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2009.07.29

韓国映画情報/09.07.29

 韓国映画情報、個人的にはソル・ギョング出演作「海雲台」のヒットが嬉しい今日この頃です。公開前は、CGが安っぽいとか、膨大な投資に見合う作品になってないのではとか、ポスターが「グエムル」のパクリみたいだとか、いろいろ言われてましたが、蓋を開けてみれば、公開1週間で230万人突破。舞台挨拶、行きたかったな~。

 例によって、リンク先は韓国語サイト、リンクが切れちゃったらごめんなさい、です。


韓国映画業界が正規のポータルサイト設立へ
 朝鮮日報 2009.07.28(日本語。1週間でリンク切れます。)
映振委「映画オープンマーケットプラットフォーム」民間領域と衝突憂慮
  電子新聞社/etnews 2009.07.29

 映画振興委員会(영화진흥위원회、以下「映振委」)が、映画の違法ダウンロード対策として、製作・配給会社やオンデマンドビデオサービス業者など60社余りが参加するポータルサイト「コミ(코미、KOME=Korean Open Movie Exchage)」を開設すると発表しました。今年10月から最大2万本の映画が視聴可能な試験サービスを開始、年末に正式オープンする予定とのこと。

 ところが、この映振委(영진위)の発表に対して、既存の民間事業と衝突すると批判的な指摘が出ています。「コミ」は、は著作権者とオンラインサービス事業者を連結し、サービスに必要な電算システム、DRM・フィルタリングなどの技術的保護措置、統計情報などを提供するという仕組みですが、業界関係者は「現在のオンライン流通の問題は、システムがないことでなく、管理者の参与が活発でないという点」として、映振委が問題点を把握していないという指摘です。
 これに対して、映振委側は「コミ」によって独立映画やマイナーな映画などオンライン流通の機会が少ない事業者も実質的に映画を流通させるための窓口になりうる、と説明しているとのこと。

 著作権者側としては、「コミ」の趣旨には共感するものの、データ管理の安全性や事業の実質的な効果を考えると、すでに独自のガイドラインでオンラインサービスを行っている事業者がどれだけ「コミ」に参加するか疑問、ということのようです。

 正規のダウンロードサイトが開設されて、外国人も利用できるとなれば、これは大歓迎すべき話なのですけれど。とりあえず、10月の試験サービス開始に注目ですね。


「グエムル2」グローバルプロジェクトとして急浮上
 京郷新聞 2009.07.25

 「グエムル2(괴물2)」がシンガポールのボクフィルム(BOKU FILMS)から500万ドルの投資を引き出したというニュースです。これは韓国映画の外国からの投資としては最大額。ボクフィルムは「The Maid」(邦題「メイド 冥土」)を製作した会社で、「グエムル」は韓国の、「メイド」はシンガポールの、最高興行記録を持つ作品です。

 投資誘致にあたって「グエムル」「グエムル2」の製作会社であるチョンオラム(청어람)は用意周到に事を進めたようです。シンガポールでは「グエムル」を直接配給、韓国映画最高の成績を残し、シンガポール映画委員会委員長兼メディア発展委員会最高責任者であるケネス・タン氏は「グエムル」を劇場で4回見ているのだとか。

 「グエムル2」は、釜山国際映画祭・アメリカンフィルムマーケットなどを通じてさらに外国資本を誘致する計画で、来年上半期にクランクイン、再来年上半期公開を目指しているとのことです。

 韓国映画が投資の引出し先として目をつけるのは、まず日本、だったのですけれど……。「グエムル」は日本での興行成績がぱっとしなかったので仕方ないのでしょうかねぇ。
 この記事には、シンガポール政府が中華圏市場と英米市場開拓を目標に戦略的に映画産業育成に乗り出している(ことに、チョンオラムのチェ・ヨンベ(최용배)代表が強い印象を受けた)という内容もありまして、日本映画産業の先行きも気に懸かるところです。

 投資の記事はこちらの日本語記事でもどうぞ。

「グエムル2」シンガポールで500万ドル投資誘致
 中央日報 2009.07.22(日本語)


チャン・ジン監督、小説『国家の私生活』を映画で製作…作家が直接演出
 アジア経済 2009.07.21

 今年上半期のベストセラー小説、イ・ウンジュン(이응준)作『国家の私生活('국가의 사생활)』が映画化されるとのこと。製作は、チャン・ジン(장진)が代表を務めるソランプレイメント(소란 플레이먼트)。脚本と演出は小説の作者であるイ・ウンジュが担当します。イ・ウンジュは40分の中編映画「レモンツリー(레몬트리)」で脚本と演出の経験があるそうです。

 『国家の私生活』は、2016年、北朝鮮を吸収統一した韓国社会を舞台に繰り広げられる力強いノアール小説。個性豊かな人物群像の描写と映画のような精密でスピード感あふれる描写で、文壇で「一編の映画を見るよう」と評価された作品です。
 内容は、突然の統一後、韓国にやって来て暴力団組織「テドンガン(대동강、大東江?大同強?)に属するようになった人民軍出身の英雄が、同僚の謎の死の真相を探り始め、巨大な陰謀に巻き込まれていく、というもの。

 これ、まず小説を読みたいんですよねぇ。SF・ファンタジー・ミステリー不毛の地と言われていた韓国で、南北統一を扱った近未来小説がベストセラーになったというだけで、興味津々なのです。
 別記事(「ベストセラー『国家の私生活』映画化」 フォーカス新聞社 09.07.22)によれば、出版されるやいなや、有力な映画製作会社からオファーが殺到したそうです。映画の完成は早くて再来年でしょうか。
 公開前に吸収統一、という可能性も否定できないような……。早く小説手に入れよう。

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コメント

ちゃんと笑ってますよん。<絵文字

主演三人が来日して、舞台挨拶もあるそうなんですが……。
http://news.nifty.com/cs/entame/moviedetail/ht-20090728-090728001378/1.htm

韓流スターのイ・ビョンホン、チョン・ウソンのファンが押しかけるから、ソン・ガンホ贔屓の割り込む余地はなさそうなんですよねぇ。

投稿: なな(管理人) | 2009.07.30 18:10

あれ?前に送ったコメントの顔、笑い顔のつもりだったのに舌出してる、まちがえました。ゴメン。

「グッド・バッド・ウィアード」、久しぶりに見に行きたい映画、見なくてはと思う映画です。
なんとか足を運びます。情報ありがとう!

投稿: pyoko | 2009.07.30 17:11

pyokoさん

 「グエムル」、面白かったですよねぇ。ソン・ガンホが金髪ってだけで笑っちゃいましたし、恒例の飛び蹴りはあり得ない場面でやらかしてくれましたし。ねぇ。

 「グエムル2」の方はまだ監督もキャストも未定です。全然違うタイプの役でソン・ガンホが出てくれると嬉しいのですが。

 8月末には「グッド・バッド・ウィアード」が公開されます。韓国語の原題は「いい奴、悪い奴、変な奴」で、ソン・ガンホはもちろん「変な奴」です。

投稿: なな(管理人) | 2009.07.30 00:42

「グエムル2」つくられるんだあhappy01

ななさんの言う通り、日本ではぱっとしなかったけど、
面白い映画だったよねえ。ソン・ガンホ、また出るよね。

楽しみだね!

投稿: pyoko | 2009.07.29 15:21

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