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2009.01.25

[演劇]イキウメ短編集

 昼は新橋演舞場で歌舞伎。その後、渋谷へ出て、NHKふれあいホールで小劇場演劇を見てきました。


NHKシアター・コレクション2009
「イキウメ短編集(図書館的人生vol.1、vol2.から)」
1月25日(日)18時
NHKみんなの広場 ふれあいホール
作・演出:前川知大

 「短編集」のタイトル通り、「賽の河原で踊りまくる『亡霊』」「輪廻TM」「ゴッド セーブ ザ クイーン」「瞬きさせない宇宙の『幸福』」という短編4本のオムニバスでした。どれもそれぞれに面白かったです。パンフレットの劇団紹介を引用すれば、「SF的な仕掛けによって、生活と隣り合わせのワンダーワールドを描く作風」。

 「輪廻TM」は、自分の前世や来世の体内に入りこめるタイムマシーン、というアイディアが奇抜。体内から外の様子を見て、自分の前世/来世の状況や周囲の様子を実況レポートするという展開もユニークです。登場人物は3人、シンプルなストーリーですが、発想の柔らかさに感心させられました。

 「瞬きさせない宇宙の『幸福』」は、それを見る者に幸福感を与える隕石の話。幸せのあまり、隕石から目が離せず、身動きできない。果ては、失禁し、眠れず、食べられず、空腹と疲労で死ぬ者も。「幸福感」が武器になるという、恐ろしくも不思議なストーリーです。「幸福」って何なのか、人類が滅びるとしたらその原因は何なのか、街で行き交う人の中にすでに宇宙人がいるのかも……と想像力を刺激してくれる作品でした。

 イキウメの舞台は「狂想のユニオン」「散歩する侵略者」「眠りのともだち」「表と裏と、その向こう」と見てます。前川知大の脚本、理屈っぽい部分もありますが、刺激的です。第16回読売演劇大賞 で、優秀作品賞(「表と裏と、その向こう」)と優秀演出家賞(前川知大)を取ってもいます。
 SFっぽい作風が好きな方にはお勧めの劇団です。興味ある方は、小説『散歩する侵略者』 を覗いてみるとよいかも。

 今回の舞台はいずれNHKで放送されるそうで、楽しみです。

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