[落語]2月中席(鹿芝居)
国立演芸場に行ってきました。お目当ては2月中席恒例の「鹿芝居」です。
「鹿芝居」とは、鹿に関する芝居ではありません。動物の鹿も出演しません。「噺家(はなしか)」が集まって芝居をすることを「鹿芝居」と呼んでいます。「はなしか」の「しか」に動物の「鹿」を当てているわけです。(公演チラシより)
2月11日(祝)13時
国立演芸場
12列2番
鹿芝居の演目は「らくだ」。落語の噺を歌舞伎化したものですから、噺家がやるにはぴったりの話です。松竹のシネマ歌舞伎で公開中の作品なので、そこらも狙っているのでしょう。
5年前、正月の浅草公会堂、2月の歌舞伎座で「三人吉三」が出た時にも、同じ「三人吉三」を出して「歌舞伎座に挑戦?」なんて大胆なキャッチコピーをつけてました。洒落っ気も商売っ気も十分、噺家らしくてよいですね。
らくだの兄貴分・丁目の半次は金原亭馬生。相変わらずの色男です。
屑屋の久六が林家正雀。酒が入って性格が変わり強気になってゆく芝居は役者顔負けのうまさ。
最初から最後まで死人のらくだは金原亭馬治。「ホントに死んでるのか?」と、大きな菓子缶や金盥を上から落としてぶつけられるわ、お腹、太もも、下腹部までさわさわと撫でまわされるわ、師匠方に弄ばれちゃってました。
大家の蝶花楼馬楽は「源兵衛」という役名のはずが、「大家の名前は蝶花楼・馬楽・オバマ」と役者が勝手に変更。馬楽師匠、4年間は「バラク・オバマ」ネタ使えておいしいですね。
死人にかんかんのうを踊らせる件は、死人にかっぽれを踊らせるという寄席らしい設定になっていて、最後はかっぽれの総踊りで幕。大笑いの1時間でした。
鹿芝居はいつ見ても楽しいです。バカバカしさが清々しくて。
芝居の前には落語6席(+前座)があって、それぞれ面白かったのですが、鹿芝居のバカバカしさに上書きされちゃいました。あ、金原亭世之介が余興でやった市川団十郎(当代)の声色、よく似てました。受けました。
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