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2009.06.21

[能]第三回日経能 邯鄲

 同じ番組を役者を代えて演能する「日経能楽鑑賞会」。一昨年は浅見真州、友枝昭世の「清経」を見比べることができてラッキーでした。毎年そううまくは行かず、今回の「邯鄲」は浅見真州のみ。それでもとても面白く見られました。


2009年6月11日(木)18時30分
国立能楽堂
脇正面

狂言「萩大名」(和泉流)
シテ:野村万作
アド:石田幸雄

 普通に面白く。シテとアドの間合いがよく、さらさらと進んでゆきました。狂言は能の番組との兼ね合いで、大笑いできればよいというものでもなく、能とは違った意味で底の深い芸だと思います。


能「邯鄲」(観世流)
シテ:浅見真州
子方:小早川康充
ワキ:宝生欣哉
アイ:野村萬斎

 夢の中で舞を舞いながら一畳台から足を踏み外すところ、その間合いの見事さ。わかっているのに、ハッとさせられます。
 夢から覚めてじっと佇む、その佇まいの確かな輪郭。栄華の夢覚めて現実の人生に引き戻されるという仮借ない状況で、若者がどんな思いに沈んだのか。シテの姿形がきっちりと伝えてくれていました。
 アイ(女主人)の野村萬斎が、枕の説明をするセリフの声といい調子といい、盧生を起こす時の扇を叩く音といい、これしかないというような決まり方。うまいです。

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