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2009年5月

2009.05.31

호떡만들기/ホットック作り 後半

 ホットック作りレポート、後半です。(前半は こちら。)


Imgp6547  適当な量を手に取って、手のひらの上で丸く伸ばし、ジャム(黒糖パウダー)をのせます。
 手にはサラダオイルを塗っておきましょう。


Imgp6548 ジャムを包み込んで、生地の口をとじます。
 ものは試しと、大小いろいろな大きさで作ってみました。ジャムの量も多め少なめ、いろいろです。


Imgp6549  予熱したフライパンに油をひき、閉じた口の部分を下にして生地を焼き始めます。
 上からコテで押さえて形を整えていきます。


Imgp6550 軽く焼き目がついたら、ひっくり返して1~2分焼きます。
 さらにもう一度ひっくり返して、1~2分焼くときれいに仕上がるらしいです。


Imgp6556  できあがり~。

 できたものを早速食べてみました。まだ作ってる途中でしたけど。

 美味しい~!!!
 熱々です!
 黒蜜あふれてきます!
 指はべたべた!

 屋台と同じ~!!


 あと、ホットックを挟む厚紙があれば完璧でした。しまった。


 一応、これから作る方へのアドバイスなど。

・ 簡単です。
・ 小さめに作った方が失敗が少なそう。
・ 10個作る場合、出来上がりは直径15cmぐらい、ジャムはティスプーンに軽く2杯が適量です。
・ もちもちした生地なので、厚めに作った方が美味しいです。
・ 生地をのばす時は、真ん中を厚め、周縁部を薄めにするとよいようです。
・ 焼き過ぎに注意。もちもち感が損なわれます。薄~い焼き色がつく程度で十分。上の写真はやや焼き過ぎ。


 今日食べ切れなかった分は、一枚ずつラップに包んで、半量を冷蔵、半量を冷凍してみました。冷凍したものを再加熱して美味しく食べられると嬉しいのですけれど、どうでしょうねぇ。
 まぁ何事も試してみないと、ね。

 できあがったホットック、かなり本格的で満足度高いです。

 ホットプレートを使って、ホットックパーティーなんてできたら楽しそうです。その時は、ホットックを挟む厚紙もちゃんと用意しなくちゃね。

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2009.05.30

호떡만들기/ホットック作り 前半

 ホットックファンの皆さま、お待たせしました。
 教え子からお土産でもらったホットックミックス、作ってみました~。

 出来上がったホットック、美味しかったです。本場の味です。
 ということで、ホットック作りのご報告~。


Imgp6534  箱の中身は三種類の袋。
 左から、ミックス粉、イースト、ジャム(黒糖パウダー)です。


Imgp6539  ボウルに40~45℃のお湯を注いでイーストを溶かし混ぜ、さらにミックス粉を投入します。


 なお、外箱の説明によれば、40~45℃の適温は「冷水・紙コップ1と沸騰したお湯・紙コップ2/3を混ぜて」作ればいいそうです。また、生地に必要な水分量は「260ml」。ここにイーストとミックス粉を加えてこねます。
 つまり、指示通りにきちんと作るためには「156mlの紙コップ」が必要ですよ、ってことですね。(^-^;


Imgp6541  ミックス粉を加えたら、約5分、へらでこねます。
 初めの内は、べたべたしたところと粉だらけのところが分離してる状態。


Imgp6542  ここで、王子様の太郎くんが「お手伝い」に登場。
 猫の手を借りたい作業ではないので、「やる気」を褒めて、お引き取り願いました。


Imgp6543  約5分間、生地をこねたところ。こね方は適当。
 全体に水分が回って、いい感じにまとまります。


 ボウルにラップをかけて、30分間、生地を発酵させます。
 太郎くんがお手伝いしなくてよいように、ボウルは電子レンジの庫内へ。

Imgp6544  約30分後の状態です。
 2倍近くに膨らんだ感じ。
 今日の気温は18℃前後かな。

 生地を軽くまとめ直して、ガス抜きをします。



 続きは こちら で。

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[演劇]ボン・ボヤージュ

 座席に座って、何気なく一枚刷りのプログラムに目を通すと、「この『ボン・ボヤージュ』は<ホラーコメディ>です」。
 えぇっ! そんな話、聞いてない~。
 ホラー、苦手なんです。どうしよう……。事もあろうに最前列。


2009年5月25日(月)19時30分
下北沢・駅前劇場
B列15番

作・演出:野坂実
製作:クロカミショウネン18
出演:川本亜貴代、日ヶ久保香、桃子、渡辺裕也、古賀亜矢子、加藤裕、岡田梨那、細身慎之介、久米靖馬、太田鷹史、英雅人、ワダ・タワー

 舞台は2020年頃。犯罪の増加で治安が極度に悪化、犯人検挙率を上げるため、人の記憶を記録再生する装置「ハートグミ」の体内装着が義務付けられている。
 ある日、ハートグミの開発に携わる研究者・武宮真智(川本亜貴代)と長女・千鶴(日ヶ久保香)が殺され、千鶴のハートグミが奪われるという事件が起こる。犯人は千鶴の男友達(英雅人)? 最後のお別れと犯人探しのため、真智そっくりに作ったハードなシリコンボディにハートグミのデータをダウンロードして、真智を「甦らせる」ことに。真智の弟・武宮幸一(加藤裕)、元夫・児玉義典(渡辺裕也)、次女・心(桃子)、同僚・周防(久米靖馬)、事件の捜査にあたる警視庁の南(太田鷹史)らが集まるが、なぜか真智の記憶データは21歳の時までしかなかった。そこへ、真智の霊が乗り移った男(ワダ・タワー)が登場し……。

 ホラーで、SFで、ミステリーでした。でもって、コメディ。さらに、ヒューマンドラマ。

 SF的には。

 冒頭、近未来という設定を提示するため、音声認識でテレビのチャンネルを変えてみせる小ネタ、面白かったです。部屋にいる人物が宙に向かって「弥生(←音声認識装置の名前)、6」と言うと英語ニュースが流れ、「弥生、8」と言えば中国語の音声が聞こえてくるというだけですが、舞台の上で具現化されるとインパクトあります。刑事コロンボ『ビデオテープの証言』で、手を叩くとドアが開くのを見た時も衝撃でしたが、それに近い感じ。
 物語の導入部をうまく作ってます。

 記憶再生の理屈は、中盤以降ストーリーの展開と絡んで複雑になり、付いていくのが結構大変。役者も楽ではないようで、説明的なセリフは軽く噛んでたり。

 ミステリー的には。

 フーダニット(Whodunit=Who (had) done it)の形式を守り、弟、元夫、同僚、長女の男友達ら主要な登場人物全員にどこか怪しい陰があります。中盤にはミスディレクションも散りばめられて、容疑者は二転三転。

 何とはなしに気になった序盤のいくつかのセリフが、ラストで一気に新たな意味を帯びて蘇りました。オセロで白黒反転するような鮮やかさ。ミステリー手法を演劇的に活かしてます。うまい。

 コメディ的には。

 身長195cmのワダ・タワー。異形です。見てる内に馴染みます。笑えます。

 ヒューマンドラマ的には。

 真智には共感できるし、次女・心の心情は切ないです。でも、ストーリーの上で、長女・千鶴の扱いがあんまりなのでは? 芝居としては、舞台を横切るホラーな歩行、あれだけでも見ものでしたけど。

 ホラー的には。

 えーっと …… あれ?

 全体として、脚本・演出がきっちりしてるのが第一ですが、それを表現してる役者の演技に安定感あります。

 ちなみに、この クロカミショウネン18 の舞台は、昨年9月、『祝/弔 ~IWAI/TOMURAI~ 』 で初めて見ました。設定と登場人物が重複する「祝」と「弔」という二つの作品を、隣り合った二つの劇場で同時開演・同時進行させるトリッキーな芝居でした。役者は、秒刻みのタイムキーピングで進行する二つの現場を行ったり来たりしながら舞台に立つという、恐るべき趣向。これがとても面白かったのです。
 観客は片方ずつ別々にしか見られないのですが、それぞれ単独で見ても楽しめる作品に仕上がってます。その上で、一つ見た後にもう一つを見ると、「あぁ、ここはこっちではこういうことになってたのね」と納得が行ったりして、二粒で三度美味しい芝居でした。
 今回期待して出向いた所以です。ホラーだなんて聞いてなかったし。

 次回公演は10月下旬「本格ミステリー!」だそうで、タイトルは『招かれる客(仮)』。タイトルの付け方、うまいですねぇ。ミステリーなら『招かれざる客』でしょ、フツーは。
 また期待しちゃいます。

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2009.05.29

[文楽]五月公演 第二部

 5月18日(月)、 第一部 から続けての観劇でした。
 歌舞伎でも文楽でも、一日通して見るにはかなり体力必要です。ずっと座ってるだけなのですけれど。一日通しの体力・気力、いつまで維持できるでしょうねぇ。ん?第一部で舟漕いだのは、もうムリって証では?


2009年5月18日(月)16時
国立小劇場
11列、だったような

『ひらかな盛衰記』
 原作二段目と四段目、梶原源太と傾城梅ヶ枝の筋を通した半通し上演です。上演機会の少ない場面をじっくり聴けてよかったです。
 印象強かった部分のみ簡潔に。

「先陣問答の段」
 曲節ついてきた呂勢の語りと音が重くなってきた宗助の三味線、これから先の変化を楽しみに面白く聴いた一段でした。

「源太勘当の段」
 千歳、母の延寿がよかったです。源太を勘当して泣き笑い。品格もあり、情もあり。
 もう10年ほど前になるでしょうか、「忠臣蔵」の勘平腹切を聴いた時も、お軽の母がすごくよかった。時代世話問わず、婆が得意な太夫さんなんですよねぇ。

「神崎揚屋の段」
 嶋大夫、本公演での「神崎揚屋」は初めてとのこと。体調が気がかりな太夫さんですが(御年取って77歳ですしねぇ)、無間の鐘に見立てた手水鉢を打つ件まで気力あふれる語りでした。

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これから韓国語

これから韓国語


 個人レッスンです。

 今日のトピック、面白い。

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2009.05.28

ほっこりも束の間

ほっこりも束の間


 午後は、東京芸術劇場中ホール。

 アフタートーク、楽しかった〜。

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癒し系のお昼ご飯

癒し系のお昼ご飯


 ん〜、美味。

 ここ一週間ほど、コンビニのおにぎり、3分で終了、みたいな昼食が続いてまして。
 久しぶりにほっこりできたお昼ご飯でした。

 魚はアカウオだそうです。数種類のメニューから知らないのを選んでみたので、よく分かってないのですが。

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え?ヒノキ舞台が貰える?

 株主限定ですけれど。

歌舞伎座、「ひのき舞台」の板贈呈 150株以上保有の株主に

 歌舞伎座は27日、舞台の檜(ヒノキ)板木片を贈呈する株主優待制度を導入すると発表した。現劇場は再開発で取り壊しが決まっている。2010年8月末時点で、同社株式を150株以上保有している株主が対象となる。

 歌舞伎座は1945年の東京大空襲で焼失。現在の劇場は50年に完成し、翌年から公演を開始した。「舞台の板は適宜取り換えられてきた」(同社)ものの、数多くの役者が舞台に立った。現在の劇場での公演は来年4月まで。具体的な取り壊しの時期など再開発計画の詳細は、今年8月をメドに発表する見通し。

(NIKKEI NET 27日 21:39)


 ヒノキ舞台(の木片)を貰うためにはいくら必要なんでしょう? 早速、調べてみました。

 歌舞伎座の株価は26日終値で4,000円。150株なら60万円です。でも単元株数が1,000株なので、実際に株を購入するには最低400万円の資金が必要なようです。

 どなたか、400万投資して、歌舞伎座のヒノキ舞台(の木片)を貰ってみませんか?

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2009.05.27

[歌舞伎]五月歌舞伎座 昼の部

 今週の観劇時間は7時間の予定のはずだったのに、ふと気づいて手帳をチェックしてみたら15時間になってました。なぜ?


2009年5月25日(月)11時
歌舞伎座
1階17列35番

「暫」
 海老蔵の「暫」。揚幕から出た丸い姿、花道での大きさ、やんちゃを感じさせるセリフ、若々しく気持ちのよい暫でした。稚気に溢れてるのが何よりで、この点は父親以上、鼻を鳴らす見得で観客が笑っちゃわないのは久しぶり。

 腹出し五人(権十郎・市蔵・亀蔵・男女蔵・亀三郎)、揃って声がよく、心地よい。
 翫雀・扇雀の鯰坊主・照葉、江戸風のこの手の役は初めてと言いつつ、似合っていて感心しました。

 大薩摩立三味線は杵屋栄十郎師でした。私の三味線の先生です。まだ弟子をクビになってなければ、なんですが。「暫」の大薩摩で歌舞伎座初タテって凄いです。かっこいい。


「寿猩々」
 富十郎の猩々、最後の花道の引っ込みが美しく、うっとり。

「手習子」
 芝翫の芸質って成駒屋より音羽屋系なのではないかと、考えさせられた一場でした。


「盲長屋梅加賀鳶」
 梅吉と道玄の二役を菊五郎が初役で。道玄が初役というのは意外です。松緑・富十郎・猿之助・団十郎、いろいろな役者の道玄のよいところを皆持ち合わせているような。

 松蔵の梅玉、とてもよかった。この人が、こんなふうに菊五郎とがっぷり四つで組める相手役になるとはねぇ。御曹司から脱皮しての、これからの役が楽しみです。

 時蔵の女按摩お兼も面白かったです。この手の崩れた風情の役、似合います。


「戻駕色相肩」
 松緑と菊之助のバランスがよくて、面白く見られました。旧三之助の三人(松緑・菊之助・海老蔵)より、二人の方がよいですね。

 尾上右近は期待の割に今ひとつ。歌舞伎役者として難しい年齢にさしかかってるからでしょうか。名子役がぶち当たる壁でしょうか。ケンスケ、がんばれ。

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こんな細工が

こんな細工が


 できるんですねぇ。

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2009.05.26

[歌舞伎]五月演舞場 昼の部

 劇場通いしていると、「時間の使い方がうまいんですね(=よくそんな時間がありますね)」「チケット代、大変じゃありません?(=よくそんなお金がありますね)」と感心(?)されることがままあります。
 実際は、「見たい芝居の/見られる日時の/手の届く価格の/チケット」を確保できるかどうか、という問題なのです……。


2009年5月24日(日)11時
新橋演舞場
3階3列上手寄り

「金閣寺」
 吉右衛門の松永大膳、いいですね~。幕開きの碁を打つ姿、雪姫に無理を言い掛けるところ、幕切れのタテまで。下卑たところのない、立派な敵役でした。

 芝雀の雪姫、お姫様の風情はよかったです。爪先鼠の人形振りがもう少しきっぱりしているとなおよかった。

 染五郎は凛々しすぎ。平家の公達・御曹司風で、此下東吉・真柴久吉に見えないです。吉右衛門の松永大膳に対するにはチト早い。

「心猿・近江のお兼」
 福助の舞踊二題。「心猿」は初見。冒頭、猿と馬が絵馬から抜け出す趣向が面白いです。終始猿の面をつけて顔を見せないため、指先足先の所作に目が行きます。演者に厳しい踊りです。

 「心猿」から「近江のお兼」へ繋ぐのに、福助は緋毛氈の陰で衣装替え、馬も白毛から栗毛へ衣装替え。これが何と「馬の引き抜き」。びっくり。お馬さんの引き抜きにワクワクしちゃって、お兼の出を見そびれました。 ……オウマノ アトラクション

 福助は拍子事が不得意のようで。猿もお兼もそれぞれ微妙に拍子が合いません。晒しの振りも今ひとつ。「娘道成寺」の鞨鼓・鈴太鼓は勢いで踊ってるのかしらん。

「らくだ」
 ストーリーがとても面白いのでそれなりに楽しく見られるのですが、芝居自体はテンポが悪かったです。
 歌昇の半次がニンじゃないということでしょう。らくだの兄いは「らくだ」の一枚上を行く兄貴分のはずなんですから。

 全体を通して一番見ごたえあったのは、吉右衛門の紙屑買久六が酒を飲んで人が変わっていくところでした。
 歌六、段四郎の大家夫婦は面白かったです。段四郎が女房に回るとはねぇ。

 芝居見ながら思ったこと。半次と久六、幸四郎と吉右衛門で見てみたいなぁ~。無理は重々承知の上で、そこを何とか、是非お願いします。中日で役を代わってくれればなお嬉し。

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2009.05.25

権力の行末

 韓国では前大統領が自殺し、北朝鮮では核実験が行われ。

 盧武鉉前大統領の自殺の理由については、メディアでいろいろな分析が出ています。

・韓国の大統領の持つ強大な権力
・血縁・地縁などの縁故がモノを言う韓国社会の在り方
・清廉イメージで大統領となった盧武鉉の事情
・任期終了後の大統領へ報復的措置をとる政治的因習
等々

 どれも頷けるもので、それぞれに真実の一面を突いていると思います。

 さて、韓国で仕事をしていた時、同僚の韓国人の先生と、日本の政治家の世襲が話題になったことがありました。「なぜ日本の国会には世襲議員が多いのか?」と尋ねる先生に対して、私の方からこんな質問をしてみました。

 「韓国では、どうして世襲の政治家がいないんですか?」

 韓国で親の跡を継いで政治家になったと言えるのは、多分、朴正煕の娘である朴槿恵だけです。

 答は、

 「韓国では、最後まで成功した政治家がいないから。」

でした。

 大統領経験者のその後を見れば、海外亡命、暗殺、逮捕……。跡を継いで政治家に、なんて状況ではなくなっちゃってるのですね。息子が収賄で逮捕されてたりもしますし。

 日本と韓国、政治に関しては背景・文化がとことん違うんですよねぇ。

 話を盧武鉉に戻せば、起訴された全斗煥と盧泰愚が収監服で手をつないで仲良く(?)堂々と(?)出廷していた姿を思い起こすと、ある意味日本的とも言える「自殺」という選択をした盧武鉉は、これまでの大統領とはやはり異なるタイプの政治家だったのだなぁと改めて思います。氏の冥福を祈りつつ。

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2009.05.24

[演劇]楽屋

 生キョンキョン!\(^o^)/
 芝居通いの動機の根源なんてそんなもんです。下の方でもっともらしいこと書いてますけどね。


2009年5月23日(土)14時30分
シアタートラム(世田谷パブリックシアター)
L列中央
作:清水邦夫
演出:生瀬勝久
出演:小泉今日子、蒼井優、村岡希美、渡辺えり

 古典的名作の「楽屋」、実は生の舞台で見るのは初めてです。学校演劇・学生演劇やってれば誰もが一度は通る道なのでしょうが、何しろ水泳部出身なもので。

 以前に戯曲を読んだ時は、鬱々とした芝居で一昔前の古びた作品という印象がありました。ところが、生瀬勝久演出の舞台は、随所に可笑しみが散りばめられた現代の作品でした。
 観劇後、戯曲を読み直してみました。今回の演出、笑いのための細かな技を付け加えていますが、元のホンにほぼ忠実です。

 役者の個性が各人バラバラなのがうまく生きてます。それぞれに「女優」を選んで「女優」の人生を歩んできたツワモノたち。

 渡辺えり(女優A)、うまいですねぇ。三好十郎の「斬られの仙太」が見たくなりました。ラストの「三人姉妹」オリガのセリフも決まります。
 小泉今日子(女優B)、軽やかでお茶目で、亡霊というより精霊のようなイメージ。なので、Aに「男のために自殺する女優なんて最低」と言われて牙をむく場面で、この時だけ心に裂け目ができて本心が垣間見えたようなのが印象的でした。
 村岡希美(女優C)は、クールでしたたかで激しくて。Dを追い払った後、外出のための化粧でパウダーはたくと、顔がぱっと明るくなったのにびっくり。そのパウダーのメーカー名と品番、教えて下さい。それとも照明のマジックでしょうか?
 蒼井優(女優D)、優雅な外見の内に若さゆえの残酷さと鈍感さが共存。こちらも共感と苛立ちを同時に呼び起されて、アンビバレンスを味わわされます。ビール瓶で殴られての昏倒、お見事。

 パンフレット(700円)、お値段相応に小型で薄いのですが、内容はお値段以上に充実していてお買い得感あり。ポスターのスチールを表紙に使ってるのも嬉しい。

Gakuya


←世田谷パブリックシアターHPから借りてきました。



 インタビュー記事の中で、小泉今日子と蒼井優がそれぞれに、演出の生瀬勝久について、自分でやってみせてくれるのが上手くて面白くて、と話してまして……。

 男優四人が女装して演じる「女優」、見てみたいです。

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414kcal

411kcal


 スターバックス キャラメルケーキドーナツ。

 これから新橋演舞場昼の部です。

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2009.05.23

今ここ

今ここ

 チケット完売の「楽屋」です。

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2009.05.22

[演劇]関数ドミノ

 5月21日朝、なぜか5時半に目が覚めて、そのまま眠れず。午前中池袋の大学で授業。午後から人形町で古文書セミナー。赤坂に出て虎屋文庫で和菓子関連の展示を見物。その後、腹ごしらえを兼ねて喫茶店で原稿書き。
 ぐったり疲れて、赤坂RED/THEATER へ。ハス前の薬屋でカフェインドリンク飲みました。絶対寝ちゃうと思って。ところがどっこい、舞台面白くて、目はランラン。瞬きする間もありませんでした。


2009年5月21日(木)19時
赤坂RED/THEATER
E列8番
脚本・演出:前川知大
出演:浜田信也、緒方健児、大久保綾乃、盛隆二、森下創、古河耕史、ともさと衣、窪田道聡、安井順平、岩本幸子

 イキウメ の定期(?)公演「関数ドミノ」。今までに見た作品 の中で、一番親しみやすく、面白かったです。脚本・演出の前川知大、最近すっかり売れっ子ですね。
 今回の舞台の独特の世界観をフライヤーからそのまま紹介。

「ドミノ幻想」では、
世界はある特定の人間を中心にして回っていると考える。
万能の力が特定の個人に宿っており、世界の常識から外れることなくその「力」はひっそりと本人の望むものを与え続ける。
本人に合わせて矛盾なく世界を調整する。
ゆっくりと準備されたその「力」の連続は、本人も気付くことなく、周囲にも気付かれない。
他の人間の運命はその為に調整され、良い方にも悪い方にも変更を余儀無くされる。
ドミノは思いの強さに比例し、スピードを上げる。
最も速いものは「ドミノ一個」と呼ばれ、思った瞬間結果が現れる。
それは奇跡と呼ばれる。


 物語の発端はある交通事故。車が歩行者の5cm手前で透明な壁に衝突するように大破した。事故の目撃者と担当の保険調査員は関係者の一人が「ドミノ」なのではないかと考え、「ドミノ」の実在を立証するための実験を開始する。

 まず、ストーリーの組み立てがうまいです。序盤は不可思議な交通事故と「ドミノ」という独特な世界観で引っ張ります。中盤では「ドミノ」が妄想である可能性もちらつかせつつ、「ドミノ」を立証する実験の成否に関心を引きつけてます。そして、ラストへ。

 世界観自体はこれまでの前川知大の作品と比べると緩く、適度な「抜け感」があります。お陰で肩の力を抜いて見られました。役者ものびのび芝居できてるのではないかな。

 この舞台で「ドミノ」という世界観のリアリティを支えているのは保険調査員(安田順平)。交通事故からも人間関係からも一歩引いた客観的な立場ながら、説明できない不可思議な事故を数多く担当してきた経験から「ドミノ」を信じる側に立つ人物。安田順平がきっちりした所作とセリフで客観性・論理性・信念を持った保険調査員を演じて、「ドミノ」と現実をつないでいます。こういう役者、好きです。

 また、「ドミノ」と見なされる、一見チャラ男だけど芯は意外にしっかりしている作家の左門森魚を浜田信也が好演。次は全く違う役で見てみたい役者です。

 他の役者も皆よかったです。「ドミノ」の存在を固く信じる真壁(古河耕史)、その真壁を信じる秋山(ともさと衣)、「ドミノ」の立証に自分の命を賭けている土呂(盛隆二)、交通事故で彼女が重傷を負い「ドミノ」を憎みつつ「ドミノ」に縋る新田(窪田道聡)、左門と親しく「ドミノ」の影響を受ける田宮(緒方健児)と泉(大久保綾乃)。

 難を指摘すれば、世界観に「抜け感」がある分、突き詰めて考えていくと説明し切れない部分が残ること、でしょうか。
 「ドミノ」の力の根源は「欲望」なのか、「願望」なのか、「強い思い」なのか。あり得ない高さのパンチラ遭遇率は何だったのか。交通事故の瞬間、「ドミノ」は何を思ったのか。
 芝居を見た後に謎が残ると、もう一度見たくなるものです。全体を把握した上で細部を再度じっくり見れば謎が解ける、と思えるからです。が、この作品はそうではないような気がしてます。脚本、読んでみたいです。

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ネズミーランドだったみたい

 一昨日、講義で見る『伽羅先代萩』の「床下」のビデオの話 を書きました。

 実際に講義で学生に見せました。そしたら、学生の書いたリアクションペーパーにこんな一文が。

 「ネズミのアトラクションが面白かった。」

 ネズミノ アトラクション (^-^;

 でも、我が身を振り返ってみれば。

 歌舞伎を見始めた当初、私も「床下」のネズミ大好きでした。

 バク転して、片膝でスピンして、スッポンへスライディング。カッコいい~。

 お客さんの視線を一身に集めるのですから、まさしく「アトラクション」。

 学生のコメント、新鮮で、刺激になります。

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2009.05.21

[文楽]五月公演 第一部

 先週の観劇時間は14時間、今週は16時間。毎日1本、2時間強の芝居を見ている計算です。時に舟を漕いだりしちゃうのもやむを得ない……ですよね?


2009年5月18日(月)11時
国立小劇場
11列28番

「寿式三番叟」
 国立文楽劇場開場二十五周年を祝してのスペシャル演目です。幕が開くと舞台正面に太夫・三味線がずらっと並んでいるのがスペシャルその1。さらにその太夫と三味線のタテが綱大夫・清治コンビというのがスペシャルその2。綱・清治コンビは今後も聞いてみたいです。じっくり聴ける段で是非。
 勘十郎・玉女の三番叟コンビ。又平を賑やかに躍らせる勘十郎、検非違使を清々しく踊らせる玉女。寿ぐ心が感じられるのが何より。堪能しました。

「伊勢音頭恋寝刃」
 古市油屋の段・奥庭十人斬りの段ともに熟睡。すみません。

「日高川入相花王」
 真那古庄司館の段は百年振りに復活した昭和55年以来だそうで、初見。ありがちな筋ですけど、それなりに面白く聴けました。先月切場語りになった咲大夫、もう少しきめ細かければ……と思うのはナイものねだりでしょうか。燕三の気迫が印象的。掛声一つで客席までがビシッと引き締まります。

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新型インフル予防?

 先日、韓国食品研究院がキムチに鳥インフルエンザのウィルスを抑制する効果があるという研究結果を発表したというニュースが流れました。

韓国食品研究院『キムチが鳥インフルエンザに効果』立証
(聯合ニュース、2009.05.18)

 この聯合ニュースの記事を紹介して記事にしてる日本のサイトはこちら。

本当? 鳥インフルにキムチが効くって…
(産経ニュース、2009.05.18)

 この記事には、「同ニュースは、新型インフルエンザウイルスへの効果も期待されると伝えた」とありますが……。
 聯合ニュースはそんな大雑把なこと書いてません。「新型インフルエンザが鳥インフルエンザの一変種であると考えるなら、キムチが新型インフルエンザにも抑制効果があるだろうと推論することができる」「新型インフルエンザについても、キムチがどんな抑制効果があるか実験する予定」という韓国食品研究院の研究員の説明を伝えているだけです。恣意的ですねぇ、タイトルも中身も。

 さて、産経ニュースの記事に「中国で2003年に新型肺炎(SARS)が大流行した際、キムチは免疫力を高めるとのうわさが広まり、同国で販売量が急増したことがある」とあります。
 SARS が流行っていた頃、私の周囲ではキムチを食べようと特に盛り上がったりはしてませんでした。だって、皆、普段から十分食べてたし。
 一方で、SARS 被害の大きかった香港駐在の韓国人が韓国内の実家に「キムチを送って」と頼んで来てる、という話はよく聞きました。中国向けのキムチの輸出が増えているという報道もありました。

 当時は、キムチに限らず、発酵食品に SARS の予防効果があるという説が流布してましたよね。北欧、韓国、日本で SARS がほとんど発生しないのは、北欧人はヨーグルト、韓国人はキムチ、日本人は納豆を食べてるからだ、と実しやかに語られたりして。

 えっ? だから関西で先行拡大?

 なんて、バカな思索につらつら耽ってたら、関東でも感染者が出ましたね。
 売り切れのマスクの代わりに、納豆買おっと。

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2009.05.20

講義で見るビデオ

 私の担当している講義では、毎回学生に歌舞伎や文楽の映像を見せています。講義で使うビデオ・DVDは必ず見直して、内容と所要時間のチェックをします。

 今日昼前、午後からの講義に備えて『伽羅先代萩』「床下」を見てました。

 初代尾上辰之助の荒獅子男之助に、二代目尾上松緑の仁木弾正。6分強のごく短い場面ですが、充実したすばらしい舞台です。

 頭出しをしておこうと、ちょっと余分に巻き戻しました。前の場「御殿」で、忠義の人・政岡が御家の仇かつ息子の敵・八汐を刺し殺す場面が映ります。六代目中村歌右衛門の政岡に、十七代目中村勘三郎の八汐。

 講義さぼってビデオを見続けたかったです……。

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国内も……

 こっそり企てていたソウル旅行計画、先週初めに放棄しました。特典航空券のキャンセル待ちもホテル予約も全てキャンセル。

 先週末から毎日、出講先の大学のHPを確認してます。今朝もチェックしてみたら、こんな通達が出てました。

 (海外渡航に関する要請に加えて)国内感染地域への不要・不急の旅行・出張等を自粛することをお願いいたします。


 関西方面への旅行も「自粛」です。関東が感染地域となるのも時間の問題。

 日本国内でじっとしてるより、ソウルへ行っちゃう方が安全だったのではないかしらん。

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2009.05.19

[歌舞伎]五月演舞場 夜の部

 「鬼平犯科帳」後の幕間でスターバックス東銀座店へコーヒーを飲みに行きました。頭を目覚めさせようと一緒に頼んだキャラメルケーキドーナツ、美味しうございました。
 翌日、文楽一部・二部の合間にスターバックス麹町店へ行きました。そこでキャラメルケーキドーナツ1個が414kcalと知り、愕然。その日はフードメニューを丹念に検討した結果、286kcalのシュガードーナツを注文しました。
 ……やっぱりキャラメルケーキドーナツが好き。414kcalでも食べたいです。


2009年5月17日(日)16時
新橋演舞場
3階最前列下手寄

「鬼平犯科帳-狐火」

 以前の「大川の鯉」が面白かったので期待してたのですが……途中から睡魔に襲われてしまいました。平蔵の吉右衛門はともかく、おまさの芝雀とか、狐火の伜二人が錦之助と染五郎とか、そのあたりの配役がピンと来なかったのが原因かと。

 『鬼平犯科帳』、文庫文で全話繰り返し読んでます。思い入れあるんです。


「於染久松色読販-お染の七役」
 柳島妙見の場より向島道行の場まで

 福助が七役(油屋娘お染・丁稚久松・許嫁お光・後家貞昌・奥女中竹川・芸者小糸・土手のお六)を早替りで勤める、ワンマン(ウーマン?)ショー的な演目ではありますが……好き勝手にやり過ぎです。
 特に、福助のニンであるはずの土手のお六で、役の格を崩して仕勝手し放題。まさか、悪婆をこういう役柄と思い込んじゃってるのではないでしょうね。過去の納涼歌舞伎を思い起こすと、あり得なくないところが怖いです。

 段四郎の久作の嫁菜売り、よかったです。段四郎が出てる場面は、南北の芝居に見えました。

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2009.05.18

関東へはいつ?

 新型インフルエンザの国内感染が初めて確認された16日。

 日本中から研究者が集まる、とある学会の春季大会に参加してました。午後から3時間にわたる研究発表、その後、立食パーティー形式での懇親会。

 関東で感染が広がるのも時間の問題ですよねぇ。
 感染ルートは無数……。

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2009.05.17

[演劇]鴨川ホルモー

↓ web KADOKAWA から借りて来ました。

Hormo  「夜は短し歩けよ乙女」に続く京大シリーズ第二弾です。どちらも小説が原作で、どちらの物語も妄想系。京大生って妄想に耽るタイプが多いんでしょうか? それとも京都という土地柄のせい?
 京都大学、過去に2度行ったことがあります。1度目はプール、2度目は図書館。人生ブレないワタシです。50m屋外プール、今も健在なのかしらん?



2009年5月15日(金)19時
吉祥寺シアター
A列2番

原作:万城目学
脚本・演出:鄭義信(チョン・ウィシン)
出演:石田卓也、芦名星、中川真吾、秋山奈々、上田悠介、上原香代子、白井義将、高畑こと美、根本大介、札内幸太、松下太亮、山口龍人、見上寿梨

 面白かったです。チケットの売れ行きが今ひとつのようで、もったいない。「夜は短し歩けよ乙女」と同じく、あえて原作小説未読で見に行きました。

 演劇版のストーリーは、「ホルモー」なる謎の競技への興味で引っ張りつつ、サークル活動にはまった大学生の日常や恋愛を描いた青春群像物です。登場人物それぞれの性格設定がしっかりしているため、サークル内での友情やら三角関係やら片思いやらの人間関係にリアリティがあります。そうそう、こんな感じだったよね、学生時代。

 舞台は、3mほどの高さに作った道と、舞台面の居酒屋とで進行します。道の中央から斜めに上手下手舞台面へ階段がつけてあり、その階段を外側へスライドさせると奥から居酒屋「べろべろばあ」のセットが押し出される仕組。時には、階段をスライドするだけでセットを出さず、「ホルモー」の儀式や競技が行われる場になることも。
 素朴でシンプルで効果的な舞台装置です。

 上演時間2時間40分(休憩10分を含む)とストレートプレイとしては長いのですが、意外に長さを感じませんでした。長さにそれなりの理由があるからでしょう。一つは、時間だけはたっぷりあった学生時代のグダグダ感を出すには、舞台上でも相応にダラダラした時間が必要だったと思われること。二つには、繰り返しで笑いを誘う演出を採用していること。コーラの一気飲みは2本、ビールの一気飲みはコップ3杯(4杯?)、レナウン娘は4番まで。繰り返されるとつい笑っちゃいますし、無駄に流れる時間は大学生の馬鹿馬鹿しい日常そのもの。鄭義信、うまいです。

 高村役の中川真吾の芝居が上手い。何気ないセリフの調子が自然で、間が笑える。
 楠木ふみ役の秋山奈々も不器用なお堅い女の子をうまく演じてました。舞台が進むにつれ、不器用さが可愛く見えてくるのがポイント。

 一幕最後、吉田代替りの儀の奉納舞。どこまでやるのかと興味津々で見てたら、最後まで行っちゃいました。やってくれます、鄭義信。これから行く方、お楽しみに。

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2009.05.16

休刊 解釈と教材の研究

 ショックです。
 學燈社の『國文學 解釈と教材の研究』、至文堂の『国文学 解釈と鑑賞』の二誌は、一般書店に並ぶ国文学の専門誌として伝統ある雑誌なのですけれど。

学燈社の「国文学」休刊、純文学の人気低迷で部数減

 日本語や日本文学の月刊専門誌「国文学」(学燈社刊)が6月11日発売の7月号で休刊することが分かった。

 1956年の創刊以来、国文学研究者の発表の場として知られ、専門誌ならではの特集に定評があったが、大学の国文学離れや純文学の人気低迷で部数が減っていた。

 (2009年5月16日05時49分 読売新聞)

 記事は「大学の国文学離れ」なんてサラッと書いちゃってくれてますが、大学が予算獲得のための成果主義に走ると、国文科あたり(ひいては文学部、人文系)が軽視されがちになるということで、国文学分野の研究活動は活発ですし、受験生・学生からの人気もそれなりにあるのです、今現在でも。

 さて、私が学生の頃、国会図書館の閲覧数No.1雑誌は、まさしくこの、學燈社『國文學 解釈と教材の研究』でした。国文科の学生が卒論執筆やレポート作成のため、ぞろぞろと(国会図書館の見物を兼ねて)閲覧しに来るからです。
 実際には、国文科のある大学なら図書館や研究室で所蔵してるものなので(そう言えば、ソウル女子大の図書館にも入ってました、有難かったです)、この雑誌の閲覧者の大半は国会図書館まで来る必要がなかったはずと推測され、ハタ迷惑な現象だったのですけれど、まぁ、それはそれとして。

 『國文學 解釈と教材の研究』は、フツーの学生が勉強しなくちゃと思い立つと必ず目を通すことになる、そんなポピュラーな雑誌なのです。
 図書館へ行けば、『國文學 解釈と教材の研究』『国文学 解釈と鑑賞』の二誌が書架にずらーーーっと並んでいるのが当たり前。その片方の並びが止まってしまうというのは、ちょっと想像しがたいです……。

 ぶっちゃけ、この雑誌、専門家はもともとあまり買いません。図書館や研究室に完備されてますから。自分の関心分野の特集号のみ買って手元に置くという感じ。
 それなら、誰が買わなくなったのかと言えば、一般の国文学愛好家、主力購買層だったと思われる高校の国語の先生、それに、合併で数の減っている短大(=国文科は中核学科)、あたりなのでしょうか。

 国文学の旗艦雑誌が一つ消えるわけで、長い目で見たらその影響は計り知れないのですよね……。

 

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2009.05.15

[ミュージカル]ウィキッド

 「オズの魔法使い」のスピンオフ?作品「ウィキッド」。9月に千秋楽と聞いて行ってきました。平日昼間なのに満席でした。劇場の隣は電通本社ビル……中の人は大変そうですね。上場以来初の赤字とか。お疲れ様です。


2009年5月14日(木)13時30分
電通四季劇場「海」
1階8列31番

 エルファバ(江畑晶慧)、歌唱力抜群。幕が開いてしばらく今イチ感が漂ってたのですが、マダム・モリブル(八重沢真美)との「The Wizard and I」で客席のノリが良くなりました。一幕最後の「Defying Gravity」は熱唱。
 フィエロ(北澤裕輔)もうまいです。二幕「As Long As You're Mine」でエルファバと見事なデュエット。
 ボック(金田暢彦)はかなりうまそうなのですが、この役ではソロが少なく残念。
 グリンダ(沼尾みゆき)は誰がやってもこんな風なんでしょうか。コミカルな部分とシリアスな部分のバランスが取れてないように感じたのですが。他の役者さんでも見たいです。

 全体として、役者のレベルにやや不満が残りました。韓国とブロードウェイで見まくりましたからねぇ。劇団四季のシステムは、個々の役者の輝きを抑えてしまってるような気がします。
 ミュージカルの楽しさの根源は、舞台で歌って踊る役者のキラキラした輝きやほとばしるエネルギー、それを目の当たりにするワクワク感だと思うのです。衣装や舞台装置や照明はその次でしょう。今回の舞台、衣裳・舞台装置・照明が素晴らしいだけに、それ以上の役者の魅力を見たかったなぁと。

 この物語、セリフと歌詞を英語で聞いた方が何倍も面白そうです。
 エルファバの魔法の才能は「受け取った」と言っていたので、恐らく「gift」。「popular」になりたいグリンダが、キレイゴトを押し通すことで「よい魔女」として人々から愛されるのは、通俗性・大衆性を帯びた「popularity」の獲得。オズの魔法使い(飯野おさみ)が「A Sentimental Man」を歌うのには、ちゃんと「sentimental」な根拠があったし。
 魔法使いとエルファバの「Wonderful」が、どうして「Wonderful」なのか(なぜその単語が選ばれたのか)気になってます。

 マダム・モリブル、何度出て来ても、扇千景に見えました。モリブル役の八重沢真美が扇千景に似てるとか似てないとかでなく、扇千景があっちの世界の人なんでしょうね。

 さて、映画「オズの魔法使い」、TSUTAYAで借りて来なくては。

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2009.05.14

ディナーのお相手は

ディナーのお相手は

何故かムーミンパパです。

スナフキンがいなくて残念。タイプなのに。

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初めて来た

初めて来た

講義を終えて、こんな所に来てます。

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2009.05.13

[歌舞伎]五月歌舞伎座 夜の部

 歌舞伎座さよなら公演、昨年、一般観客から演目リクエストを受け付けてました。
 今月の夜の部、「恋湊博多諷」はともかく、あとの三つはリクエスト上位100にも入ってないのでは……という作品です。現代の観客が見たがる作品ばかりをやればいいとは決して思ってませんが、それにしても、さよなら公演でなぜこの演目?という謎が残って、気になります。「神田ばやし」なんて初見。39年ぶりだとか。
 建替え前の今やっておこう演目の蔵出し・虫干しなんでしょうか。


2009年5月12日(火)16時30分
歌舞伎座
3階2列19番


「恋湊博多諷」毛剃

 今月、昼の部最初の演目は海老蔵の「暫」。これと対にするかのように、夜の部最初は団十郎の「潮見の見得」。内面の充実が感じられて結構でした。
 団十郎の毛剃のセリフは、ひどく聞き取りにくい。博多訛りのつもりなのか、当人の口跡のクセなのか、判別不能。きっと両方が入り混じってるのでしょう。
 藤十郎の宗七は、芝居は上手いのですが、小女郎が惚れた男に見えないのが残念。
 その小女郎の菊之助、見た目の美しさに加えて、女形の貫禄が出てきて、異国情緒あふれる博多の傾城という役にうまくはまってます。立女形としての将来が楽しみ。


「夕立」

 ストーカーにレイプされた被害者が加害者にぽーっとなって駆け落ち志願しちゃう話。要約すると身も蓋もないですねぇ。

 加害者・七之助が菊五郎だから成り立つ舞台。激しい雷に気を失った滝川を見て「いい女だなぁ」とつぶやく一言といい、コトが済んで茶店から出てくる時の態度といい、ふてぶてしい風情に漂う色気につい見とれてしまいます。
 被害者・滝川の時蔵は何をどう感じてるのか見えにくい。だから芝居が成り立ってるのかも。


「神田ばやし」

 宇野信夫作の書きもの。要領悪くてハッキリしない若者・留吉を海老蔵が演じるのがミソ。海老蔵が自分の不器用さをそのまま投げ出したような芝居してます。ヘンに小細工してないのがいいところ。うっかりすると「キモい」の一言で片付けられちゃうような役なので。

 大家の三津五郎、達者です。舞台を締めてます。この人がこういう役に収まっちゃうのはまだ早いという気がしますけど。
 市蔵のおらく、最初は市蔵と分かりませんでした。こんな役が回るとはねぇ。滑稽なドタバタを下卑ないギリギリの線で演じる上手さ。
 梅枝は見る度に「娘っぷり」が上がっていて、世話の娘は何でも行けそう。今の内にどんどんやっておいてほしいです。


「鴛鴦襖恋睦」

 菊之助・海老蔵・松緑というかつての三之助による舞踊。この手の時代物の舞踊は、松緑、いいですぇ。古風な趣があって。化粧がもう少しうまくなるとよいのですが。

 若手三人の舞台で、華やかさと清々しさがあって、目を楽しませてくれる舞台。但し、こっくりとした面白みには欠けます。本来はそういう踊りだと思うのですが。10年後、20年後、30年後、またこの三人で踊る舞台が楽しみです。

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反射神経

 昨日(12日)夕方4時過ぎに、こんなメールが来ました。

≪○○についての原稿、お願い。××に焦点あてて。明後日14日までに。≫

 実際の本文はもっとずっと丁寧です。
 仕事の依頼が来るのは有難いことです。

 それはそうなのですけれど。

 朝イチで面倒な原稿をようよう提出して。
 ホッとしたところで歌舞伎座に出向いて。
 幕間に何となく携帯チェックしてみたら……このメール。

 ふと底なし沼的疲労感に襲われてしまって。

 原稿は頑張って書きます、もちろん。

 ただ、今の仕事は順調に進むと、この手の依頼や問い合わせが増えそうなのです。

 飛んで来たボールは反射的に打ち返す、という勢いでやればよいのでしょう。

 分かってるけど、私は水泳人。
 反射神経、鈍いんです。

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2009.05.12

歌舞伎座名物

歌舞伎座名物

 もりかき揚げ。

 食べられる内に食べとかないとね。

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今日は歌舞伎座

今日は歌舞伎座

 先日話題になってたカウントダウン。

 効果絶大のようで、場内は案内を乞うお客さん多数。ハジメテノ カブキザ。

 7月は海老玉勘獅ですか……。

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2009.05.11

異界の化物

 以前、「こんな仕事もしてます」と、カミングアウト したことのある古文書セミナー。
 この四月から『怪物(ばけもの)つれづれ雑談』という黄表紙をテキストにしています。タイトルから想像つく通り、怪談奇談を集めた短編集。

 関連して、最近こんな本を読んでます。

Imgp6520

 高田衛 編・校注
 『江戸怪談集 上・中・下』
 (岩波文庫 黄257)


 実は、どうして怪談を選んだのか、自分で自分の選択の理由に謎を感じてました。仕事のテーマを広げ過ぎてるような気もしたし。
 が、よくよく考えてみれば、私は江戸時代の人にとっての異人や異界に関心がありまして、化物もその範疇なんですね。

 思考の盲点をぼんやりした勘がカバーした形でした。
 人の選択って、どこかにそれなりの根拠があるものなんでしょうね。

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総括報告-Masters5

 マスターズ大会デビュー戦、無事に終えることができました。
 ご参加の皆さん、応援の皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。

 400m自由形に出場した私のタイムは、6分22秒15。
 エントリー時の申請タイムが6分30秒でしたから、それを上回ることができて、まずは及第。
 でも、秘かに狙っていた6分ひとケタ台に届かず、心残りもあります。

 反省点は、最初の100m(特に最初の50m)を速く入り過ぎたこと。
 隣のコースが相当速い選手で、うっかりつられてしまいました。オーバーペースしてはいけないと頭では分かってるのですが、つい競争心を煽られてしまいますね。

 それでも、一か月余りの地道なトレーニングと下半身が浮く高速水着のお陰で、地獄を見る一歩手前で踏みとどまり、辛うじて泳ぎ切ることができました。

 女子の400m自由形に出場した選手は、全部で7人。私と同じ年齢区分は2人で、一応私が優勝選手だったようです。

 ちなみに、女子400m自由形の最高齢選手は80~84歳区分の方。召集所でお話しましたが、オーバー80とは思えませんでした。足腰しっかりしてるし、話し方も快活だし。
 前の組で泳がれたので、レースをずっと見てました。ゆっくりしたペースながら安定した泳ぎで、15回のターン、すべてクイックターンでした。すごい。
 自分が80になった時に、あれだけシャキッとしていられるかと考えると、とても自信はありません。でも、見習いたいものです。

 自分のレースまでの待ち時間は、控え室とプールサイドを行き来して、チームメンバーの応援してました。結果は人それぞれ、高速水着は速いという点では意見がほぼ一致。次回はロングスパッツでの揃い踏みになりそうです。

 応援に来てくれた教え子には、こんなことを言われました。

 「先生、ヤンクミですね?」

 うーん、確かに、センセー、ジャージの上下に、眼鏡かけて、髪をゴムで束ねてましたけど。

 そんなこんなで、初体験のマスターズ、楽しかったです。

 最後に正式結果を載せておきます。次回に備えて?

  50    40-65
 100 1-25-17(44-52)
 150 2-11-61(46-44)
 200 2-59-91(48-30)
 250 3-49-12(49-25)
 300 4-40-07(50-95)
 350 5-31-77(51-70)
 400 6-22-15(50-38)

 200mで3分切ったのは十数年ぶりです。それも途中計時とは。

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2009.05.10

無事終了-Masters4

無事終了

 打ち上げ中です。
 某ホテルレストランの食べ放題。

 S君、ついに現れず。不戦勝?

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今日の食事-Masters3

今日の食事

 今日の昼ご飯です。頃合いを見ながら少しずつ食べて。

 つい今しがた、レース時刻から逆算して、最後のエネルギーチャージをしたところです。

 あと2時間半。

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プール-Masters2

プール

 会場のプールです。

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アップ終了-Masters1

 朝のウォーミングアップを終えました。泳ぎやすいプールです。

 ライバルのS君は体調不良でまだ現れず。参加メンバーから「不戦敗か?」の声が。

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2009.05.09

D-1

 マスターズにエントリー してから1か月余り。

 今週に入って、バタ足の感覚がすごく良くなりました。

 そこそこ長い水泳キャリア、蹴伸びは今が一番上手いです。

 一昨日から、カーボ・ローディング やってます。自分で実践するのは初めてです。効果は……あると信じればあるはず。

Imgp6514



 残る課題は、レースまでの待ち時間の過ごし方。
 明日は、朝9時集合、自分のレースは午後4時半~5時頃の予定なのです。

 携帯から生レポート、できるかな?

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「焼肉ドラゴン」舞台中継

 先日ちらっと触れた「焼肉ドラゴン」の舞台中継、日時が決まりました。

芸術劇場 -劇場中継「焼肉ドラゴン」-
6月12日(金)22時30分~24時45分
NHK教育テレビ


 録画、忘れないようにしなくちゃ。

 今月29日には、歌舞伎「菅原伝授手習鑑~寺子屋~」「天衣紛上野初花~河内山~」の中継 も。仁左衛門の松王、吉右衛門の河内山で、これも楽しみ。録画しないと。

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2009.05.08

大ショック!

 ソル・ギョング(설경구)が再婚!

 それも、「お嫁さんにしたい女優No1」のソン・ユナ(송윤아)と!!

 そりゃ、「ジェイル・ブレーカー(광복절 특사)」と「愛を逃す(사랑을 놓치다)」、二度も共演してるし……。
 付き合ってるって噂もありましたし……。

 ファンとして、いずれ再婚してほしいとは思ってましたから……。


 경구님 축하해~
 언제까지나 행복하세요~


 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

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韓国映画情報/09.05.08

 ロイター通信が「韓国のトム・ハンクス」と報じた(ニュースen、09.05.08)と伝えられるソン・ガンホ(송강호)。「破格の露出」議論には食傷気味なのですが、とある記事(ハンギョレ、09.05.08)の冒頭一文につい笑っちゃいました。
 「ソン・ガンホが脱いだ。」 ……ソン・ガンホに脱がれてもねぇ。何てったって、トム・ハンクスなんですから。


「ソウルは窮屈」…映画撮影製作「脱ソウル」急増の理由は
 ジョイニュース 2009.05.07

 これまでソウル中心で行われてきた映画撮影がソウルから脱出しつつある、という話。

 ポン・ジュノ(봉준호)監督の「マザー(마더)」は、完璧なロケ地を求めて、地方撮影ばかりでほぼ全国を一周。主人公キム・ヘジャ(김혜자)が車を追って走る場面は、初めの方が忠清道、後の方が江原道なんだとか。
 撮影の大部分が忠清南道のイェサン(예산)で行われた「カメが走る(거북이 달린다)」、全羅南道宝城郡で撮影された「キングコングを持ち上げる(킹콩을 들다)」は、それぞれの地方特有の雰囲気に加えて、各自治体からの全面支援がロケ地決定の要因だった模様。
 「ヘウンデ(해운대)」はタイトルの通り釜山の海雲台(ヘウンデ)が舞台で、主演のソル・ギョング(설경구)、ハ・ジウォン(하지원)が釜山訛りを駆使した演技を見せてくれるとのこと。

 この背景には、映画の素材が多様化して地方の雰囲気を生かした作品が増えていること、さらに、他の条件が同じなら、道路封鎖や騒音カットが困難なソウルより、市民の協力や自治体の支援が得られる地方の方が好ましいこと、があるそうです。

 映画で韓国各地の雰囲気を味わえるのは楽しいので、この傾向は大歓迎。
 全国一周した「マザー」のロケ地巡りなんて、想像するだけでもワクワクします。実行は難しいでしょうけれど。


錨を上げた韓国コンテンツ振興院「夢を買い、夢を売る」
 日刊スポーツ 2009.05.08

 放送映像・ゲームなどのコンテンツ産業育成のため、韓国コンテンツ振興院が7日、公式にスタート。これは既存の5つのコンテンツ関連機関を統合して設立したもの。

 既存の5つの機関ってどこだろう?と、他の記事(グッドデイスポーツ、2009.05.06)も参照してみたところ、観光文化コンテンツ振興院、韓国ゲーム産業振興院、韓国放送映像産業振興院、文化コンテンツセンター、韓国ソフトウェア振興院、デジタルコンテンツ事業団の「5つ」だそうです。……あの、えーっと、「6つ」だと思うんですけど?

 ともあれ、文化体育観光部のユ・インチョン長官は「コンテンツ産業は資源枯渇や環境破壊を引き起こさない低炭素・グリーン成長の代表産業」とし、「2012年までに世界5大コンテンツ大国となることを目指し、ワンソースマルチユースのリラーコンテンツ制作とグローバルゲーム・ハブセンターを設立し、ゲーム産業を復興させる」と語ったとのこと。

 あれ? 映画やドラマのコンテンツの話題と思ったんですが、ゲーム中心? ワンソースマルチユースだから、始めは何でもいいのかな……。
 「世界5大コンテンツ大国」って、あとの4つはどこの国なのでしょう?

 ちなみに、この記事で一番悩んだ単語は「원소스멀티유즈(ワンソースマルチユース)」。英語のハングル表記は難しいです。
 ついでに、「低炭素・グリーン成長(저탄소 녹색 성장/低炭素緑色成長)」って韓国語的表現で、日本語では「持続的成長」になるんでしょうね、ホントは。

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2009.05.07

人は見た目?

 今日の講義で、歌舞伎や文楽の登場人物には役柄という類型があり、化粧や衣装・鬘、文楽の場合は首(かしら)などの外見からその人物の身分・境遇・性格・考え方などが分かる、という話をしたのですが。

 この点について、講義の最後に書いてもらっているリアクションペーパーで、

  今と同じだと思いました。

という感想を散見。

 今の世の中で「外見で人を判断する」ことに全く抵抗を感じてなさそうな書きぶりに、ドキっとさせられました。「見た目が9割」どころか「見た目が10割」なのかも……と、こちらが考えさせられてしまうようなコメント。

 男女を問わず、ファッションが完全に自己表現の手段となっているから、なのでしょうか。ファッションで自己表現してるなら、外見から自分を判断されるのは、むしろ望むところであるわけで。

 もしそうだとしたら、そういう学生たちは、江戸時代の身分社会の中で育まれた、歌舞伎や文楽の人物表現の方法としての「外見」を理解してくれてるでしょうか?

 それを理解させるのが、私の仕事なのですけれど……。
 「身分でファッションが決まってるなんて」「外見からは人の中身まで分からないでしょ?」と反発してくれる方が、江戸時代と現代とを二項対立的に説明できて、仕事がラクなんですけれど……。ラクさせてくれません、現代を生きる学生たち。

 江戸時代に、現代と同じ「自己表現」なんてあり得ません。とは言え、「記号」化している歌舞伎や文楽の衣装や鬘も、その由来をたどれば、ある種の「自己表現」だったかもしれない部分があります。傾城の鬘の立兵庫とか。

 考え始めるとなかなか難問ですね。
 「表象文化」という科目名にふさわしいテーマではあります。

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2009.05.06

新型インフル危機管理

 休日出講 してみたら、新型インフルエンザに関してこんな通達が出てました。

 4月26日以降、海外に渡航した学生・教職員は、メールにて以下の内容を、○○課までご連絡ください。

 ・氏名
 ・所属
 ・渡航した国・経由地
 ・出発日・帰国日
 ・滞在都市
  ……


 来週初めまでに関連の通達がすべて解除されない限り、ソウル行き計画は先延ばしするしかなさそうです。しょんぼり。

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2009.05.05

最近話題の韓国土産

 先日、韓国へ一時帰省した教え子から貰ったお土産。

Imgp6494



 自宅で「ホットック(호떡)」が作れるホットックミックスです。

 ホットックは、9月~5月頃まで屋台で売ってる、黒蜜入りの丸いモチモチしたパンとお餅の中間みたいなお菓子です。韓国リピーターなら一度は食べたことあるはず。

 あのホットックが自宅でいつでも味わえる、ホットックミックス。「ホットックが家で作れる」「屋台で売ってるのと同じ味」と、日本に留学中の教え子たちの間で最近話題になってたのです。

Imgp6496

 作り方はパッケージの裏に。生地を30分ほど寝かせて発酵させる本格派です。

 ホットック用の粉と、中に入れるパウダーの黒糖と、イースト菌がセットになっていて、必要な材料はすべて揃ってます。



 ん~、美味しそう。作るのも食べるのも、とても楽しみです。


Imgp6495

 気のきく教え子は、コテ(?)まで一緒につけてくれました。

 準備は完璧!

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連休最終日

 タイトルの通り、私の連休は今日で終わりです。
 明日5月6日は「授業日」。

 今年のGW、カレンダー上では水曜が2週連続で休日になってます(4月29日と5月6日)。このため、大学では時間割上の「調整」が入ってまして、どちらかを「通常通りの授業日」としているところが多いのです。

 私が水曜午後に出講している大学は「5月6日は授業実施」ということで、明日は平日扱い。周知徹底のための通達文書まで届いています。
 ですから、明日は、普通に出講して、普通に授業します。

 水曜に二つ以上の大学で講義を持っていると、4月29日、5月6日がそれぞれ「通常授業」で休日が二日消えた、というケースもありそうな。

 「いっそ休講にしちゃえばいいんじゃないの?」とよく言われます。
 でも、最近の大学、休講には学期末の補講が義務付けられてるのが普通です。休講の連絡と同時に補講の日時を届け出ないといけない仕組みだったり。
 そもそも、学生から「ちゃんと授業をしてほしい」という要望が寄せられちゃうことも。

 大学事情も学生事情も、どんどん変わってます。

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2009.05.04

去年はどうしてたんだろう?

 連休中に取り組んでる仕事の一つは投稿論文の執筆です。連休明けが締切。

 昨年も全く同時期に、同種の論文を書いてまして、今回はその続編です。必然的に、基本的な作業とスケジュールは昨年と同じ、はずなのですが……。

 昨年はどんな手続きを踏んで原稿を作成してたのか、記憶が曖昧。記録もない。

 地道な作業を積み重ねれば出来上がる原稿なのに、その積み重ね方が分からないって……。

 どこかで何か大事なことを見落としてそうな。う~みゅ。

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風薫る

 爽やかな日が続きますね~。


 なのに、連日、机の前に座ってるワタシ……。(涙)

 今日は、朝10時の時点で、集中力ゼロです。

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2009.05.03

オーバー40で

 一週間後のマスターズに一緒に出る後輩(男子)から驚きのニュースが寄せられました。
 25m自由形で高校時代のベストを更新しました、だって。

 ええ~っ!!!

 私の二つ下の後輩です。不惑をとうに過ぎての自己ベスト更新。
 すごい~。おめでとう~。

 水着は Blue Seventy だったそうです。山本化学工業のバイオラバー素材です。「たこ焼きラバー」、凄過ぎ~。

 それにしても、北京オリンピックの ダラ・トーレス といい、短距離泳者はいいなぁ。羨ましい……。

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2009.05.02

韓国映画情報/09.05.02

 4月30日に公開されたパク・チャヌク監督の「こうもり」が話題を独占してます。
 ということで、「こうもり」情報特集です。簡潔に。


興行突風「こうもり」公開2日で40万突破
 スターニュース 2009.05.02

 初日は17万8千人の観客を動員。オープニングの記録としては今年最高だそうです。現在、スクリーンは103。この週末までに100万を突破するという見通しも。


「こうもり」、なぜ「韓国型」バンパイアなのか
 韓国日報 2009.04.30

 韓国映画で初めて「吸血鬼」を取り上げた作品。そこに登場する吸血鬼は「韓国型」なのだそうで。

・西洋の吸血鬼と違って、牙がない。
・西洋の吸血鬼と違って、美形でもセクシーでもない。
・西洋の吸血鬼モノと違って、笑える。

 う~ん、このまとめ方はさすがに簡潔過ぎたかな……。


ソン・ガンホの性器露出は必要だったのだろうか?
 韓国日報 2009.04.30

 撮影段階から、ソン・ガンホ(송강호)の初ベッドシーンがあると話題になってました。メディア向け試写会後には、ソン・ガンホの「性器露出」が衝撃的に報道されました。
 封切り後は、その「露出」の是非が話題になってます。「破格の露出」なんだそうで。

 こればっかりは、実際に見てみないと何とも言えないですねぇ。

 ちなみに、その場面、監督から提案されて、ソン・ガンホはきっちり一日考えたそうです。また、「露出」に関するハリウッド流の契約は特になかったとか。

「破格の露出? きっちり一日悩んだ」
 ヘラルド経済 2009.05.01
露出契約書はなかった
 日刊スポーツ 2009.04.30


「こうもり」同名小説でも出版
 ジョイニュース 2009.04.06

 映画のストーリーを土台に、監督パク・チャヌク(박찬욱)、脚本チョン・ソギョン(정서경)の監修の下、チェ・イン(최인)が執筆する同名の小説が出版されることに。
 また、映画のエンディングクレジットに、エミール・ゾラの小説「テレーズ・ラカン」を原作として表示することにしたそうです。

 ひと月近く前の記事なので、昨日の 別記事(ハンギョレ21 2009.05.01) から情報追加しておきます。
 同名小説(いわゆるノベライズですね)はすでに出版されてます。映画には描かれない場面の記述があったりして、これはこれで面白いようです。
 パク・チャヌク監督、ゾラの「テリーズ・ラカン」からは「霊感を受けた」のだとか。「インスパイアー」されたのね。

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感染国入り

 あー、「感染が確認された国の場合は渡航を取りやめ」レベルになっちゃった。

 修道院で暮らしてる修道女の方だそうですが……。ソースは こちら

 ちなみに、かの国では「新種フル(신종플루)」と呼ばれてます。

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2009.05.01

フェーズ5

 WHOが新型インフルエンザの警戒レベルを「フェーズ5」に引き上げたのを受けて、昨日、あちこちの大学が学生・教職員への告知を出しました。

 私の出講している大学でも、こんなアナウンスが。

現在のところ、感染が確認された各国への渡航制限等は出されていませんが、これから海外に渡航される予定のある方は、その必要性などを十分に考慮し、感染が確認された国の場合は渡航を取りやめ、その他の国についても可能な限り自粛するようにしてください。


 あらら。今月下旬か来月上旬のソウル旅行をこっそり画策してたのですけれど……。
 しばらく様子見するしかないですねぇ。キャンセル待ちにOK出ちゃったらどうしましょ。

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韓国演劇情報/09.05.01

 韓国演劇・映画情報、月2ペースで載せたいと思ってるのですが、なかなか難しいですね。そもそも、普通なら、ニュース記事1件につきブログ記事1件ですよね。情報量多過ぎ、記事長過ぎ。

 最後の一つは、またまた箱物の話題です。「ちょっといい話」。


演劇「老いた泥棒の話」、大学路サンミョンアートホール&江南コーエックスアートホール同時公演へ
 ニュースプライム 2009.04.30

 2008年の「演劇熱戦2」で大ヒットした「老いた泥棒の話(늘근도둑 이야기)」が5月1日、江南コーエックスアートホール(코엑스아트홀)公演をオープン、大学路と江南の二か所同時公演に突入しました。
 これにより、これまでのメンバーに加え、新たにパク・チュンソ(박준서)、チェ・ジェソプ(최재섭)、チン・ソンギュ(진선규)が参加するとのこと。

 この作品、「演劇熱戦2」ラインナップの一つとして2008年1月に公演開始するや大評判で、以来アンコール公演の連続、全国各地での地方公演も行い、1年半近いロングランになってます。すごい人気です。初演は1989年、もう20年前の作品なんですけど、今見ても面白いんですよねぇ。
 大学路も江南もオープンランでやってまして、この勢いがどこまで続くのか、注目の公演です。

 なお、「演劇熱戦」のプログラマー、チョ・ジェヒョン(조재현)は現在「演劇熱戦3」のラインナップ準備中だそうです。こちらも楽しみ。


 関連して、こんな記事も。


江南・サムソン駅一帯、公演のメッカとして浮上
 聯合ニュース 2009.04.29

 コーエックスアーティウム(코엑스아티움)の開館で、地下鉄2号線サムソン(삼성)駅一帯が、人気の演劇・ミュージカルを楽しめる公演の中心地として浮上しているとか。

 コーエックスアーティウムの公演では、杮落しのミュージカル「兄弟は勇敢だった(형제는 용감했다)」(5~7月)に続き、80年代の人気曲を集めたジュークボックスミュージカル「若さの行進(젊음의 행진)」(7~10月)、ライセンス作品ミュージカル「金髪が凄過ぎよ(금발이 너무해)」(11月~)が予定されているそうです。

 えーっと、最後の「金髪が凄過ぎよ」は映画「Legally Blonde」のミュージカル版ですね。日本語タイトルは「キューティー・ブロンド」って、あれです、あれ。……実は大好きです、あの映画。ミュージカルも見てみたい。韓国の女優さんなら、あのブロンドっぷり、イケると思うし。

 で、コーエックスアートホール(코엑스아트홀)では、ロングラン中の「老いた泥棒の話(늘근도둑 이야기)」が開幕。

 さらに、コスモタワー(코스모타워)3階にあるKT&Gサンサンアートホール(상상아트홀)ではミュージカル「I Love You」が9月まで、ベガムアートホール(백암아트홀)ではミュージカル「アタック・ザ・ガスステーション」が6月まで、それぞれ上演中。

 今年のソウル観劇ツアーは江南にも足を延ばさないといけませんね。大変だ。


「すばらしき我が青春の日々」開幕
 ハンガンタイムズ 2009.04.29

 ミュージカル「すばらしき我が青春の日々(기쁜 우리 젊은 날)」が5月1日、江南・ユーシアター(유시어터)で開幕。これはユーシアターの開館10周年の記念作品とのこと。作品自体は初演です。

 これ、原作はペ・チャンホ(배창호)監督の映画「すばらしき我が青春の日々」ですね。劇団ユー(극단 유)がレパートリー作品として長期的に公演することを念頭にミュージカル化。脚色キム・ヒョンソク(김현석)、作曲イ・ビョンフン(이병훈)、演出キム・ジェソン(김재성)等、強力な製作陣です。
 映画と見比べてみたい作品。


ソン・ガンホ、カン・シニル、劇団専用劇場設立に乗り出す
 聯合ニュース 2009.04.29

 ソン・ガンホ(송강호)、ムン・ソリ(문소리)、カン・シニル(강신일)が、出身劇団である劇団チャイム(차이무)の専用劇場を設立するため、広告出演料で劇場設立基金を設置することにしたそうです。チャイムに現在所属する俳優たちも基金準備のために活動し、基金が集まり次第、劇場設立を本格的に推進するとのこと。

 なお、聯合ニュースがなぜ「ムン・ソリ」を見出しから抜いたのか、謎です。この記事をベースにした 京郷新聞の記事 は、3人の名前を見出しに出してるのに。

 さて、劇場設立、実現するかどうかやや不透明、実現したとしても当分先の話です。
 それは分かってるのですけれど、新劇場の杮落しにソン・ガンホが出演してくれたら……なんて、つい夢見ちゃいます。ムン・ソリ、カン・シニルの舞台は生で見てます。どちらもとても良かったんですよねぇ。
 ソン・ガンホの舞台、見たい~。

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