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2009.02.02

[映画]おくりびと

 ようやく見てきました。「おくりびと」。
 もちろん、新宿ピカデリーにて、です。


2月2日(月)
新宿ピカデリー スクリーン6

 テーマとストーリーは、予想していたより普通の映画でした。
 見る前は、「納棺師」という職業をテーマに取り上げた段階で映画の面白さは8割がた保証されたようなもの、と思ってたわけです。
 実際に見てみたら、納棺師という職業を通して死とその周辺を描いている、意外に普通の作品でした。生きることの意味とか、死がもたらす和解とか、いつか必ず死ぬ個人が生命をつないでゆくこととか。死に関わるテーマを良くも悪くも過不足なく詰め込んでいます。ストーリーも、納棺という行為の心と形のもたらす感動がすべてを解決して行ってしまう、言ってみれば、ご都合主義的な展開。

 でも、面白かったし、感動しました。

 エピソードの細部の落とし込み方、伏線の張り方、うまいです。
 処々に笑いの要素も仕込んであるのですが、感動的な作品という思い込みに囚われてるのか、映画館のお客さんたち、ほとんど笑ってませんでした。もったいない。

 本木雅弘の納棺の所作が、展開のご都合主義を吹っ飛ばしてくれてます。死者に対する厳粛さと誠実さに満ちた所作。

 山﨑努の食べるシーンは、伊丹十三監督の「タンポポ」ですね。

 笹野高史にはやられました。あんな芝居してて、あんな設定とは。帽子姿のワンカット、衝撃でした。やられた~。


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