« [演劇]楽屋 | トップページ | [歌舞伎]五月演舞場 昼の部 »

2009.05.25

権力の行末

 韓国では前大統領が自殺し、北朝鮮では核実験が行われ。

 盧武鉉前大統領の自殺の理由については、メディアでいろいろな分析が出ています。

・韓国の大統領の持つ強大な権力
・血縁・地縁などの縁故がモノを言う韓国社会の在り方
・清廉イメージで大統領となった盧武鉉の事情
・任期終了後の大統領へ報復的措置をとる政治的因習
等々

 どれも頷けるもので、それぞれに真実の一面を突いていると思います。

 さて、韓国で仕事をしていた時、同僚の韓国人の先生と、日本の政治家の世襲が話題になったことがありました。「なぜ日本の国会には世襲議員が多いのか?」と尋ねる先生に対して、私の方からこんな質問をしてみました。

 「韓国では、どうして世襲の政治家がいないんですか?」

 韓国で親の跡を継いで政治家になったと言えるのは、多分、朴正煕の娘である朴槿恵だけです。

 答は、

 「韓国では、最後まで成功した政治家がいないから。」

でした。

 大統領経験者のその後を見れば、海外亡命、暗殺、逮捕……。跡を継いで政治家に、なんて状況ではなくなっちゃってるのですね。息子が収賄で逮捕されてたりもしますし。

 日本と韓国、政治に関しては背景・文化がとことん違うんですよねぇ。

 話を盧武鉉に戻せば、起訴された全斗煥と盧泰愚が収監服で手をつないで仲良く(?)堂々と(?)出廷していた姿を思い起こすと、ある意味日本的とも言える「自殺」という選択をした盧武鉉は、これまでの大統領とはやはり異なるタイプの政治家だったのだなぁと改めて思います。氏の冥福を祈りつつ。

|

« [演劇]楽屋 | トップページ | [歌舞伎]五月演舞場 昼の部 »

韓国」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 権力の行末:

« [演劇]楽屋 | トップページ | [歌舞伎]五月演舞場 昼の部 »