[歌舞伎]五月歌舞伎座 昼の部
今週の観劇時間は7時間の予定のはずだったのに、ふと気づいて手帳をチェックしてみたら15時間になってました。なぜ?
2009年5月25日(月)11時
歌舞伎座
1階17列35番
「暫」
海老蔵の「暫」。揚幕から出た丸い姿、花道での大きさ、やんちゃを感じさせるセリフ、若々しく気持ちのよい暫でした。稚気に溢れてるのが何よりで、この点は父親以上、鼻を鳴らす見得で観客が笑っちゃわないのは久しぶり。
腹出し五人(権十郎・市蔵・亀蔵・男女蔵・亀三郎)、揃って声がよく、心地よい。
翫雀・扇雀の鯰坊主・照葉、江戸風のこの手の役は初めてと言いつつ、似合っていて感心しました。
大薩摩立三味線は杵屋栄十郎師でした。私の三味線の先生です。まだ弟子をクビになってなければ、なんですが。「暫」の大薩摩で歌舞伎座初タテって凄いです。かっこいい。
「寿猩々」
富十郎の猩々、最後の花道の引っ込みが美しく、うっとり。
「手習子」
芝翫の芸質って成駒屋より音羽屋系なのではないかと、考えさせられた一場でした。
「盲長屋梅加賀鳶」
梅吉と道玄の二役を菊五郎が初役で。道玄が初役というのは意外です。松緑・富十郎・猿之助・団十郎、いろいろな役者の道玄のよいところを皆持ち合わせているような。
松蔵の梅玉、とてもよかった。この人が、こんなふうに菊五郎とがっぷり四つで組める相手役になるとはねぇ。御曹司から脱皮しての、これからの役が楽しみです。
時蔵の女按摩お兼も面白かったです。この手の崩れた風情の役、似合います。
「戻駕色相肩」
松緑と菊之助のバランスがよくて、面白く見られました。旧三之助の三人(松緑・菊之助・海老蔵)より、二人の方がよいですね。
尾上右近は期待の割に今ひとつ。歌舞伎役者として難しい年齢にさしかかってるからでしょうか。名子役がぶち当たる壁でしょうか。ケンスケ、がんばれ。
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