演奏だったかもしれません。
<夜の部>
「寿競べ」
中村梅玉、中村魁春
筝曲で浦島伝説を扱った舞踊。初めて見る演目かも。端正な芸風の梅玉・魁春がさらさらと。
「お祭り」
市川染五郎、尾上松緑、中村福助
この日の番組の中で最も歌舞伎味の強い踊りでした。いずれ歌舞伎座でもありそうな組み合わせです。
「連獅子」
中村富十郎、中村鷹之資、中村橋之助、中村勘三郎
79歳と10歳の親子連獅子。仔獅子の溌剌とした踊りが印象的でした。この演目は、親獅子が仔獅子を千尋の谷に突き落とし、自力で登って来させようとするという内容が、そもそも親子で演じるにふさわしく、実際しばしば実の親子が演じています。今回はそれに加えて、毛振りで仔獅子が親獅子の分まで奮闘し、親から子へと確実に世代交代が行われつつあることを見せてくれました。天王寺屋の芸の継承を力強く宣言してくれた連獅子でした。
数年前、歌舞伎座本公演の舞台で子供を遊ばせてるとしか思えないような大ちゃんの「出演」には「親バカ」の声も聞かれましたが、親バカ結構。この「連獅子」を見る限り、親バカも立派な子育て、伝統芸能を受け継ぐ家の薫陶です。
この先もまっすぐ力強く成長してくれますように。
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日韓演劇フェスティバル5作品目。台本読んで行きました。全21場(1場平均6分!?)とめまぐるしく場面の変わる脚本をどんなふうに演出するのか興味津々。
2009年6月26日(金)19時
東池袋・あうるすぽっと
下手後方(全席自由席)
作:チョ・ガンファ(조광화)
翻訳:木村典子
演出:鐘下辰男
出演:宇井晴雄、小高仁、前田一世、秦由香里、とみやまあゆみ、中井奈々子、宮山知衣
シナリオ作家を目指すチャンジョン(小高仁)は、恋人のシンヘ(中井奈々子)に執着している。彼の理想は『嵐が丘』のヒースクリフの愛。シナリオのネタ探しを兼ねた探偵業を始め、買物依存傾向のある妹ウンジョン(とみやまあゆみ)の売春を知る。チャンジョンに夫の素行調査を依頼したヨンエ(秦由香里)はチャンジョンと関係を持つ。ヨンエの夫インホ(宇井晴雄)は大学の教え子シンヘに手を出す一方、ウンジョンを買っている。インホの素行調査をするチャンジョンはこの事実を知って……。
現代都市に生きる男女五人の愛と情熱を描いた作品。愛を求める情熱が孤独と空虚感の中で空回りし、身勝手な情欲と執着と化して、自らを破滅へと導いていく。
舞台中央に四辺のみの四角い木枠を置き、これが場面によって向きを変えて、カフェのテーブルやホテルのベッドとなります。周囲には四角いボックスが整然と並べられて、抽象的で無機質な都会を表わしてるのでしょう。
ちなみに、脚本では、舞台中央に天蓋付きベッド、他にもドレッサーやソファ、テーブルと椅子などを置き、「大きな部屋の内部そのままの雰囲気」と指定されてます。
刺激的なストーリーが抽象的な舞台の上で淡々と進みます。登場人物はしばしば激情に駆られてセリフを叫びます。そのギャップが、登場人物たちの孤独、空虚、焦燥を感じさせてくれます。
五人の人物が全員何らかの関係を持ち、その関係性に焦点を当てた脚本なので、各人の背景はほとんど見えません。言わば、タコつぼの愛。性行為が四角い木枠の中の狭い空間で演じられるのは、そうした意味が込められているのでしょう。
作品のテーマに沿って緻密に計算された演出で、面白かったです。
その一方で、舞台を見ながら、ふと、韓国の舞台はもっと親近感のある、笑える舞台なのではないか、とも感じました。
終演後のアフタートークで、へぇ~と思った部分を抜粋してまとめておきます。
◆チョ・ガンファ
◇日本版の感想
空港から劇場に来る途中、車窓からビルが秩序正しく建ち並ぶ光景を見て、窓の中の人たちに近づきたいが行かれないという思いを抱いた。劇場へ来たら、舞台の上には整然とボックスが並んでいて、先ほどの光景と同じだと思った。洗練されていて素晴らしい舞台だった。
◇韓国の舞台
初演時には特に若い女性たちに嫌がられた。昨年の再演時には自分が変わったこともあり、80%以上の人によかったと言ってもらえた。初演では叫びが中心だったが、再演では日常的で、ユーモアや笑いのある舞台にした。
◆鐘下辰男
◇この作品を選んだ理由
日韓交流で日韓の歴史は重要だが、それをあえて抜いて、韓国の現代の芝居を選んだ。
◇スタイリッシュで抽象的な演出の意図は?(観客からの質問)
作品が人間の関係、愛とか関わることとかを扱っているので、日常性を排除した。日常的にすると「異常な男女の物語」になってしまうので。
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久しぶりの韓国映画情報、すみません、長いです。やや古めの情報も混じってます。
◆1月~6月映画産業統計 上半期最高興行作は「ターミネーター4」
2009年上半期の映画興行成績が出てきています。データだけ簡単に。各数字は順に、「公開日」「全国スクリーン数」「全国観客数」「全国売上高」です。
ターミネーター4
2009-05-21 704 4,466,142 29,470,969,667
7級公務員
2009-04-22 475 4,031,831 26,355,104,000
加速スキャンダル
2008-12-03 405 3,848,803 25,206,120,900
トランスフォーマー
2009-06-24 1129 3,373,607 22,558,987,833
霜花店
2008-12-30 499 3,291,708 22,462,516,400
ウォナンソリ
2009-01-15 20 2,929,704 19,048,137,000
マザー
2009-05-28 648 2,923,324 19,595,438,500
たった20のスクリーン数で観客数6位に入ってる 「ウォナンソリ」 が目を引きますね。逆に、1000を超えるスクリーンで公開2週にして4位に食い込んできている「トランスフォーマー」人気も凄いですが。
◆シネマ銭争(14) 映画料金変遷史
京郷新聞 2009.07.02
最近、ロッテシネマ、メガボックス、CGVなどが相次いで映画料金を9,000ウォンに値上げしました。値上げ自体についてはすでにあちこちで話題になっているのですが、この記事は「変遷史」というタイトルの通り、韓国の映画料金の歴史をまとめてくれています。
面白いので、これもデータだけ抜粋しておきます。
1990年までは外国映画と韓国映画の料金が別体系となってますので、( )内に外国映画の料金変遷を付記しておきます。どちらも変遷のすべての段階を追ったものではありません。
1963年 55W(70W)
1967年 100W(66年100W)
1975年 500W(73年500W)
1979年 1200W(78年1200W)
1981年 2000W(80年2000W)
1987年 3000W(82年3000W)
1990年 4000W(88年4000W)
1991年 4500W
1992年 5000W
1995年 6000W
2001年 7000W
◆「誤爆弾」ユ・ヒョンモク監督逝去
ヘラルド経済 2009.06.29
以下、他の記事も参照してます。
ユ・ヒョンモク(유현목、兪賢穆)監督は、1925年黄海道(황해도)生まれ。1946年に越南(脱北)して韓国に入り、東国大・国文学科卒業後、映画の道へ。
監督デビュー作は1956年「交差路(교차로)」、代表作は1961年「誤発弾(오발탄)」。韓国映画のリアリズムを開拓した監督とされ、「余剰人間(잉여인간)」「カインの後裔(카인의 후예)」「糞礼記(분례기)」などで大鐘賞、青龍賞の監督賞・作品賞を取っています。メガホンをとった映画は40本余り。
6月28日逝去、享年84歳。
見たい作品、たくさんあるのですけれど……。
この記事には「故人の作品世界は、映像で書いた時代の記録かつ戦後の韓国社会の精神的地図として後世に残っている」とあります。
7月2日の訣別式(告別式)は「大韓民国映画人葬」として挙行され、韓国映画を代表する監督・俳優など大勢の映画関係者が協力・参列したそうです。
ご冥福をお祈りいたします。
◆映画製作者チョン・スンヘ氏逝去
ヘラルド経済 2009.05.18
いささか旧聞に属するのですが、書き遺しておきたいので。
5月17日、韓国映画の製作社「朝」の代表であるチョン・スンヘ(정승혜)氏が亡くなりました。享年44歳。
映画社シンシネ(신씨네)を経て、91年イ・ジュニク(이준익)監督の創立した映画社シネワールド(씨네월드)に入社、「北朝鮮から来た男(간첩 리철진)」「達磨よ、遊ぼう!(달마야 놀자)」「黄山平野(황산벌)」「王の男(왕의 남자)」などを製作。その後、映画社朝(아침)を興し、「ラジオスター(라디오스타)」「とかげの可愛い嘘(도마뱀)」「あなたは遠いところに(님은 먼곳에)」などを製作しています。
韓国映画界の優れたコピーライターとしても、約800編の韓国映画作品にコピーを残し、数々の名コピーで有名な女性です。才気あふれる文章でコラムニストとしても活躍していました。
製作した映画のタイトルを眺めただけで、センスのよさ、豊かな才能が感じられます。44歳はあまりに早すぎます。ご本人も無念だったでしょう。韓国映画界にとっても大きな損失でしょう。本当に残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
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携帯からのポストです。
ゆっくりパソコンに向かう時間がなく、プロペラ続報、コメントへのお返事、できなくてすみません。もう少しお待ち下さいませ。
さて、今晩10時から教育テレビで中村富十郎のドキュメンタリーが放送されます。5月27日に行われた「矢車会」関連の映像です。
「勧進帳」の稽古風景なども撮影してるそうですので、伝統芸能ファンの方はお見逃しなく。
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