« またまたモーガン・フリーマン | トップページ | 第九 »

2008.12.20

[能]閑能会 清経・海士

 昨日は能楽堂へ行きました。

「閑能会」
2008年12月19日(金曜日)16時30分
観世能楽堂
能「清経」関根祥六、狂言「福の神」三宅右近、能「海士」関根祥人
(他に仕舞・舞囃子などもありました。番組表を受取そびれて。)

 「清経」は人気曲でしばしば上演される演目です。私も、昨年6月18・19日、日経能楽鑑賞会で浅見真州(観世流)、友枝昭世(喜多流)のシテで見てます。この時は、「恋之音取」「音取」の小書付き。二日連続で見て、おシテさんによってこんなに違うものかと感心しました。
 で、今回、関根祥六の「清経」。浅見真州、友枝昭世ともまた異なって、「幽玄」という言葉がぴったりでした。友枝昭世も幽玄ではあったのですが、友枝昭世は表現としての幽玄、関根祥六は存在自体が幽玄、とでも言いましょうか。幽界から来た、この世のものとは思えない「清経」という存在が目の前に存在している幽明相交わる時を堪能。

 狂言「福の神」はちょうど今の季節にぴったりの演目。楽しく拝見いたしました。ただ、9月に国立能楽堂開場25周年記念公演で茂山千作の「福の神」を見ちゃってるんですよね。あの福々しさは別格でした。

 関根祥人の「海士」。今年10月に見た野田秀樹の「The Diver」がこの「海士」をモチーフの一つにして作られた作品だったのですが(タイトルの「The Diver」=「海士」ですよね)、どうも今ひとつ消化不良の感を免れず。そんなことを思い出しながら見た関根祥人の「海士」は、鮮やかでした。オリジナルは奥が深いです。動きの一つ一つが面白い。この人の演能はどうしてこんなにリアルなのでしょうか。面かけてるのに、直面のように見えてくるのが本当に不思議です。

|

« またまたモーガン・フリーマン | トップページ | 第九 »

伝統芸能」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92545/43530978

この記事へのトラックバック一覧です: [能]閑能会 清経・海士:

« またまたモーガン・フリーマン | トップページ | 第九 »