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2009年11月

2009.11.30

楽しくて身体に良いディナー

 11月28日(土)
 夕方からNHK典芸能鑑賞会 へ。舞楽の「還城楽」、こんなにドラマチックな雅楽があるとは。とてつもなく面白かったです。

 終演後、友人と一緒に渋谷スペイン坂の BiO cafe でご飯。オーガニックを謳っているカフェ&ダイニングで、パルコ劇場への行き帰りに前を通る度、一度ゆっくり食事してみたいと思ってました。でも、満員だったり、時間がなかったり、機会がなくて。
 この日は夜8時半過ぎと遅めだったせいか、初めてすんなり入れました。ディナーのコースで、「アンチメタボコース」と野菜中心の「リセットコース」を頼んでシェア。

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 この写真は「リセットコース」のメイン、「ベジローフ」。もったりとした不思議な食感が意外な美味しさでした。キノコとニンニクのソースに、蓮と牛蒡の素揚げがたっぷり添えてありました。

 どちらのコースも、素材と味付けがオリジナルな料理が出てきました。身体にじわーっと染み込むような味わいで、ボリューム十分。「食」に関心ある方にお勧めです。

 ゆっくり2時間、美味しいもの食べながらのおしゃべり、楽しかった~。

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韓国ミュージカル情報/09.11.30-GUYS & DOLLS版権問題

 先の「韓国ミュージカル情報/09.11.30」をポストした直後に飛び込んできたニュースです。タイトルの付け方など微妙な部分があるので、元記事を全文翻訳して掲載します。文脈が混乱しそうな箇所は、[ ]で私が補足しています。
 なお、韓国語タイトル『アガシとコンダルたち』は「娘さんと遊び人たち」ぐらいの意味で、語順は逆ですが『Guys & Dolls』の韓国語訳と言えるものです。


ミュージカル『アガシとコンダルたち』著作権論議
 毎日経済 2009.11.30

(以下、記事の小見出しと本文全文の日本語翻訳です。)

CJ「原作の人気に便乗した不適切な行為」
GMB「ブロードウェイ・バージョンとは違う創作ミュージカル」

 ミュージカル「アガシとコンダルたち(아가씨와 건달들)」に著作権侵害論議が起きている。
 ミュージカル製作会社GMBカンパニー(GMB컴퍼니)は『アガシとコンダルたち』を来たる[12月]22日から公演することとしてチケット販売を始めた。GMB側は「原作に現代的感覚を加えて再解釈したブロードウェイ式伝統ダンスミュージカル」とし、「ブロードウェイ最高の人気ミュージカル『アガシとコンダルたち』が華麗なダンスミュージカルとして再誕生して私たちの元に帰って来た」と宣伝している。
 この作品[GMB製作『アガシとコンダルたち』]の英語タイトルは『GIRS & BOYS』で、ブロードウェイ作品である『GUYS & DOLLS』とは違うが、韓国語タイトルは[ブロードウェイ作品『GUYS & DOLLS』と]同一だ。
 これに対して『アガシとコンダルたち』の韓国公演ライセンス管理者であるCJエンターテイメント(CJ엔터테인먼트)側は、「二つの作品の間の剽窃・盗用について確認した後、法的手続きを通してGMBカンパニー側に民事上の責任所在を問うつもり」と述べている。
 CJエンターテイメント側の主張について、チェ・ホヒョン(최호현)GMBカンパニー代表は「『アガシとコンダルたち』は『GUYS & DOLLS』と全く関係のない創作ミュージカル」と言い、「『アガシとコンダルたち』という言葉についての商標権は当社が所有している」と主張している。


 私はこの作品を韓国で見たことがないので、どの程度ブロードウェイ作品を踏襲しているのか分かりません。まして、これから幕を開けるGMBカンパニー製作の『アガシとコンダルたち』がどんな作品なのかは知る術もありません。
 が、『アガシとコンダルたち』という韓国語タイトルをつけておきながら、「『GUYS & DOLLS』と全く関係のない創作ミュージカル」と主張するのは無理があるように思います。英語タイトルは『GIRLS & BOYS』(記事本文では『GIRS & BOYS』ですが(^^;)と異なっているとしても。

 『GUYS & DOLLS』の韓国における上演史を調べてみました。

 初演は1983年12月、タイトルは『アガシとコンダルたち』。初演のパンフレット表紙が ここ で見られますが、『GUYS & DOLLS』の文字があります。
 但しこの頃の公演は作品の権利関係を無視したまま言わば海賊版として上演されていたもので、正式に版権契約を結んで上演されたのは1994年、エイコム(에이콤)製作の『アガシとコンダルたち』。
 その後も『アガシとコンダルたち』というタイトルで上演されていて、2004年1~2月エイコムインターナショナル(에이콤인터내셔날)製作の『アガシとコンダルたち』はブロードウェイの「オリジナル クリエイティブ チーム」がスタッフとして名を連ねた公演、最近の2005年3月~6月ソルダムエンターテイメント(솔담엔터테인먼트)主管の『アガシとコンダルたち』は<2005 new version “Guys and Dolls”in Seoul>と銘打った公演でした。

 こうやって韓国のミュージカル史をたどってみれば、『アガシとコンダルたち』=『GUYS & DOLLS』と捉えるのが当然だと思うのですけれど……。

 GBMカンパニー製作の『アガシとコンダルたち』は、初日まであと3週間。
 どういう決着がつくのか、著作権やライセンス契約の観点からも、チケット販売が始まっている公演の行方という観点からも、目が離せない「事件」です。

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韓国ミュージカル情報/09.11.30

 今シーズンのミュージカル2作品の紹介記事です。幕が開いたばかりでまだ評価が定まってないのですが、どちらもオリジナル作品、韓国ならではの作品として楽しめそうで、見てみたい~。


70・80年代の思い出を込めたミュージカル『ホントにホントに好き』
 ニュース天地 2009.11.28

 11月28日に幕を開けた創作ミュージカルの紹介記事です。2008年初演の好評を受けて、演出・音楽を練り直しての再演とのこと。「70~80年代の音楽を中心に約40曲を取り入れた」ジュークボックス・ミュージカルです。
 編曲はシンヘチョル신해철を始めとするネクスト(넥스트、N.EX.T)のメンバーが全員参加。出演は、初演メンバーであるパク・ヘミ(박해미)、パク・サンニョン(박상면)に加え、シン・エラ(신애라)、コメディアンのキムジンス(김진수)、天上の歌い手と言われるオジョンヘ(오정해)、女性歌手グループ・ティアラ(티아라)のヒョミン(효민)、「妻の誘惑」のビョンウミン(변우민)等。

 70~80年代のジュークボックスミュージカルって面白そうです。

 私が特に注目してるのは、『祝祭(축제)』『風の丘を越えて(서편제、西便制)』『千年鶴(천년학)』などの映画に出演し、パンソリの唱者として定評のある女優オ・ジョンヘがミュージカルの舞台に初出演する、という点です。ミュージカルの隆盛で歌手やタレントのミュージカル挑戦が話題になる中、オ・ジョンヘは異色の人材なのですね。
 どんな舞台になるのか興味津々です。

 公演は来年3月1日まで、ナルアートセンター大劇場(나루아트센터 대극장)にて。

 ちなみに、この作品、2ヵ月前にこんな記事が出てました。

創作ミュージカル「ホントにホントに好き」オーディション900余名で大盛況(アジア経済、2009.09.25)

 書類選考を通過した一次オーディション参加者が900名以上、最終の三次オーディションに合格したのは約30名、これから2ヵ月間合宿訓練もしながら公演の準備をする予定、と記されてます。
 書類通過が900人超って……。日本のミュージカルのオーディションもそのくらい人集めてやってるものなのでしょうか?

占い素材のミュージカル『ジョムジョム』…注目の公演
 YTN 2009.11.28

 今お勧めの公演を紹介した記事で、演劇『母さん、旅行行く?(엄마,여행갈래요?)』、ミュージカル『明成皇后(명성황후)』と並んで、ミュージカル『ジョムジョム(점점、占占)』が紹介されてます。

 『ジョムジョム』は、天気予報を見事に的中させるのに、自分の未来には全く自信がなく、占い師の予言だけに頼っている気象キャスターが、占い師に占われた男性と一目惚れした男性の間で葛藤する……というロマンチックコメディだそうで、オ・ナラ(오나라)、ソン・ドゥソプ(성두섭)、チョン・サンフン(정상훈)、チン・ソンギュ(진선규)等、ミュージカル俳優を揃えたキャストになってます。

 これ、主人公の設定が面白いアイディアですよねぇ。占い師っていろいろ怪しげな演出ができそうですし、アイディアをうまく生かしていれば楽しい作品になってるはずです。
 様々な占いが日常生活に密着してる韓国ならではの舞台かも。こういう毛色の変わった作品、見たい~。

 この記事には公演データがないのですが、PLAYDBによれば、来年2月7日まで、忠武アートホール中劇場ブラック(충무아트홀 중극장 블랙)にて。

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『天下御免』を見に行かなくちゃ

 11月27日(金)
 昼間は読書と調べ物。

 夕方、某企画にGOサインの出たお祝いの飲み会へ。この企画、1年ほど前からお手伝いさせていただいてます。飲み会参加者は30人近く。途中で名刺切らしちゃいました。
 いろいろなジャンルの方たちとお話しできて、楽しい飲み会でした。

 好きな時代劇の話になって、小学生の頃好きだった『天下御免』を挙げたら、その場にいた人は誰も知らなかった……。世代の差がありありと。
 『天下御免』は早坂暁脚本、山口崇主演で、昭和46~47年に放映されたNHKの時代劇。当時は録画テープが高価で繰り返し再利用していたため、NHKにマスターテープが残っておらず、ビデオ・DVD発売どころか再放送すらなかったのですよねぇ。放映時センセーショナルな話題を巻き起こした時代劇なのですけれど、リアルタイムで見た人しか知らない、幻のドラマ。あぁ、もう一度見てみたいものです。

 と、この記事を書きながらあれこれ検索してたら、『天下御免』、NHKの公開ライブラリーで第一話と最終話だけ見られることが判明。うわぁ。NHK放送センターへ行って絶対見なくっちゃ。

 楽しい飲み会で気分良く帰宅。
 午前2時就寝。

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2009.11.29

蟾蜍あれこれ

 11月26日(木)
 午後からくずし字のセミナー。
 前回と今回の2回にわたって読んだ話は、里人が山中で大きな蟾蜍(せんじょ=蟇蛙)に出逢ったという怪異譚。関連して、中国ネタで、蟾蜍が月にいるという俗説、三本足の蟾蜍は招財のシンボル、劉海蟾という蝦蟇を操る仙人の話、そこから日本の歌舞伎ネタで、同じく蝦蟇の妖術を使う天竺徳兵衛、地雷也の話へ。
 唐代の銅鏡、現代の開運グッズ、江戸時代の浮世絵など、どれも具体的な絵を見ながらの解説です。こういうのは、資料を集めて準備するのも、受講生の方々を前にお話しするのも楽しいですね。

 高校時代のクラスメートから「新年会とかやりませんか」というメールが来ました。妙に気の合う4人組 の集まりです。
 最初の提案メールが流れるや、速攻でメールが行き交い、あっという間に日時と場所が決定。

 夜は読書。

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2009.11.28

Bioなご飯

Bioなご飯

 渋谷スペイン坂のお店でご飯。美味しかった~。

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2009.11.27

[展示]江戸園芸花尽し

 明治神宮前にある太田記念美術館へ行ってきました。特別展「江戸園芸花尽し」は、江戸時代の園芸文化を浮世絵を通して見てみよう、という展示。面白かった!
 美術館の通路の壁に、この展覧会を紹介した雑誌記事が掲示されてました。『月刊フラワーショップ』11月号に、『月刊フローリスト』11月号。なるほど~。所変われば品変わる、じゃなくて、品が変われば所も変わる、ってわけですね。
 会期終了間際で観覧のお客さん多かったです。もしかして、皆さん、お花屋さんだったんでしょうか?


11月25日(水)
浮世絵太田記念美術館

  美術館HPの案内 によれば、展示概要は次の通り。展示品入れ替えの都合なのか、各テーマの充実度は若干ばらつきがありました。

序章 花を着る
   …花柄の着物に身を包む女性たち
Ⅰ.暮らしのなかの園芸
   …園芸に親しむ江戸っ子たち
Ⅱ.百花繚乱 江戸の園芸
   …浮世絵に描かれたさまざまな園芸植物
Ⅲ.人気キャラクター 植木売り
   …歌舞伎の役柄として登場する植木売り
Ⅳ.鉢植えにまつわる物語
   …謡曲「鉢の木」を題材にした浮世絵
Ⅴ.紀州徳川家の園芸趣味
   …徳川家でも愛好された園芸文化
Ⅵ.子どもたちの園芸知識
   …子供向けに描かれたおもちゃ絵
Ⅶ.花と緑の江戸の町
   …四季折々の花が咲く江戸の観光名所

Engei

 ↑太田記念美術館のサイトから借りてきました。こんな感じの、植木を描いた浮世絵が勢揃いでした。

 この展示で面白かったのは、浮世絵に描かれている植物の名前が作品解説に記されていたところ。棚の上の植木鉢の花が何なのか、背景の植え込みの草木が何なのか、解説に付記されてるのです。一部「?」付きも含めて。
 日頃、浮世絵の植物なんて見過ごしていたり、何を描いているのかよく分からなかったりするので、一々「万年青」「団扇覇王樹(=ウチワサボテン)」などと明記してあるのが珍しくも有り難くもありました。

 また、役者絵に絡めて花を描くという趣向が多かったのが意外でした。私が見慣れてる役者絵にはあまりそういうものがないので。時代による流行がはっきりあるんですね。
 国周の役者絵で、役者は国周が描いてるのだけど、背景の花は弟子の周重が担当していて「はな 周重」なんてクレジットされてるのも面白かったです。

 植木鉢の展示もありました。浮世絵には凝った柄の染付の植木鉢がよく描かれているのですが、同じような磁器の植木鉢を30近く展示してあって、感動。中には浮世絵の植木鉢とそっくりの実物もあったりして。すべて瑠璃釉や染付でした。「個人蔵」となっていたので、どなたかのコレクションなのでしょう。素晴らしいものでした。

 絵柄的にも江戸文化的にも興味深かったのが、歌川国芳「百種接分菊」という絵。1本の木に100種の菊を接ぎ木して100種の花を咲かせた見世物を描いた絵です。菊の花は江戸時代後期に流行して、多様な色・形態の花や菊人形の展示が人気を集めてました。そんな場のひとコマですが、1本の木に100種の花を接ぎ木して咲かせるという園芸の趣向と技術もすごいし、それを描いた浮世絵も面白い。現代に再現しようとしたらできるんでしょうかね?

 前の記事にも書きましたが、図録が完売していて、入手できませんでした。古本屋さんで探さないと。

 ちなみに、佐倉の国立歴史民俗博物館でも「伝統の古典菊」という特別企画の展示を行ってるのですが、この週末29日まで。歴博、遠くて、行く時間が取れない~。

 松戸市戸定歴史館でも「江戸の園芸文化史」という展示をやってたのに、行きそびれたし……。

 やはり、今月前半の体調不良による蟄居が響いてますねぇ。健康第一。

 終わった展覧会(歴博はまだ3日あるけど)の数を数えても虚しいばかりなので、将来に目を向けます。
 体調回復した現在、これは行かなくては!と思ってるのが、植物つながりで江戸東京博物館の 特別展「いけばな 歴史を彩る日本の美」(11月23日~来年1月17日)と、浮世絵つながりでたばこと塩の博物館の特別展・平木コレクションのすべて「浮世絵百華」(11月21日~2010年1月11日)。
 どちらも会期中に展示替えがあるので、リピートすることになりそうです。

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学生へのフィードバック

 11月25日(水)
 午後から授業。前回の続きで、韓国仮面劇のまとめ、朝鮮と日本の仮面の比較という内容でした。また、これまでの講義の補足的・発展的な解説。これは、毎回のリアクションペーパーをもとにQ&A形式のプリントを作成し、学生の質問に答えるという形で進めるフィードバックです。

 この時間、学生がとても興味を持って聞いてくれるのです。今回も授業後のリアクションペーパーに「授業内容に関連するいろいろな話が聞けて楽しかったです」「他の学生の質問を知ることができて刺激になりました」とあり、学生のモチベーションアップに役立ったようです。
 こうしたフィードバックは毎回できるとよいのでしょうけれど、一回90分の授業では時間が確保できません。何かうまい方法がないかなぁと考えてます。

 夕方、原宿へ出て、太田記念美術館で 特別展「江戸園芸花尽し」を見てきました。面白かった~。会期終了間際で図録は完売。もっと早い時期に来なかったのが悔やまれます。今月前半体調崩したのが痛かったです。何事も健康第一ですね。

 夜、読書。久しぶりに12時前に就寝。

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2009.11.26

貧すれば鈍す?

 11月24日(火)
 明日の授業の予習と準備。今期の授業も残り少なくなってきました。残り回数を睨みながら、授業の内容とペースを調整してます。

 3時のおやつに、前から気になっていたハーゲンダッツの新しいフレーバーを食べてみました。

 ……!!……???

 驚いて原材料表示を見てみました。飲食物を買う時は必ず確認するのですが、ハーゲンダッツなので安心して、見ないで買ってたのです。

 クリーム、…………、香料、安定剤(ペクチン)

 このご時世、値段の高い高級アイスクリームは苦戦してるのだろうとは思います。新しいフレーバーを次々開発して、新商品を発売しないとコンビニ展開できないのだろうとは思います。

 だけど……こんなのハーゲンダッツじゃない。
 私の愛するハーゲンダッツが、こんな風味になるなんて。

 失意の内に一日が終了。

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2009.11.25

『キム・ジョンウク探し』は本当に面白い…らしい

 友人から「『キム・ジョンウク探し』、面白かった!」というメールが来ました。このところ同様のご報告を続々頂いてます。

 日頃から、芝居好きの友人・知人に「今のソウルのお勧めの公演は?」とよく聞かれます。偶然ブログを見つけて下さった方から質問メールを頂くこともあります。
 ご質問には出来る限り、その時々の話題作・人気作の公演情報や見どころをお返事しています。韓国の演劇やミュージカルに興味を持って下さるのは、とても嬉しいことなので。

 で、最近、いろんな方に『キム・ジョンウク探し(김종욱 찾기)』を勧めていたら、これが、「面白かった」「楽しかった」「もう一度見てみたい」と大好評。

 この作品、以前にも紹介したことがありますが、オリジナルの小劇場ミュージカルで、去年から今年にかけて話題になっているヒット作です。実は私自身は未見です。人に勧めるのは基本的には自分が見て面白かった舞台なのですが、この作品は様々な情報から「絶対面白いはず」と嗅覚が働いて、ソウル観劇リピーターの方を中心に「自分はまだ見てないんですけれど」と言い訳しながら紹介してました。

 なので、実際にソウルでご覧になった方から「面白かった」「よかった」というメールを続々頂いて、ほっとしてます。喜んでもらえて嬉しいです。
 って言うか、こんなにあちこちで人に勧めて、こんなに喜ばれて感激されて、なのに自分はまだ見てないって……何かちょっと悔しいんですけど。

 『キム・ジョンウク探し』、オープンランでやってましたが、来年1月3日でクローズするようです。
 これから年末年始に向けてソウルでの観劇を計画してる方は、ぜひリストに入れてみて下さい。創作ものはストーリーが……という方、あらすじアンチョコあります。ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

 私も年内にソウルへ行こうと思ってます。この間行ったばかりなのにねぇ。

◇キム・ジョンウク探し(김종욱 찾기)
2006/06/02~2010/01/03
平日8時/土4時、7時/日・祝3時、6時(月休)
12月24日・31日5時、8時
大学路・芸術マダン1館(대학로 예술마당 1관)
110分

☆関連記事
 [ミュージカル]キム・ジョンウク探し/김종욱찾기
 韓国演劇情報/09.06.01(人気公演には「マルチマン」がいる?)
 韓国ミュージカル情報/09.09.28(トップモデルのチェ・ジホ、ミュージカル「キム・ジョンウク探し」キャスティング)

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2009.11.24

韓国演劇情報/09.11.24

 韓国演劇、面白そうな芝居が続々と……。どれもこれも見たいです。ソウル行きたい~。
 例によって、リンク先は韓国語記事です。リンク切れちゃったらごめんなさい。


実力派監督たち、演劇舞台に大挙移動
 スポーツソウル 2009.11.24

 ミュージカル製作社Mミュージカルカンパニーが「監督、舞台へ来る」をコンセプトに、実力派映画監督4人が演劇の舞台でその感性を発揮するイベントを企画しているという記事です。
 4人の映画監督とは、『春が来れば(꽃피는 봄이오면、花咲く春が来れば)』のリュ・ジャンハ(류장하)、『春の日は過ぎゆく(봄날은 간다)』のホ・ジノ(허진호)、『ライターをつけろ(라이터를 켜라)』のチャン・ハンジュン(장항준)、『家族の誕生(가족의 탄생)』のキム・テヨン(김태용)。

 トップバッターはリュ・ジャンハの『母さん、旅行行く?(엄마, 여행갈래요?)』 11月17日から現在公演中、来年1月17日まで、ペガムアートホール(백암아트홀)にて。息子への無条件の愛だけが生きる理由だった母と、母の末期ガンを知ってから母の愛を確認して切ない思いをする息子の物語が抒情的に展開されます。

 これ、母・息子ともダブルキャストですが、あちこちで、演劇初挑戦の息子役キム・ソンス(김성수)の評判が非常にいいんですよね~。

 これに続いて、来年1月23日から3月28日まではホ・ジノ、4月6日から6月6日まではチャン・ハンジュン、6月14日から8月15日まではキム・テヨンの芝居がそれぞれ舞台にかかる予定だそうです。

 二番手ホ・ジノ以降の公演内容はまだ確定していないようで、「監督、舞台へ来る」の公式サイトにも情報がありません。が、4人とも独特の情緒を感じさせてくれる映画を作ってる監督で、演劇の世界でどんな舞台を作り上げるのか、とても興味があります。

 来年は「演劇熱戦3」だけでもスケジュール調整大変なんですけどねぇ。韓国の演劇界、どうしてこんな魅力的な企画を続々実現してくれちゃうんでしょうか。わくわくするやら、ため息つくやら。

2009年最高の話題作<5月には結婚するわ>
 日刊演芸スポーツ新聞 2009.11.24

 ミュージカル『ウェディング・ファンド』の原作演劇『5月には結婚するわ』が、スタッフ・俳優を一新して11月26日からアンコール公演に入る予定というニュースです。

 第4シーズンの演出は、ニューヨークT.M.L(International Theatre Production)芸術監督として3年間活躍したホン・ジュヨン(홍주영)。この公演が大学路への復帰作品となるとのこと。
 キャストは、キム・ソジン(김소진)、チャン・ギョンヒ(장경희)、ホン・ベヨン(홍배연)、ユン・ヒョクチン(윤혁진)。

 この記事には公演データがなく、公演情報サイト「PLAYDB」によれば、2010年2月28日まで、大学路・芸術マダン2館(예술마당2관)にて。
 ついこの間ソウルで見てきた芝居ですが、演出家が代わるとなると、また見てみたいですね~。

☆関連記事
 [演劇]5月には結婚するわ/오월엔 결혼할꺼야

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三度目の本音?

 11月23日(月・祝)
 勤労感謝の日ですが、大学は普通に授業日というところが多いようですねぇ。

 午後、国立能楽堂で「天地人之会」。金剛流の能って、それと意識して観たのは初めてかも。

 能楽堂でソウル女子大の教え子と久しぶりに会ったので、近況を聞いてみました。すると、「大学院への進学について迷ってるんです」と。それなら相談してくれればいいのに、と言ったら、「メールしようと思ったんですけど、私は日語日文じゃなくて国文(=韓国文学)だったし……いけないかと……」。

 う~ん、私は全く分け隔てしてないのですけれど、そういうの。そのことがちゃんと伝わってなかったか~と、反省しました。
 韓国は師弟関係が密な分、指導担当の先生/学生とそれ以外の先生/学生とで付き合い方をきっちり変えるのが普通だったりするのです。先生の側も学生の側も。韓国社会では、そうするメリットもあるのでしょう。
 でも、「外国人」の私の場合、学生の社会的・文化的属性によって付き合い方を変える必要も意味もなかったので、学生に対して「私は日本人だし、指導教授とか関係なく、勉強したい人は誰でも指導するしアドバイスするからね」とメッセージを出し続けていました。そのつもりでした。でも、彼女にはうまく伝わってなかったみたいで。学生の立場では、すんなり「あぁ、そうなんだ~」とは思えないのでしょうね。「日本文化」を勉強した学生は、どこかで必ず「日本人は『建前』と『本音』がある」って教わっていますし。

 「それじゃ、今度メールしてもいいですか?」と聞かれたので、「もちろん! いつでもメールして!」と答えました。が、あと2回ぐらい「いつでも連絡してね!」と念押ししとかないと、メール来ないかもしれません。
 「日本では、何か誘われたり勧められた場合(例えば「お茶飲む?入れようか?」の類)、2度目までは辞退しなければいけない、その上で3度目に言われたら、その時初めて相手の誘いや勧めに乗ってもよい」と「学習」してるんですよね、彼女たち。

 日本の人間関係、相手の言葉を言葉通りに受け取ると痛い目見ることがあるのは事実ですが……困ったもんだ。

 観能後、友達とお茶しながら、あれこれおしゃべり。短い時間でしたが、楽しかった~。

 夜は読書。ちょっと早めの午前1時就寝。

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2009.11.23

Q&Aの質問者

 11月22日(日)
 昼間はのんびり読書。前日の芝居を思い出しながら『ヘンリー六世』をパラパラ読み返してみたり。

 夕方、有楽町スバル座で韓国映画「執行者」を観ました。死刑執行に携わる刑務官を主人公とした映画です。「韓国映画ショーケース2009」での上映で、来日したチェ・ジノ(최진호)監督の舞台挨拶とQ&Aがありました。
 Q&A、観客からいろいろな質問が出て、興味深かったです。質問者の一人が「映画の主人公と同じ職場に勤務している」と自己紹介したのには驚きました。一番驚いたのはチェ・ジノ監督だったと思いますが。

 夜、『ヘンリー六世』と体調不良で中断していた仕事外の読書を再開。

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芝居好きのルーツ

 11月21日(土)
 午前11時から午後10時20分まで、新国立劇場でシェイクスピア作『ヘンリー六世』三部作の一挙上演観劇。芝居の感想は こちら でどうぞ。

 丸一日劇場にいる日は、何を食べるかいろいろ考えます。理想的なのは、美味しくて、ちょっと珍しくて、ボリュームとカロリーは控えめで、かつ気分転換になるようなもの。今回の公演では『ヘンリー六世』特製お弁当メニュー というのがあったのですが、早々に予約受付終了となってしまって、食べそびれました。残念。

 劇場ロビーに置かれていた「近隣お立ち寄りマップ」を参考にコーヒーショップ、地元のパン屋さん、コンビニへ行き、劇場横のベンチでのんびりご飯にしました。
 お天気のよい気持ちの良い日でよかった。

 話は戻って、第一部の開演10分前。携帯の電源を切ろうとして、実家からの着信で留守録があるのに気づきました。メッセージを再生してみると、父の沈んだ声で「電話下さい」。こんなタイミングで一体何?と慌てて電話してみたら、ビデオが壊れたみたいなのだけれど、明後日どうしても録画したい番組がある、と。要は、明日中に新しいのを買ってセッティングして欲しい、という話です。
 一体何を録画したいのやら。とは言え、私の芝居好きの原点は、幼い頃見たミュージカル映画、映画好きの父譲り。自分のルーツに文句つけるわけにはいきません。
 夜、第三部の休憩時間に再度電話してみたら、ビデオは壊れてなかったそうです。やれやれ。

 終演後すぐに帰路についても、帰宅は23時半過ぎ。疲れましたが、心地よい疲れでした。
 午前2時就寝。

☆関連記事
 [演劇]ヘンリー六世

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2009.11.22

[演劇]ヘンリー六世

 シェイクスピア作『ヘンリー六世』三部作、9時間一挙上演の通し観劇です。イングランド×フランスの百年戦争とヨーク家×ランカスター家の薔薇戦争の歴史劇を一日がかりで観てみたら……同じシェイクスピア作の『リチャード三世』が見たくなりました。戯曲を読み終えた時にもそう思いました。
 丸一日9時間の芝居が、『リチャード三世』のプロローグだったとは……。これって何かの罠か罰ゲームなんでしょうか?


11月21日(土)11時、15時、19時
新国立劇場・中劇場
第一部「百年戦争」  B席 2階2列72番
第二部「敗北と混乱」 A席 2階1列13番
第三部「薔薇戦争」  S席 1階14列(実質5列)62番

 面白かったです。感じたことあれこれ。

 万華鏡のような芝居でした。状況が展開するごとに、人間関係がパタパタと組み換わって、新しい模様として見えてくる、その繰り返しなのです。様々に変幻する人間模様を眺める面白さ。第三部、フランスにエドワード王がグレイ夫人と結婚という知らせが届いた時がその極みでしたねぇ。

 諸事情で各部ごとに全く違う席で見ました。第一部・第二部を2階で見たのは大正解。舞台全体が見渡せたおかげで、人間関係が把握しやすかったです。

 衣装はグレーが基本。諸卿は皆、グレーの衣服を身に纏ってます。ヘンリー六世と王妃マーガレットは白に近いグレー。ヨーク公の息子たちは黒基調のロックファッション。フランスは青、イギリスは赤、赤薔薇・白薔薇メンバーは自分の色の薔薇を胸につけ、枢機卿とエドワード妃(グレー夫人)の衣装は赤。視覚的直感的に登場人物が見分けられるようになっていて、これはとても分かりやすかったです。

 舞台もグレーが基本色。前方にエプロン舞台を張り出させてます。そのために座席9列つぶした模様。大胆ですねぇ。奥行きをたっぷり取った舞台で、戦闘場面を左右でなく前後(手前と奥)に対立させて見せたのが、躍動感あって新鮮でした。
 舞台面に重ねて敷き詰めた四角い布?が効果的でした。照明によって、石畳、大理石、野原、芝生、様々な地面に見えるのです。
 照明で床にイングランド国王の紋章(赤地に金のライオン)やフランス国王の紋章(青地に金のフルール・ド・リス)を映し、それぞれロンドン、パリの王宮の場であることを示していたのも面白かった。この照明一つで英仏海峡を渡れちゃうのですね。
 ジャック・ケードの反乱の場面はカラフルなスポットを水玉模様風に見せる楽しい照明。この場が一種のお遊びなのがよく分かります。

 全体として、話が進むにつれて演出が派手になっていくので、次第に刺激が強く面白くなっていきます。赤薔薇・白薔薇の大きな旗の使い方とかヘンリー六世の空中ブランコとか。うまく計算して演出してます。

 登場人物が膨大なセリフをしゃべる劇なので、役者は滑舌の良い人が嬉しい。その点、王妃マーガレットの中嶋朋子が抜群でした。セリフが力強く明瞭。相当長い出番があったにも関わらず、一か所も噛んだりミスしたりしてなかったような。役柄的にもブレのない人物で、この人に縋っていると話を見失うことなく9時間の芝居が乗り切れる、という存在感。
 ヘンリー六世の浦井健司も、容姿とともに声が惰弱な役柄に合ってて気に入りました。
 ヨーク公の渡辺徹、ジャンヌ・ダルクと皇太子のソニン、サフォーク公の村井国夫、リチャードの岡本健一など、役者はそれぞれはまってて、いい配役でした。

 プログラムに演出・鵜山仁と劇団シェイクスピアシアター主宰・出口典雄の対談が載っています。『ヘンリー六世』三部作を上演した経験のある出口典雄が作品について語っている部分、戯曲を読んだ時の印象と重なるところが多く、興味深かったです。
 「『内面的に』なんてやる必要はない。スピードをもってやれば何とか成立する芝居」「まわりの貴族たちがすぐに意味もなく敵味方に分かれる。この『意味もなく』というのが大切」「シーンをつなげて考えない」「伏線からもってくる作り方をすると何か弱いものになってしまう」等々。
 出口典雄演出の『ヘンリー六世』も観てみたかったです。出口典雄が渋谷ジャン・ジャンで『ヘンリー六世』を初演したのは1981年4月だったそうで。ちょうど渋谷をウロチョロし始めた頃で、ジャン・ジャンの行列を見るたびに、この怪しい地下空間は何なんだろう?と訝しく思ってました。あの時あの空間に突入してたら、全く違う人生歩んでたかもしれないですねぇ。

 来年3月の 蜷川幸雄演出『ヘンリー六世』、観てみようかと思い始めました。観劇前は、一つ観ればお腹いっぱいでしょ、と思っていたのですが。
 観れば観るほど観たくなる。『リチャード三世』も観たいなぁ。

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国立劇場がこんな活動してた

 11月20日(金)
 午前中、前日から持ち越しの校正を仕上げて提出。溜ってるメールの返事を書いて。

 夕方から国立劇場へ。
 場内、櫛の歯が抜けたような空席が目立ちました。新型インフルの影響でしょうか。
 幕間のロビーで、日頃芝居に縁のなさそうな背広姿の男性が妙に多いと思ったら、国立劇場がこんな活動してたんですね。招待された患者さんや医療関係者だったのでしょう。

白血病とたたかう皆さんに團十郎丈の舞台をプレゼント!

 芝居の感想は こちら でどうぞ。

 帰りの地下鉄の中で『ヘンリー六世』読了。明日の観劇に滑り込みセーフ。

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目の奥ズキズキ

 11月19日(木)
 朝から頭痛。でももう休む余裕がありません。

 午前中、早稲田大学の演劇博物館で調べ物。膨大な所蔵資料をきちんと整理して一般公開してくれてる、有り難い研究機関です。スタッフの方もとても親切。いつ行っても、いいな~、ここ、と思います。

 午後は一か月ぶりのくずし字セミナー。中国では、月にウサギとカエルがいて不老不死の仙薬を作ってる、なんて話を交えながら、楽しく2時間しゃべりました。
 いつの間にか頭痛治っちゃった、と思ったのはひと時の錯覚で、帰りの電車の中で頭というか目の奥がズキズキ。セミナーでしゃべってる間はテンション高いので、痛いとかしんどいとか吹っ飛んでるんですね。

 セミナー後メールチェックしたら、試行中の企画が本決まりになったという連絡が来てました。一年前から関わってきた仕事なので嬉しいですね。ほっとしました。これからが大変なのでしょうけれど。

 体調不良が目にくると読書もパソコン仕事もできず、今日〆切の校正も翌日に持ち越し。
 12時前に就寝。

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2009.11.21

あと3時間20分

 セント・オールバンズでヨーク公が勝利、ロンドンへ進撃したところで第二部終了、またご飯。

 やっと薔薇戦争が始まりました。
 まだ先は長いです。

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今日の時間割

今日の時間割

 『ヘンリー六世』9時間一挙上演の上演時間表です。
 
 ジャンヌダルクが処刑されたところで第一部終了、ご飯食べに行って来ました。

 舞台見てると、10日前に読んで、もう忘れてる場面がどんどん思い出されて面白いです。

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今日の劇場

今日の劇場

 新国立劇場。ヘンリー六世、9時間です。

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[歌舞伎]十一月国立劇場

 「大津絵道成寺」の舞台上、鳴物の中に友達がいました。知り合った時は会社員、前からやりたかったと小鼓を習い始め、会社を離れ、歌舞伎の鳴物の世界に身を投じた友人です。何年も前から本職として活動しているのは知っていたのですが、本公演の出囃子(舞台上での演奏)を見るのは今日が初めてでした。
 前半は役者の踊りそっちのけで、小鼓の彼にばかり目が行っちゃいました。立派に舞台を勤めてると確認出来て安心したら、後半は踊りに集中できました。
 がんばれ、へいちゃん、望月徹。


11月20日(金)16時30分
国立大劇場
3階11列41番

歌舞伎十八番の内「外郎売」
 団十郎の外郎売。早口言葉の面白さは今ひとつです。確実にていねいにやってます。実は曽我五郎の部分は、さすがそれらしくきれいに見せますね。
 芝雀の虎に立女形の貫禄が感じられたのと、市蔵の茶道珍斎の巧者ぶりが印象に残りました。
 ただ、弥十郎の工藤では芝居全体が弱いです。本人のせいでなく、今、工藤役者がいないんですよね。
 これから年末って時に正月狂言みせられて、体内季節感混乱中。

「傾城反魂香」土佐将監閑居の場
 通称「吃又」。途中うとうとしてしまったのですが、後半、土佐将監の言葉をおとくが通訳してるみたいに見えて、言葉はどもっても耳は聞こえてるでしょうに、と思ってしまいました。手助けがないと何ひとつ満足にできない子供のようで。
 逆に、藤十郎のおとくはしっかり者過ぎて、妻というより母みたい。鼓の音をきれいに出してたのは感心しました。

「大津絵道成寺」
 大津絵に描かれた人物が登場するという趣向で、常磐津・長唄掛合いの曲は「道成寺」がベース。藤娘なのか道成寺なのか、何だかちぐはぐな感じのする曲でした。ぼーっと見てる分には、鷹匠になったり座頭になったり、目先が変わって面白いです。振り出し笠で山尽くし踊るなんて、大胆な振付ですね~。
 藤十郎の踊りって、芝居の所作の連続なんですね。芝居が非常にうまいのでそれなりに見せてますが、身体の中に踊りがありません。

 市蔵の外方、とてもよかったです。元々地味ながらうまい脇の役者ですが、今月一段と光ってます。本当にうまい。

 最後は鐘入りから大津絵の鬼に変わって、亀鶴の弁慶と立回り、翫雀の矢の根五郎が押し戻し。本舞台で藤十郎の鬼が「大入」を書いて、二段(女形なのね)に上がって、幕。後ろで槍持奴が「山」の字を決めてました。
 何でもやりたい藤十郎らしい舞踊でした。

 終演後、劇場ロビーで買っちゃいました。小田原名物「お菓子のういらう」。

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2009.11.20

今日の芝居

今日の芝居

 楽屋口にテレビカメラ来てました。

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2009.11.19

[ミュージカル]あなたも泣いていますか?/당신도 울고 있나요?

 この公演、毎週火曜・水曜には聴覚障害者100名を招待して、手話通訳付きで上演していたそうです。初めて生の演劇を見たという人が多かったとか。
 聴覚に障害があっても、生の舞台、見てみたいって思う人はいますよね。外国語の舞台に字幕をつけるように、舞台の横に手話通訳をつけてくれれば理解できるのに、って思うでしょうね。そりゃそうだ。
 初めて気がつきました。最近の劇場、車椅子のお客さんは普通に見かけるようになってるのですけれど。


10月31日(土)19時
大学路・芸術マダン3館/대학로 예술마당 3관
3列45番(中央前寄り)
原案・台本:キム・ソンギョン/김선경
演出:チョ・ハンジュン/조한준
出演:キム・ソンギョン/김선경、チャン・ジュニ/장준휘

 主演のキム・ソンギョンの原案による創作物で「治癒(치유)ミュージカル」と銘打たれています。

 ソンギョンはラジオ番組「あなたも泣いていますか?」のDJ。放送を通じて視聴者たちの心の傷を癒すドクターでありたいと願っている。ソンギョンの元に寄せられる様々な事例は……。
 大人の男に魅かれて同年代の優しい彼を裏切り、結局男に捨てられた女子学生。
 結婚後すぐにオジサン・オバサン化して倦怠期を迎えてしまった夫婦。
 不倫が男の妻にばれ、男との別れを選ぶ女と女に縋る男。
 何をしても彼をつなぎ止めたい不器量な女とそんな女を金ヅルとしか見ていない男。
 傍目には幸せな結婚生活と見えるが、夫の束縛と暴力に苦しむ妻。
 息子に無償の愛を注ぎ田舎で独り暮らしをする母と母の愛に応えられない息子。

 DJ役のキム・ソンギョンが視聴者からのお便りを紹介するという形で、キム・ソンギョンとチャン・ジュニが様々な男女の愛の形を演じていきます。各エピソードは軽めのミュージカル仕立てで、キム・ソンギョンのソロナンバーで締めくくられるという構成。
 舞台は正面に大きな窓を見せて、その向こうがラジオ番組のスタジオ。舞台中央は何もない空間で、壁際に机、椅子、ボックスなどを置き、エピソードごとに必要なものを中央に持ち出して利用します。
 キム・ソンギョンは発声のテクニックにすぐれ、様々な女性を声で演じ分けていました。不倫のエピソードだけは、女、男、妻、の三人をキム・ソンギョンが一人で演じたのですが、男と妻の顔が分らないこの演出はなかなか効果的でした。ました。相手役のチャン・ジュニは芝居が達者で、どの役もリアル。トレーナー姿で寝転んでテレビを見ながらポリポリお腹を掻いてる夫に、愛する妻に暴力を奮ってしまう心の闇を抱えたエリート風の夫、10分ほどのエピソードでその人物の背景までを感じさせる芝居でした。

 やや残念だったのは、キム・ソンギョンの囁くようなセリフが劇場内の空調の雑音で聞き取りにくかったこと。韓国人には問題なく聞き取れる程度だったのかもしれませんが、キム・ソンギョンは声量の幅を広く使い、囁くようなセリフの効果を計算して演じていましたから、せっかくの技量が空調のせいで十分に生かせず、もったいないことでした。
 でも、暖房入れないわけにはいかなかったのでしょうねぇ……。

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歌舞伎会ゴールド会員

 11月18日(水)
 風邪がぶり返したのか体調不良で、外出の予定をすべてキャンセル。大学の講義も休講にしました。

 読書、くずし字セミナーの準備、シラバスの作成とデスクワーク続きです。この一週間ろくに出歩いてません。

 歌舞伎会から12月歌舞伎座のチケットが届きました。いつもなら観劇直前に購入するのですが、昼の部はクドカンこと宮藤官九郎の「大江戸りびんぐでっど」、夜の部は野田秀樹の「野田版鼠小僧」と人気劇作家競演の月ということで、早めに押えたもの。暮も押し詰まると慌しいですしね。

 同封の明細に「34回目の購入です」とあって、来年は歌舞伎会ゴールド会員です。年間28回以上の購入で翌年のゴールド会員の資格が得られますが、歌舞伎座に12ヵ月(毎月昼夜、8月は3部制)に通うだけで25回、他に新橋演舞場の歌舞伎公演もありますから、東京の歌舞伎好きなら楽々クリアできる条件です。
 私は韓国在住中は平会員、帰国後も他のルートでチケットを買うことが多くて特別会員止まりでした。初めてのゴールドです。でも来年4月に歌舞伎座が閉場しちゃうので、ゴールドのステータスが役に立つかどうか。

 夜、『ヘンリー六世』の続き。
 週末の連休は予定が立て込んでるので、早く体調回復させないと。

 午前1時就寝。

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2009.11.18

韓国演劇情報/09.11.18

 久しぶりの演劇情報、「受験」絡みの話題です。


受験票だけあれば大学路の人気公演が1000ウォン
 ニュースワイヤー 2009.11.15

 韓国では11月12日に修学能力試験が行われました。韓国の教育熱の象徴として日本でもすっかり有名になった、全国共通の大学入学試験です。
 原則的に韓国の大学入試は、この試験一発で合否が決まります。なので、この試験が終わると、受験生はそれまでの抑圧から一気に解放され、受験生活でたまったストレスの解消に走ります。

 そんな受験生たちに優れた公演芸術を体験する機会を提供しようという趣旨で、ソウル文化財団が大学路の演劇・ミュージカル公演を無料または1,000ウォンで見ることができる「受験生 Day-大学路公演招待イベント」を行うことにした、というのが記事の内容です。

 無料招待は『ライアー(Run for your wife)』『笑の大学』『Spring Awakening』『洗濯』の4作品。1,000ウォンぽっきりは『シングルズ』『老いた泥棒の話』など75作品。
 いずれもインターネットで応募して抽選となりますが、当選すれば同伴者1名OK。観劇日は11月27日。

 このイベントのための11,000席分の公演チケットの費用は、韓国の代表的なインターネットショッピングモールの一つである Gマーケット がスポンサーとして提供するそうです。

 修能試験が国民的関心事となってる韓国では、元々修能マーケティングと言うべき発想があります。受験が終わると、友達同士で映画を見に行ったり、家族揃ってレストランで外食したり、ショッピングに行ったりするのが一般的。それを狙って、受験票持参者は割引や特別サービスが受けられるというイベントがあちこちで行われるのです。

 ソウル文化財団のイベントは、そのような社会の雰囲気に乗りつつ、商業主義とは一線を画しているところが好感持てます。無料招待は大学路で上演中の公演からベストの作品を選んでますよね。企画が堂々とストレートな印象なのです。
 受験が終わった若者たちに公演チケットを提供することで、観客予備軍を劇場街・大学路へうまく招き込んでるわけで、将来の演劇ファンを育てる効果も期待できそうです。
 いろいろ羨ましいイベントです。

国内初の音楽フリースクール、ソウル国際音楽学校開校
 聯合ニュース報道資料 2009.11.17

 韓国初の音楽フリースクール(韓国語では「代案学校(대안학교)」、英語の「Alternative School」です)が2010年、ソウル市江南区水西洞に開校するというニュースです。

 この学校は、イタリア国立音楽院の教育システムと同一のカリキュラムで実技教育を行い、教養科目と外国語(英語・イタリア語)の授業も重視、国際コンクールやオーディションへの積極的参加、海外演奏公演などを通じて世界で活躍する音楽家を養成する教育システムを備えているとのこと。

 この記事をここで紹介するのにはちゃんと訳があります。専攻課程として、ピアノ、声楽、作曲、弦楽、管楽という伝統的なクラシック音楽のジャンルの他に、クラシックギターとミュージカルが記されているのです。

 イタリア国立音楽院のカリキュラムで、オペラでなくミュージカルって、どんな感じになるんでしょうね。来月4日に入学説明会が開催されるそうですが、ミュージカルブームの韓国、どのくらい人が集まるのでしょう。いずれこの学校から韓国を代表するミュージカルスターが誕生するのでしょうか。
 今後の成り行きに興味津々です。

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来年度のシラバス作成中

 11月17日(火)
 来年の仕事のスケジュールを組むのと並行して、「シラバス」と呼ばれる講義計画書を書いてます。今はどこの大学でも、事前に全開講科目のシラバスを公開し、学生はこれを見て受講科目を決める、というふうになっています。

 シラバスは、講義のテーマ、目的、内容、評価方法などを定められたフォームにまとめればよいだけなのですが、どうも私はこれが苦手です。こうやってブログなどを書いてて、文章書くのは嫌いじゃないはずなのに、シラバスは苦手。やたらと時間がかかってしまいます。

 どうしてだろう?と少し真剣に考えてみたら、半年近く先(場合によっては1年以上先)の講義内容を今の時点で固めて、半年後(1年後)その通りに講義をする、というのに抵抗があるのでした。
 だって、半年の間にはそれなりのインプットがあって、講義の内容も手法もブラッシュアップできるはずだから。今作ったシラバスは今の時点ではベストでも、半年後にはベストじゃないのが目に見えてしまってるから。
 一方、シラバスには学生との契約というような性格があって、程度問題ですが、シラバスから逸脱した講義をするわけには行きません。
 今担当している視聴覚資料を多用した体験型の講義では、両者の落とし所を自分の中で定め切れていないから、シラバス書くのが苦手なのね……。

 ちなみに、韓国の大学でもシラバスを書いてましたが、その時はそれほど苦労してませんでした。
 担当科目に知識の習得を目的とする講義が多く事前に講義内容を固めやすかった上に、シラバスの〆切が開講一か月前頃だったのです。シラバスは入力も閲覧も大学LAN内のウェブ上で行われるので、タイムラグがなく、シラバス提出締切→(翌日)シラバス公開→(1~2週間後)履修登録開始→(2~3週間後)開講、というスピーディーな展開。その時ベストと考えたことを迷わず書けて、楽しい仕事でもありました。

 と、くだくだ書いてたら、解決方法を一つ思いつきました。
 来年度のシラバス、あと3本書かないといけません。この解決方法ですっきり書けますように。

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『ビューティフル・サンデイ』大学路で上演

 ちょこっとお知らせです。

 中谷まゆみ作『ビューティフル・サンデイ』がソウル・大学路の漢陽レパートリーシアターにて上演されます。2006年の韓国初演以来、観客動員数は延べ20,000人を超え、今や大学路(テハンノ)の人気作品の一つです。
 韓国の役者さんによる韓国語の舞台ですが、人物・場所などの設定を韓国向けに変えた以外は元の脚本を忠実に翻訳したホンになっています。
 生の舞台でもDVDでも、オリジナルの『ビューティフル・サンデイ』をご覧になってる方なら、十分に楽しめる舞台です。
 大学路で芝居を見てみたいなぁと思っていた方、この機会にぜひ大学路の小劇場演劇を体験してみて下さい。


ビューティフル・サンデイ/뷰티풀 선데이
作:中谷まゆみ
演出:チョ・ハンジュン/조한준
出演:チャン・ジュニ/장준휘、キムヨングァン/김영광、チョン・ソナ/정선아
製作:(株)ZERA、劇団漢陽レパートリー

日時:2009年11月24日(火)~2010年1月3日(日)
    平日8時/土・日3時、7時
    12月24日・31日5時、9時
    12月25日3時、6時、9時
    月曜・1月1日休演
場所:大学路・漢陽レパートリーシアター
    (대학로 한양레퍼토리 씨어터)
料金:30,000ウォン(全席指定)
  * プレビュー期間(11月24日~12月10日)50%割引

 インターパークチケットの公演情報は こちら。キャストの写真やポスター画像が見られます。

○チケットの入手について
* 当日会場で直接購入することが可能です。
* 当日券は開演1時間前頃から販売されます。(客席への入場は開演10分前からです。)
* 前売券売切の場合も当日券が出る予定です。

○漢陽レパートリーシアターへの行き方
1 地下鉄4号線「恵化(혜화)」駅1番出口を出てそのまま直進。
2 Mr.Pizza の手前を右折。
3 20~30m直進すると左側に劇場(地下1階)への入口があります。
* 劇場入口は、駐車場とバッティングセンターの手前、「源平」という日本料理店の向い側にあります。
* 現在劇場はリニューアル中で、この公演がリニューアルオープン作品となります。劇場の外観や目印は以前と変わっている可能性があります。

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2009.11.17

王子様、病院へ行く

 11月16日(月)
 午前、我が家の王子様の太郎君と動物行院へ行きました。先月から鼻水とくしゃみがひどく、先々週の土曜に初診、今日が2度目の通院です。

 世間では、猫は医者や薬が嫌いで、医者へ連れて行くためのキャリーバッグを見ただけで大暴れする、とか、餌に混ぜて薬をやると薬はよけて餌だけをきれいに全部食べる、とかいう話をよく聞きます。
 我が家の王子様の太郎君はとても良い子なので、決してそんな真似はしません。キャリーバッグをひっぱり出すと興味津々で近寄ってくるし、抱っこしてバッグの中にいれればそのまま箱座りで落ち着きます。キャリーバッグは通院専用、これで何度も病院行ってます。
 薬は、固形なら餌の上に置き、液体なら餌の上からかけておけば、お行儀よくきれいに食べます。薬を掌にのせて「太郎君、これ食べようね~」と差し出したら、掌から直接食べちゃったこともあるくらい。
 太郎君、バカがつくほど素直な良い子なのです。

 推定年齢15歳。獣医さんに「もう長生きな方ですよ~」と言われました。家に来た時は幼猫だったのに、いつの間にか飼い主を追い越して、老爺猫になってるらしいです。
 王子様から王様に格上げしないといけないかな……。

 午後は読書、調べ物、原稿チェック。途中で問合せや依頼のメールや電話が来て、対応に追われました。前日の「おまけの一日」がどれほど貴重な時間だったか、改めて実感。

 『ヘンリー六世』は順調に進んでます。意外に読みやすいですね。
 王権をめぐる抗争の歴史物語なんて読んでると、太郎君はずっと王子様でいいや、と思ったり。

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2009.11.16

[歌舞伎]京乱噂鉤爪

 昨年に続く乱歩歌舞伎の第二弾『京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)』。初作『江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)』は江戸川乱歩の長編小説『人間豹』を脚色した舞台でした。第二作は、同じく人間豹・恩田乱学と明智小五郎を主人公とするオリジナルの物語です。


10月19日(月)12時
国立大劇場
3階12列33番
原案:市川染五郎
脚本:岩豪友樹子
演出:九代琴松(=松本幸四郎)
出演:松本幸四郎、市川染五郎、市川高麗蔵、中村翫雀、中村梅玉、他

 昨年10月『江戸宵闇妖鉤爪』の公演期間中に、第二弾の製作が発表されました。つまり、1年近い準備期間があったわけです。それでなぜ……。

 まず、物語にも人間関係にも奥行きがありません。筋書に主な登場人物が60~80字ほどで紹介されていますが、舞台上でもそれがすべて、という印象なのです。ある意味「分かりやすい」のですが、歌舞伎を初めて見る人にもよく分かる歌舞伎、が目指すべき「分かりやすさ」とは違う「分かりやすさ」です。

 また、舞台を見ていて、セリフのあちこちにひっかかります。
 例えば、第一幕・第一場「きはものや」で、妻のお勝が夫の甲兵衛に言うセリフ。「鏑木様は大のお得意様。これ以上ないっちゅう値段でお買い求めくだはるんやさかい……」。夫は店の主人なのですから、そんなこと百も承知なわけで、店を切り盛りする夫婦の会話として不自然です。もちろんこのセリフには観客への事情説明という役割があるのですが、それならそれでもう少し自然に聞かせる工夫がいくらでもできるはずなのに。
 同・第五場。明智小五郎のセリフ。かつて自分の師匠に言われた言葉をそのまま語る場面です。「お前は人形に己が魂を込めるのではなく、生身の人間の生き様に向き合い……」…… 「生き様」って、あのねぇ。幕末の京都の人形師のぼきゃぶらりーじゃないでしょう。
 同場、幕切れ。恩田と明智が相対する緊迫した場での恩田のセリフ。「黙れ!明智。お前も、何もかもお見通しの自惚れ屋の一人だな」……「何もかもお見通し」なら自惚れるのも当たり前では?って舞台見ながら突っ込んじゃいました。言いたいことはわかります。「自分は何もかもお見通しと自惚れてる手合いの一人だな、お前も」ってことですよね。それを「何もかもお見通しの自惚れ屋」って、恩田乱学の頭が混乱してるふうに見えるんですけど……。

 この手の不自然なセリフ、実は第一作の時にも気になって、台本買って確かめようとしたのですが、売り切れで手に入らなかった のです。今回も舞台を見てたらやっぱり気になり、つい台本買っちゃいました。

 で、最初の話に戻るのですが、準備期間が1年近くあって、台本のセリフが練れてないというのは如何なものかと。稽古期間もそこそこあったでしょうに、このセリフに誰も違和感感じなかったんでしょうか。

 翫雀、梅玉はそれぞれニンに合った役どころだし、衣装や美術は頑張ってるし、もったいないなぁ~と感じた舞台でした。

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おまけの一日

 11月15日(日)
 朝から夜の打ち上げまでマスターズ水泳を予定していたので、突然丸一日のスケジュールが空白に。
 結局、読書したり校正したり、いつもとやってることは同じなのですが、ボーナスで貰った時間という感じで、ゆったりと本が読めて心地よかったです。

 こういう日は特に書き留めるべきこともなく。

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2009.11.15

開演前の出来事@ファソン

 当初、『タンポポ、風になって』のレビュー のマクラにするつもりで書いた文章なのですが、あまりに長過ぎなので、別記事として書き改めました。

 ファソンアートホールにて、『タンポポ、風になって』の開演前に行われた前説での出来事です。

 韓国の演劇公演では大抵、劇場や劇団のスタッフさんによる前説があります。
「携帯の電源は切って下さいね」
「公演中の録画録音は禁止ですよ」
「客席での飲食も禁止です」
 この3つの注意事項を観客に伝え、開演前に客席を「温める」のが前説の役目です。お客さんの注目を集め、コミュニケーションを取らないといけないので、劇団の公演では新人団員が腕を磨く場になっていたりします。これは日本も同じですね。
 もっとも、客席数が1,000を超えるような大きな劇場では、場内アナウンスが入るのが普通です。これも日本と同じ。

 さて、ファソンアートホールは720席という広めのホールでしたが、スタッフによる前説がありました。
 まず、注意事項は、上記3つの定番に、

「上演中、舞台上の俳優さんに話しかけないで下さいね」

というのが加わるスペシャルバージョンでした。う~ん、さすが地方公演です。

 伝統的な韓国の演劇では、お客さんが演者に話しかけるのは当たり前、これをいかに芝居に取り込んで面白く話を進めていくかが演者の腕の見せどころだったりします。長年こうした文化的慣習に馴れ親しんできたおじいちゃん、おばあちゃんは、近現代劇の舞台であっても、演技している俳優さんに話しかけちゃうことがあるのです。演者が当然応えてくれるものと信じ切って。
 この注意事項、前にも一度、前説で聞いたことがあります。思わず笑っちゃいました。あれは、どこの劇場だったか。

 続いて、観客へのプレゼントがありました。これも韓国の劇場でよく行われるミニ・イベントです。前説のスタッフさんが簡単なクイズを出題し、一番早く大きな声で指定の言葉を叫んで手を挙げた人が解答権を獲得、クイズに正解すればプレゼントを貰えます。
 指定の言葉というのは、公演の題名や内容に関連した単語をスタッフさんが指定します。今回は「タンポポ」でした。また、プレゼントの品は、公演によっていろいろですが、原作の小説本やファミリーレストランの食事券などが多いです。

 ファソンでのクイズ、実際はこんな具合でした。

「僕はある芸能人に似ているとよく言われます。その芸能人は誰でしょう?」
「タンポポ!」
「タンポポ!!」
「タンポポー!」
「では一番早かったそちらの男の方、答をどうぞ」
「チャン・ドンゴン!」
「正解です!!」

 会場内の全員が大笑い。楽しいクイズでした。
 「正解者」へのプレゼントは、『タンポポ、風になって』の公演プログラム。もう売ってないので、貴重な品です。羨ましい~。

 客席はすっかり温まり、和やかな雰囲気の中、開演を待つばかりとなったのでした。

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 [演劇]タンポポ、風になって/민들레 바람되어

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マスターズ水泳欠場

 11月14日(土)
 蟄居三日目。代わり映えなく読書と校正。体調も相変わらず。

 実は15日がマスターズ水泳の試合でした。できれば出場したくてぎりぎりまで様子見してたのですが、今の体調でレースは無理そう。残念ながら棄権することに決めて、幹事さんに連絡しました。迷惑掛けて申し訳なし。
 そこそこ長い水泳人生で、体調不良のため試合を欠場というのは初めてです。情けないなぁ。もっとも、レース直前に試合会場で怪我をして棄権、という経験が高校の時に一度だけあるのですけれど。これは、情けないのを通り越して「バカ」でした。
 大学時代には、水泳部の後輩たちが体調崩して試合を欠場したりしたら、日頃の健康管理がなってないと説教してた鬼コーチだったことを思い返すと、ホント、何やってんだか、です。

 『ヘンリー六世』継続読書中。観劇日までに読み終わるか微妙なペースです。
 薬に慣れてきたのか、睡眠不足が解消されたのか、夜が更けても眠くならず、午前3時就寝。元の黙阿弥。

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[演劇]タンポポ、風になって/민들레 바람되어

 ソウルから1時間半、地下鉄を乗り継いで着いた所は「ビョンジョム(병점)」駅。漢字表記は「餅店」。もしかしてお餅屋さんがあるのかもと、駅前をキョロキョロ探してみましたけれど、そんな気配は微塵もありませんでした。なぁんだ。
 チケット予約時に教わった通り、2番出口を出て、駅を背に左方向へ道沿いに歩くこと3分。ファソン(華城)アートホールに到着です。
 早速入ろうとすると、建物の入口で体調チェックが行われていました。新種プル(신종풀、新型インフルエンザのことです)の感染者が毎日9,000人ずつ増えてるという韓国、何と、入場者全員に対して耳での検温です。
 えーっ! ここまで来て、入場拒否される可能性アリってこと? そんなぁ~。
 幸い入場を認められ、ボックスオフィスの列に並べば、私の順番が来る前に「かっとあちゅこ씨、맞죠?(かとうあつこさんでしょ?)」と何故か正体を見破られ、電話予約したチケットを受け取ることができました。
 ソウルを離れてはるばる来るのも、これはこれで楽しい経験です。


11月1日(日)15時
ユーエンアイセンター・ファソンアートホール/유엔아이센터 화성아트홀
R席 1階A区域47番(前方下手ブロック)
作:パク・ジュングン/박춘근
演出:キム・ナギョン/김낙형
出演:チョ・ジェヒョン/조재현、イ・ジハ/이지하、キム・サンギュ/감상규、ファン・ヨンヒ/황영희

Tampopo

 一人の娘を残して先だった妻(イ・ジハ)の墓を人生の節目ごとに訪れる夫(チョ・ジェヒョン)。夫は妻の墓に向かってその時々の生活や自身の想いを語りかけ、亡霊となった妻も夫に様々な話をする。次第に二人は結婚生活の中で言えなかったことを話し始め、それぞれの秘密や誤解が明らかになるとともに、互いを理解するようになっていく。
 人生は、自分の意図とは違ったふうに形作られてしまい、望んでいたのとは違う方向へ進んでしまう。こんな風に生きたかったわけではないのに。心の中ではもっと優しくしてあげたいと思っていた。本当はあなたを愛していた。

 妻が好きだった一面のタンポポの野原。客席がその野原に見たてられているため、観客は自分が一輪のタンポポになったような気分で夫婦の会話を聞くことになります。
 死んだ妻を忘れられず、娘との関係に悩み、妻を愛するがゆえに憎みもする夫。チョ・ジェヒョンが演じる夫は20代から60代まで。チョ・ジェヒョンの独白を聞きながら、ある夫婦の人生を見つめ続け、夫婦の縁というものを考えさせられた舞台でした。

 大学路の演劇熱戦2での上演時に見られなくて残念に思っていましたが、日頃演劇に縁のなさそうな年配のご夫婦が客席の大半を占めた地方公演でこの芝居を見られたのは幸運だったかもしれません。これもまた縁なのでしょう。

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2009.11.14

[演劇]グッド・ドクター/굿닥터

 演出のイ・デヨン(이대영)、以前、舞台を拝見したことがあります。A.R.ガーニー作『LOVE LETTERS』のアンディ役。素晴らしいアンディでした。そのイ・デヨンの演出と聞いて、楽しみに足を運んだ公演、期待通りの出来でした。


10月31日(土)15時
大学路・ソルチ劇場チョンミソ/설치극장 정미소
5列6番(5列中央)
原作:ニール・サイモン
翻訳:パク・ジュニョン/박준용
演出:イ・デヨン/이대영
出演:パク・イジュン/박이준、イ・ヨングァン/이영광、チョン・アミ/정아미、チョン・ジョンフン/전정훈、パク・ミニョン/박민영、ファン・スノン/황순홍

 『グッド・ドクター』は、二ール・サイモンがチェーホフの短編小説を戯曲化した作品で、大学路ではよく上演される人気作品の一つです。今回の公演は、『グッド・ドクター』から7つのエピソードを選んで構成した舞台になってました。

「プロローグ」 狂言回しである「作家」(チョン・ジョンフン)が登場、創作の困難を語りつつ、芝居へ導入。
「くしゃみ」 妻と観劇に行った小心者の下級公務員イワン(ファン・スノン)は、偶然前の席にいた上司(パク・イジュン)の頭にくしゃみをして唾を飛ばしてしまう。イワンはこの失態を取り戻そうと努力するが、すればするほどドツボに嵌り……。
「略奪」 人の女を略奪することに天才的な才能を持った男(チョン・ジョンフン)は、友人を利用して友人の妻(パク・ミニョン)を誘惑する。妻は次第に男を本気で愛するようになるが……。
「遅れた幸せ」 公園で出会った二人の老男女(イ・ヨングァン、チョン・アミ)。互いに好意を抱きながらそれを口に出せず、相手への思いをただ心の内だけで語るばかり……。
「寄る辺なき境遇」 痛風に悩む銀行支配人(チョン・ジョンフン)の所へ、一人の老婆(チョン・アミ)がやって来て、銀行業務とは無関係に頼りなき自身の境遇を訴え続ける。老婆の一挙一動に支配人の痛風の苦痛は増すばかり……。
「銃声のない戦争」 平和な公園で、毎週火曜午後3時、それぞれ陸軍・海軍出身の二人の老いた退役兵(パク・イジュン、イ・ヨングァン)が、あらゆることで意見を異にし、論争を繰り広げる……
「バースデープレゼント」 「作家」自身の19歳の時の体験として語られるエピソード。息子(ファン・スノン)の19歳の誕生日に父(チョン・ジョンフン)は女性体験をプレゼントしようと、嫌がる息子を説得して夜の街の女(パク・ミニョン)に金を渡すが……。

 どのエピソードも、日常にありそうな些細な局面を針小棒大に取り上げて戯画化してみせたものです。
 「略奪」では、男の策にはまって夢中になっていく妻の様子が手に取るように見えます。こういう女性、いかにもいそう。
 「寄る辺なき境遇」では、相手の状況に頓着せず自分の「寄る辺なき境遇」を愚痴り続ける老婆によって、支配人が「寄る辺なき境遇」に追いやられてのたうち回るのが、傍で見る目には気の毒やら可笑しいやら。
 「遅れた幸せ」の男女二人は、ベンチに並んで座り、まっすぐ前を見つめたまま、現実では淡々と言葉を交わし、内心の想いをミュージカル風に歌います。真面目くさった顔とはうらはらに、メロディに乗って吐露される相手への仄かな好意。笑っちゃいました。
 「銃声のない戦争」で論争のテーマとなるのは「理想の昼食」。食前酒からデザートに至るまで、二人の意見はことごとく対立し、激しい論戦が繰り広げられます。週に一度の論戦が人生最大の生きがいになっているかのように。二人の退役兵の「今」の生きがいと虚しさを感じられるエピソードでした。

 全体に、役者の年齢層が高めで、落ち着いた大人の芝居です。それぞれの役を丁寧に演じることで、人間や日常の中に潜む可笑しみがにじみ出てくるような舞台になってました。
 ダブルキャストで、今回チョン・ジョンフンが演じた役をタレント・MCのチョン・ジェファン(정재환)が演じた回もあり、できればこちらも見てみたかったです。


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バーチャル農業で身体酷使?

 11月13日(金)
 薬のお陰で風邪の症状は治まってます。
 例によって、読書と校正。それに、来年の仕事の年間計画作成に取り組んでました。

 元々引き籠り系の仕事が多いので風邪で蟄居するのは全然構わないのですが、このところ右腕が痛くて、パソコン仕事に支障が出つつあります。いわゆるパソコン・エルボーかなぁと。それとも腱鞘炎かな? 今のところ関節痛ではないので……。

 PCを使ってる時間は長いので、テニス肘ならぬパソコン肘や腱鞘炎になってもおかしくはない状況です。でも、痛みが出たのがソウル旅行の直後だったというのが不思議。旅行中は毎日出歩いてましたから、PCに触れる時間はごく短くて、腕の負担は軽減・回復していた時期のはずなのですけれど。
 なのに、このタイミングって、なぜ?

 発症のタイミングを別にすれば、直接の原因として唯一思い当たるのは、mixiの「サンシャイン牧場」です。基本的にPCゲームはしないので、1ヵ月以上も継続して毎日のようにゲームするなんて初めての経験。しかも、日頃は文字入力メインの私、ノートPCのタッチパッドをこれほど集中的に多用したのも多分初めて。
 PCゲームで速攻連打し過ぎて腱鞘炎、って時々聞きますけど、もしかして私もそれにはまっちゃったんでしょうか。
 バーチャルな農場・牧場で、それも一日1時間足らずの作業で、身体壊すなんてアリ?

 本当の原因は分かりませんが、いずれにせよ、「サンシャイン牧場」はペースダウンする予定。
 また、他の mixiアプリへお誘い下さってる皆さま、ありがとうございます。当面の参加は「健康上の理由」でとても無理そうです。残念ながら。

 夜、『ヘンリー六世』を読み継ぐものの、風邪薬のせいか、修辞に富んだ罵り合いゼリフのせいか、すぐに眠くなって午前1時就寝。

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ソウルメトロから切符が消えた

 日々変わっていくソウル、今回の旅行で一番驚いたのは地下鉄の切符がなくなっていたことです。
 切符がなかったらどうやって地下鉄に乗るの?って思いますよね。これで乗ります。

Imgp6790

 一回用交通カード(1회용 교통카드)です。

 この一回用交通カード、自販機で行き先を指定して買うのですが、デポジット(保証金、보증금)500ウォンを取られます。つまり運賃が1,000ウォンなら、デポジット500ウォンを加えて1,500ウォン払わないと買えません。到着駅で改札を出た後、デポジット返金機にカードを投入すると、チャリンと500ウォンが戻ってきます。
 上の写真のカードが傷だらけなのは、繰り返し使われているからです。

Imgp6789

 デポジット返金機の横にはこんな立て看板が。「一回用交通カードを返却して 保証金500ウォンを返してもらって下さい」 こんな表示があるところを見ると、まだ始まったばかりのシステムのようです。上部に「1234幸福列車」とあるので、1~4号線だけに導入されているのかもしれません。ソウルの地下鉄は管轄が二つに分かれていて、1~4号線は ソウルメトロ(서울메트로)、5~8号線は ソウル特別市都市鉄道公社(서울특별시도시철도공사)の管轄です。

 元々ソウルの地下鉄は、交通カード、さらにはTマネーが普及していて、首都圏の住人で乗車の度に切符を買う人などいない、と言っても過言ではありません。交通カードやTマネーなら1回100ウォンの割引運賃になりますし。
 それでもこれまでは、地方から上京した人や日頃滅多に地下鉄に乗らない人など、毎回切符を買う人たちのために切符の自販機と有人窓口がありました。
 それがいつの間にかすべて廃止。切符の自販機はもちろん、有人窓口もすべて閉じられてます。さすが韓国、やることが大胆です。

 私は元々Tマネーを使っているのですが、旅行初日うっかり宿に置き忘れて外出してしまい、一回用交通カードを利用する羽目になりました。お陰でこんな記事のネタを拾えたわけですけど。
 次の日、機械で自分のTマネーカードにチャージしていたら、見知らぬおばさんたちに話しかけられました。「切符はどこで買えばいいんでしょう?」
 日本人観光旅行客の私に聞かれてもねぇ、って普通は思うとこなんだけどねぇ、と内心思いつつ、「ここで『一回用』のカードを買って下さい」と説明してあげました。

 年配の人を中心に大混乱を巻き起こしていると思われる切符の廃止。一方ではこんな設備更新が行われてました。改札の機械がスリムでスケルトン。

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 さすが韓国、やることが大胆。
 あれ? ソウルの自動改札ってソニーが入ってるんでしたっけ? It's a SONY?

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2009.11.13

[演劇]笑の大学/웃음의 대학

 このレビューを書いてる途中で、日本の舞台のDVDを見てみました。何度見ても面白いですね~。すっかり楽しんでしまいました。
 同時に、日本版と韓国版の違いも改めていろいろ気がつきました。この記事の後半では日本版との違いについて書いてます。ある種のネタバレですので、実際にソウルで舞台を見るまで知りたくない、という方は途中(「さて」の所)で読むのを止めて下さいね。
 また、最後にプレスコール時の動画をリンクしました。これも見たい方だけどうぞ。


11月1日(日)19時
大学路・文化空間イダ1館/문화공간 이다 1관
2階C列68番(2階後方下手寄り)
作:三谷幸喜
翻訳:キム・テヒ/김태희
演出:イ・ヘジェ/이해제
製作:ク・ボングァン/구본관
出演:ソン・ヨンチャン/송영창、ポン・テギュ/봉태규

Imgp6825

 面白かった~。韓国初演時にも見てるのですが、その時より緊密な舞台になっていました。お客さんの反応も最初から最後までとてもよかったです。ちなみに上の「今日の出演陣(오늘의 출연진)」の写真、この角度でしか撮れなかったのです。他意はありません。この後読んでもらえば分かります。

 作家役のポン・テギュ、映画ではすでにかなりのキャリアを積んでる俳優ですが、演劇は初挑戦。これが素晴らしい出来でした。笑いを創造するという自分の仕事に真摯な若手劇作家という役を見事に自分のものにして演じてます。検閲官にたこ焼きやらカラスの巣箱やら差し出して何とか良い関係を築こうとする努力や、劇団の座長を立てて脚本を書いている苦労に、自然と共感できるのです。これは、実年齢29歳(81年生)、初の演劇舞台というポン・テギュ本人の若々しさ、初々しさによるところもあるのでしょう。
 最後に召集令状が来たと告げる場面が、しみじみと切なかったです。

 検閲官のソン・ヨンチャン。こちらはもう言うことなしです。映画でも活躍してますが、この人の真価は生の舞台にあるとつくづく思いました。身体が切れて、セリフは流暢、ゆえに演技の間が抜群。見ているだけで楽しくなっちゃう役者さんで、今回も持ち味十分に発揮してました。警官役(名前はオオガワラでなくナカムラ)で上手下手と走り回る場面、誰がやってもそれなりに面白いでしょうが、ソン・ヨンチャンの場合、身体の動きやポーズで笑えるのが最高。この人のために書かれた場面かと思えるほどです。

 さて、韓国語版「笑の大学」、元の台本をかなり忠実に韓国語翻訳してますが、部分的には翻案されたり省略されたりしてます。
 そもそも「貫一お宮」が韓国人には通じないわけで、代わりに「ロミオとジュリエット」にハムレットが登場するという珍妙な話になってます。喜劇や恋愛物はダメだけど、悲劇や復讐物はOKという理屈。
 「お国のために」というセリフを入れろ、という検閲官の注文は、「天皇陛下万歳(천황폐하만세)」を3回入れろ、に変わってます。この無理難題に対して、作家は「天皇陛下万歳」という名前の馬を登場させて対抗します。ポン・テギュが修正した台本を演じてみせるのですが、その動作と間合いが抜群。
 「誰か馬を準備してくれ」「天皇陛下万歳、天皇陛下万歳」「天皇陛下万歳、さぁ、出発だ!」
 この瞬間「馬の名前かよ!」って分かって、客席爆笑。ちゃんと演技で笑わせてくれるところが嬉しいです。ポン・テギュ、こんなにうまいとは。芝居の方はさらに、検閲官が馬の名前が長過ぎると指摘すると、作家はすかさず「天皇」「陛下」「万歳」と3頭の馬を登場させる始末で、これまた大爆笑でした。この翻案アイディア秀逸。
 他の小ネタでは、今川焼はたこ焼きに、カラスの武蔵はただの「カラス」になってます。また、座長の持ちネタ「猿股失敬」と座布団回しは、「差し歯が落ちる」「剣を飲む曲芸」と設定されてます。このネタが面白くないことは作家も承知しているけれど、座長が気分よく演じてくれれば芝居全体が良くなるのだ、という流れは同じ。

 舞台装置、日本版と上下が逆です。上手側に作家が出入するドアがあり、テーブルを挟んで、下手に検閲官、上手に作家が座ります。下手側には階段があって、検閲官が階段から登場することも。特に、検閲官の最初の登場が階段を上から下りてくるというのは、冒頭の両者の立場を象徴していて、面白い演出だと思いました。
 また、上手ドアの外の廊下が透けて見えるようなセットが組まれていて、一度だけ、作家・椿と別の作家らしき人物とがすれ違うシーンがあります。椿と同様に検閲に悩まされている劇作家が他に何人もいることを想像させる場面で、これも「ほぉ~」という演出でした。

 全体として、小ネタのギャグが日本版ほど効かない分、芝居の流れに集中できる舞台になってると思いました。役者の演技力を堪能できた幸せな1時間45分でした。

 最後に、お待たせしました、韓国版の映像です。2分21秒。検閲官アン・ソクファン、作家ポン・テギュ。何と「天皇陛下万歳」の件です。何度見ても笑っちゃう~。本番のポン・テギュの演技は、この時よりさらに磨きがかかってました。

韓国版「笑の大学」プレスコール映像
(初めに15秒の広告映像が入ります。動画がスタートしない場合はリロードしてみて下さい。)

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体調不良の特効薬@韓国

 お陰さまで薬が効いたのか、風邪は快方に向かってます。

 さて、これから年末年始に向けて、「ソウルへ行きます!」という方、多いようです。
 忙しいスケジュールをやりくりしての韓国旅行、疲れがたまってたり、風邪気味だったり、滞在中の体調が今ひとつということもよくある話。

 そこで、体調回復の特効薬をご紹介。サンファ(쌍화)ドリンクです。
 効き目あります。1本1,000ウォン程度、コンビニで買えるお手軽ドリンクなのに、初期の風邪ならこれで治ってしまうくらい。今回のソウル旅行でも、毎日1本飲んでました。韓国で暮らしていた時は、薬局で箱買いして自宅に常備してました。

Ssangfa

 今、ソウルのコンビニで売ってるのは、ほとんどコレです。クァンドン製薬(광동제약)のチンサンファ(真쌍화)。
 漢方材料のドリンクで、コンビニのホットドリンクのケース内にあります。本来の「サンファタン(쌍화탕)」は、漢方薬を煮出したお茶で、伝統茶のお店のメニューには必ずあります。

 すでに東京の真冬並みに寒いソウル。「何か風邪っぽい」と思ったら、迷わずコンビニでサンファドリンク1本、です。

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2009.11.12

風邪ひきました

 11月12日(木)
 朝起きたら熱っぽくて身体がだるく、体温測ったら37.3度。朝イチで病院へ行きました。
 が、インフルエンザの検査をしてもまだ反応が出ないだろうとのことで、総合感冒薬を出してもらって帰宅。今後熱が上がったら再受診します。

 念のため、今日のくずし字の講座はお休みに。会場の都合などで休みが続いてるので、できればやりたかったのですけれど、午後になっても体調回復せず、休講にしてもらえて助かりました。
 新型インフルエンザじゃないとしても、今の流行状況で、明らかに風邪の兆候を見せてる先生の講義なんて不安ですよね。

 そんなわけで、今日明日は蟄居生活です。あれ?いつもと同じ引き籠り?

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河回村別神クッ仮面戯

 11月11日(水)
 午後から授業。今日のテーマは韓国の仮面劇・仮面戯(탈춤、탈놀이)。朝鮮半島の歴史、伝統芸能の現状、仮面劇について概説した上で、河回別神クッ仮面戯(하회별신굿탈놀이)の映像を見ました。これは慶尚北道安東市の河回村(ハフェマウル、하회마을)で祭祀として行われてきた行事で、現在では真冬を除く時期の週末、仮面劇の部分の観光客向け公演が行われています。

 私も韓国生活の最初の年、河回マウルで公演を見物しました。韓国在住時のHPに記事がありますので、興味のある方は「ななの本棚」(2000年9月30日記事)をどうぞ。

 授業で学生と一緒に映像見てたらとても懐かしくなってきて、また河回マウル行きたいな~と思いました。韓国の田舎、楽しいんですよねぇ。

 映像は こちら で少しだけ見られます。ごく一部ですが、仮面劇の雰囲気は感じられると思います。第六場、両班(양반、高麗・朝鮮時代の支配階級)とソンビ(선비、無位無官の儒学者)がお互い家柄や教養を自慢しようとして逆に無知を披露しちゃってる、笑える場面です。

 夜、プールへ行くつもりが、何となく気が乗らず、早めに就寝。

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2009.11.11

一挙公開!ソウルB級グルメ

 「ソウルではどんなところでご飯食べるんですか?」とよく聞かれるんですけど、特に決まった所はありません。街中ぶらぶらして、お腹空いた時に食べたい物を出してるお店にふらっと入ることが多いです。大学路(대학로)や鍾路(종로)では屋台の軽食で食事済ませてしまったり。

 実際こんなもん食べてます。ってことで、今回のソウル旅行中に食べたものを一挙公開。見事にB級グルメ系ですね~。

・モドゥントッポッキ(모든 떡볶이)

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 メニュー名を訳せば、「トッポッキ何でも入り」です。辛いたれで炒めたお餅に、玉子(계란:ゆで卵半分)・キムパプ(김밥:沢庵の細巻きでした)・天ぷら(튀김:餃子の皮に春雨?入れて揚げたものでした)が入ってます。「何でも」が見えるようにお餅をフォークでかきわけたので、あちこち汚しちゃってますね。すみません……。
 大学路の南はずれ、芸術マダン(예술마당)という劇場近くの小さな粉食屋(분식집)さんで食べました。味は普通ですが、この写真が一人分1,000ウォン。今のレートなら75円!メチャクチャ安い!!

 トッポッキは女子高生がおやつによく食べてますが、米粉のお餅でお腹にもたれないのです。プレシアター・ディナー(?)の定番です。

・サムギョプサル(삼겹살)

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 「韓国来たら、サムギョプサル食べないと」と連れてかれました。締めの冷麺(물냉면)がすごく美味しかったです。サムギョプサルをたらふく食べてしまってて(美味しかった!)、ちょっとしか食べられなかったのが残念。今度は冷麺目当てに行きたいです。奢りだったので価格不明。高い店ではないでしょう。
 場所は大学路のどこか。並びに「テンジャン芸術(된장예술)」があったような記憶がありますが、店名は……???

 ちなみに、肉を切ってくれてるのは韓国人の若手俳優さんです。全部お任せ。

・チャンポン(짬뽕)

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 大学路の「香港飯店(홍콩반점)」のチャンポンです。海鮮の出汁がきいてて、野菜たっぷりで美味しかった~。これで3,500ウォンは嬉しいなぁ。あ、このお店は先払い(선불)です。
 メニューはチャンポン、チャンポンライス(짬뽕밥)、炒めチャンポン(볶음짬뽕)とチャンポン・オンパレード。チャンポン以外のオプションメニューは、酢豚(탕수육)、揚げ餃子(군만두)だけ。チャンポン専門店なのです。
 恵化(회화)駅4番出口から横道入ってすぐ左、1階がアディダスの建物の2階です。新しくてきれいなお店。

 チャンポンは「中華(중식=中食)」の範疇に入るので、美味しいお店を探すのが結構大変。このお店は大当たりでした。
 次回はチャジャンミョン(자짱면)の美味しいお店に当たりたいものです。

・コドゥンゴクイ(고등어구이)

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 鯖(고등어)の塩焼き定食です。塩加減、焼き具合、絶妙。美味しかった~。ご飯が軟らかいなぁと思いましたが、食べてるうちに蒸気が抜けて程よくなりました。もっと早く蓋取ればよかった。6,000ウォン。
  鍾路3街(종로3가)ソウル劇場の裏にある小さな食堂です。焼き魚は、さんま(꽁치)、まぐろ(참치)、いしもち(굴비)がありました。
 狭い路地に「チョンジュ(전주、多分「全州」)食堂」と「ハニル(한일、多分「韓一」)食堂」とが並んでます。「全州食堂」の方が美味しそうな気がして、そっちに入っちゃいました。実際には大差ないと思うのですけれど。

 かのピマッコル(피맛골)が昔の面影を失った現在、この手の路地裏食堂、貴重です。

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 大学路でアフタヌーンティー中
 マンドゥチャプチェトッパプ

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映画1,000円×2の損得

 11月10日(火)
 午前中、翌日の授業の準備。

 渋谷でランチの後、シネマライズ で、是枝裕和監督「空気人形」、ポン・ジュノ(봉준호)監督「母なる証明」(原題:마더、Mother)を見ました。
 2本ともすごい映画でした。お勧めです。どちらも余韻の長い映画で、立て続けに見てしまったのを少し後悔してます。見終えた後に反芻できるような余裕あるスケジュールで見ればよかった。シネマライズの「火曜サービスデー1,000円」に釣られちゃったのが敗因です。

 授業の予習を翌日に持ち越して就寝。

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校正って結構大変です……

 11月9日(月)
 午前中読書。シェイクスピア作『ヘンリー六世』(小田島雄志訳)を読み始めました。新国立劇場でのマラソン観劇の予習です。早くも人物関係の煩雑さに悩まされそうな予感。イギリス人にとってのランカスター家とヨーク家って、日本人にとっての源氏と平家みたいな感じなのでしょうか。

 夕方から校正。情報密度が濃い上に内容チェックを兼ねてるので、集中力が必要な作業です。集中力が落ちたまま作業を強行するわけにいかないので、休み休みでなかなか進みません。結局夜中までかかってしまいました。
 就寝は午前2時半。この習慣、何とかしないと。

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2009.11.10

映画見に来てます

映画見に来てます

 真ん中のねこを除く2本。

 「空気人形」を見終えて、これから「母なる証明」です。

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2009.11.09

リニューアル一周年

 11月9日は私の誕生日です。昨年の今日、誕生日を機にこのブログをリニューアルオープンさせました。

 あれから一年、お陰様で何とか続いてます。
 この間ずっとブログを訪問して下さってる友人知人の皆様、ありがとうございます。
 また、最近では思わぬ方にブログを「発見」していただいて、新たな交流の機会を頂くようにもなりました。本当に有り難いことと感謝してます。

 これからもブログを通じて、楽しい話題、役立つ情報を発信していきたいと思っています。
 益々のご贔屓お引き立てのほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 余談。
 誕生日にふさわしい(?)ゲームを見つけちゃいました。
 ○ロールケーキプレイングゲーム
 御用とお急ぎでない方はお試し下さい。個人的には、どどーっと降ってくるロールケーキがツボです。

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 お久しぶりです
 ご案内

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韓国語Windows対応ソフト・サイトへの対策

 11月8日(日)
 授業で用いる文献・画像・映像資料の確認と整理。今週の授業では、日本との比較で韓国の伝統芸能を取り上げます。いつもと勝手が違うので、早めに準備を始めました。

 映像資料は韓国で入手した CD-ROM。韓国語Windows 対応のソフトなので、日本語Windows ではコンピュータの言語設定を変更して利用します。「コントロールパネル」→「地域と言語のオプション」→「詳細」で「Unicode 対応でないプログラムの言語」を「韓国語」に設定すればOK。
 ちなみに、この言語設定変更は、韓国語サイトの Flash 部分を見たい場合にも有効です。韓国って Flash を多用するサイトが多いんですよねぇ。映画の公式HPなんて、ほとんど Flash で構築されてたり。そんなサイトも、この変更でちゃんと見られるようになります。

 ただ、私のPC環境では、この変更をすると Becky! に貯め込んでる日本語メールが全て文字化けします。以前、設定を元に戻しても一部メールの文字化けはそのまま残ってしまった、ということがありました。なので、基本的に、言語設定変更はしないようにしてます。
 それでも、仕事で必要となれば、やらざるをえません。でも、できればやりたくないんですよねぇ。

 そんな訳で、何年も前から、自分のPCに韓国語Windows をインストールしてダブルブートにしよう……と企んでいるのですが、作業がおっくうで、踏ん切りつかずにずるずる来ました。
 最近では、もういっそ韓国語Windows の PC を一台購入してしまおうか、と思ってます。リージョン3のDVDが見られれば、来年、他の仕事でも役に立ちそうなのです。
 次回のソウル旅行では、ヨンサン(용산)行ってみようかな……。

 夕方プールへ。2000m/50min。かなり調子がよかったのですが、最後に予定外のスタートダッシュの練習を入れたら、2本目で肩甲骨にグギっと違和感が。慌てて練習中止しました。
 身体をちゃんと作ってないのに、現役の時以上にダイナミックなフォームで泳ごうとしちゃったのですから、そりゃ無茶ってもんですね。年齢相応の自制しなくては。

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2009.11.08

[演劇]5月には結婚するわ/오월엔 결혼할꺼야

 ソウル観劇1本目。物語の設定を聞いて、絶対見たいと思った作品。期待を裏切らず、面白く楽しい芝居に仕上がってました。ミュージカル「ウェディング・ファンド(웨딩펀드)」の原作演劇です。


10月31日(金)20時
大学路・芸術マダン2館(예술마당 2권)
1階A列35番(4~5列目中央付近)
作:キム・ヒョジン(김효진)
演出:キム・テヒョン(김태형)
出演:イ・ミョンヘン(이명행)、イ・アンナ(이안나)、ノ・ヒョンソン(노현성)、チョ・ハンナ(조한나)
製作:CJエンターテイメント(CJ엔터테인먼트)、ナオンカルチャー(株)(나온컬쳐(주))

 数学の予備校講師セヨン(ノ・ヒョンソン)、小説家チョンウン(イ・アンナ)、高校卒業後ずっと無職のチヒ(チョ・ハンナ)は、高校時代の同級生。高校卒業時、一番最初に結婚した者が全額受け取るという約束で、毎月10万ウォンずつ積立をしてきた。29歳の今、積立金の総額は3825万ウォン。そんなある日、チヒが突然、結婚を宣言をした。一週間前に知り合った彼と一ヶ月後の6月1日に結婚するの、約束通り積立金は自分が貰うわね、ありがとう、と。
 セヨンとチョンウンは友人の結婚を素直に喜べず、何とか5月31日までに結婚して積立金を山分けしよう、と協定を結ぶ。チョンウンは早速、5年間付き合っている彼との結婚話を進めようとするが、逆に振られてしまう。セヨンは可能性のありそうな男性たちと連絡をとり、次々とデートしてみるが……。

 設定だけで物語の面白さは保障されたようなものですが、そこにコミカルなディテールが加わり、楽しい芝居になってました。役者が上手くて、演出手法が作風によくマッチしてるのです。
 三人の女性はキャラクターが明確、男性役はすべて一人で演じるマルチ。ストーリーはセヨンと男性たちのデートのエピソードで進行し、プロローグとエピローグをセヨンのユニークな数学の授業で括ってます。この講義がちゃんと面白く作られてます。確率の問題の解説で、「はい、いいですか~。ここに30人の女性がいます。この内きれいな女性は8人、また性格のよい女性は3人。ただし、きれいで性格のいい女性はいない。」 客席爆笑。

 舞台はセヨンとチョンウンが同居する部屋。下手のベッド、パソコン、上手のキッチンが効果的に使われます。デート場面はテーブルや椅子を置くことで、部屋の一部をレストラン・ライブの楽屋・食堂に見たてます。舞台空間の利用の仕方もうまい。

 セヨンを演じるノ・ヒョンソン、相反する気持ち(内心失望しながら表面は期待に満ちた笑顔で取り繕ってる、とか)を表情としぐさで表現するのが達者で、結婚を焦る29歳女性のビミョーな立場を表してました。
 マルチ役のイ・ミョンヘン、とても同一人物とは思えぬ変身ぶり。セヨンのデート相手として、ハイソでやり手だが嫌味な男、5歳年下のミュージシャン志望の元教え子、留学先から帰国して研究職に就いた昔の彼、を演じ分けます。凄い。

 そして、年頃の三人の女友達のおしゃべりが楽しい。心残りは、聞き取りきれずに韓国人のお客さんと一緒に笑えなかった場面が2か所あったこと。気になる~。

 今回がアンコール公演で、11月22日まで。再々演されたらぜひまた見たい舞台です。
 ミュージカル「ウェディング・ファンド」も見たい~。

Imgp67951

 劇場ロビーのポスターです。
 タイトルには「5月には\私が先に/結婚するわ」と挿入句、四人のキャストのお腹の上には「私よりブスが先に結婚する?」の文字。笑っちゃいました。細かいところまでよく作り込んでます。

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来年の仕事あれこれ企画中

 11月7日(土)
 旅行後立てこんでいた仕事が一段落。ちょっと落ち着いて、部屋の片付けと年内スケジュールの見直しをしてました。

 そろそろ来年度の仕事の予定を立て始めてます。1~2か月に1度のペースでソウルへ行き、韓国の演劇・ミュージカル・映画の定点観測+取材することを考えてまして、大学への出講日を睨みながらスケジュールを立案中。

 夜、実家で妹夫婦と一緒に食事。デザートは吉祥寺・多奈加亭の黒糖ロールと紅茶ロール。私の実家は全員甘党です。

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2009.11.07

韓国の便利なサイト-乗換検索

 韓国のお役立ちサイト紹介。3つ目は、韓国版乗換案内。地下鉄の路線・乗換情報の検索ができるサイトです。

NAVER 地図 地下鉄路線(NAVER 지도 지하철노선)

 完全に韓国語のサイトですが、路線図上で出発駅と到着駅をクリックすると、両駅間のルート、所要時間、運賃(Tマネーカード、現金)が表示されます。

 例えば、ソウル(서울)駅からチャムシル(잠실)駅へ行きたい場合。
 まず、ソウル駅をクリック。「出発(출발)」というバルーンが付きます。(画像をクリックすると、拡大画像が表示されます。)

Start

 次に、チャムシル駅をクリック。「到着(도착)」というバルーンが付いて、「最短経路(최단경로)」の結果が表示されます。

Arrive

 窓内に表示された検索結果は、次の通り。所要時間は乗換に必要な時間を考慮したものです。


 所要時間(소요시간)約35分
 停車駅(정차역)  15か所
 総距離(총거리)  15.6km
 区間料金(구간요금)カード1100ウォン、現金1200ウォン

 ソウル駅(4号線)
  ↓
 東大門運動場(2号線)
  ↓
 チャムシル(2号線)


 この検索結果の窓をずらすと、路線図上にはルートがちゃんと表示されてます。

Route

 今回のソウル旅行で、ファソンアートホール(화성아트홀)の最寄駅ビョンジョム(병점)へ行くのに、このサイトを利用しました。前もって最短ルートと所要時間が把握できたお陰で、確実に行動できて、とても助かりました。

 百聞は一見にしかず、ぜひ一度使ってみて下さい。
 ソウルの地下鉄はソウル市郊外まで延びている路線も多く、運行は遅れがちではあるのですが、それでも所要時間のおおよその見当がつくのは有り難いですよね。
 江南(강남)や新村(신촌)に続々と新劇場がオープンした現在、地下鉄を制する者が劇場も制するはず。市場だってレストランだってエステだって楽々。

 なお、地図左上の窓のプルダウンメニューで都市を選択すると、ソウル以外の都市の地下鉄も同じように検索できます。地方都市へ行かれる方もご活用下さいませ。

☆関連記事
 韓国の便利なサイト-乗換検索・上級編

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今月の通し狂言、お勧めです

 11月6日(金)
 歌舞伎座、昼夜通しで「仮名手本忠臣蔵」見物。
 前日の新橋演舞場と2日連続の昼夜通しで、さすがに身体がギクシャクしてます。

 二日続きで丸一日劇場にいると、仕事の時間が取れません。おかげで、歌舞伎座へ向かう地下鉄の中では文字通りのラップトップPCでメール書き、幕間は食料調達のついでに郵便局へ行って郵便物投函、昼夜入れ替えの45分間にはルノアールでブレンド飲みながらメール送ってネットでリサーチ……。

 こんな状態でも、舞台の幕が開けば芝居に引き込まれました。芸の力ってすごいです。充実の舞台を堪能。

 今月の東京の歌舞伎、
・歌舞伎座昼夜「仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)」
・新橋演舞場昼「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」
・新橋演舞場夜「三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」
と通し狂言が並びます。
 この二日で3本全部見物し終えたわけですが、どれもよかった。歌舞伎座は大歌舞伎らしい見応えのある「忠臣蔵」、演舞場は若手の清新な舞台。3本とも結構入り組んだ物語なのに、不思議とすんなり筋が飲み込める分かりやすい芝居に仕上がってます。

 「通し狂言はストーリーが難しそうで……」とか「歌舞伎に興味はあるけど、何となく行きにくくて」と思ってる方に強くお勧めです。

 歌舞伎をあまり知らない方へ、ちょっと変わった視点から作品をアピールしてみると……。

「仮名手本忠臣蔵」→日本芸能史上最高のヒット作。過去日本で最も稼いで利益をあげてる(と思われる)コンテンツです。スピンオフ、スピンアウト、数知れず。日本文化を愛する人なら一度は見よう!
「盟三五大切」→三谷幸喜・田村正和コンビの「古畑任三郎」シリーズで、堺正章が犯人役だった回のネタに使われてる芝居。ほら、あの、お茶漬け食べる場面です。ね?見てみたいでしょ? 鶴屋南北の傑作の一。
「三人吉三巴白浪」→相愛の二人が実は双子の兄妹だった!と、ここだけ強調すると韓流ドラマみたいですね。ドロドロ因縁話です。「こいつぁ春から縁起がいいわぇ」という超有名セリフが聞ける、河竹黙阿弥の傑作の一。

 日によっては安めの3階席チケットもまだ取れます。ぜひ劇場へお運び下さい。どれもホント面白いですよ~。

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2009.11.06

歌舞伎座さよなら名物7

歌舞伎座さよなら名物

 正面玄関脇の甘栗です。

 芝居友達からの情報によると、甘栗屋さん、歌舞伎座閉場とともにお店をたたまれるおつもりらしいです。

 今だけの歌舞伎座土産。

Imgp6859

☆関連記事
 歌舞伎座名物(もりかき揚げ)
 歌舞伎座名物2(めでたい焼)
 歌舞伎座名物3(小倉アイス)
 歌舞伎座さよなら名物4(くずきり)
 歌舞伎座さよなら名物5(カレーコーナー)
 歌舞伎座さよなら名物6(人形焼)

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歌舞伎座さよなら「櫓」

歌舞伎座さよなら櫓

 現代では顔見世公演の時だけあがる櫓。

 現・歌舞伎座で最後の勇姿です。

 歌舞伎公式ウェブサイト によれば、今回は、来年4月の劇場閉場までずっとあげ続けるそうです。(2009.11.07追記)

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新橋演舞場夜の部の「着到」

 11月5日(木)
 新橋演舞場で花形歌舞伎、昼夜通しで見物。
 今月の新橋演舞場、夜の部の開場時刻が3時50分です。開場してすぐに入場すると、携帯からリアルタイム でもちらっと書きましたが、「着到」をじっくり聞くことができます。
 「着到」は、歌舞伎を上演する劇場で、開演30分前に演奏される儀式的な音楽。昼の部、夜の部を問わず、お客さんが入場してようがしてまいが、演奏されます。一方、劇場の開場時間は普通開演30分前。夜の部は昼の部の終演時間次第で、開演20分前にやっと慌しく始まることも珍しくありません。毎回演奏されてるのに、生の「着到」を頭から丸々じっくり聞くことって、意外にできないのです。
 時間に余裕のある方は、ぜひこの機会にどうぞ。まだほとんどお客さんのいない劇場で聞く着到、趣があって、なかなかよいものです。

 着到を聞いた後、ロビーをぶらぶらしていたら、「間違ってたらすみません、加藤先生……ですよね?」と声をかけられました。私の授業を取ったことのある学生さんでした。
 聞いてみると、歌舞伎座には毎月通ってるとのこと。嬉しいですね。

 私の方は、こんな時に限って、完璧すっぴんノーメーク。まぁ、私がフルメークしたところで、たかが知れてはいるのですが。でもやっぱり、明日の歌舞伎座はちゃんとメークして行こう。

 今月の歌舞伎座は「仮名手本忠臣蔵」の通しなので、冒頭に口上人形が出るはずです。早めに劇場へ到着するようにしよう。
 と思いながら、就寝時刻は午前2時。

 口上人形は開演11時ぴったりからスタートです。たっぷり10分演じてます。(2009.11.07追記)

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午前3時就寝は辛いです

 11月4日(水)
 午後から授業。テーマは狂言概説。

 前日戦線離脱した「韓国映画ショーケース 2009」のチケット、1作品だけ取りました。売り切れも覚悟してたのですが、あっさりゲット。人気作品とそれほどでもない作品と、二分しちゃってるのかなぁ。

 夕方から、ソウルにいる間に依頼が来た急ぎのリサーチに取り掛かりました。午前1時過ぎ、メールでレポートを送信して終了。

 午前3時に就寝。もっと早く寝るようにしないと、身体によくないですよねぇ。

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2009.11.05

今日は新橋演舞場

今日は新橋演舞場

 日本に帰って来たら早速これですか、って感じですが。

 新橋演舞場花形歌舞伎、昼夜通しです。

 昼の部最後の石橋の毛振り凄かったです。松緑と愛之助、100回なんてはるかに超えて振り続けてました。毎日あんなに振ってるのかしらん。

 あ、今、着到鳴り始めました。ワクワク。

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2009.11.04

韓国の便利なサイト-大学路劇場地図

 韓国のお役立ちサイト情報その2です。

ソウル演劇センター(서울연극센터)

 大学路(대학로)にある「ソウル演劇センター」の公式HPです。
 ソウル演劇センターは、文字通り、ソウルの演劇に関する情報を集約しようとしている情報センターです。恵化(혜화)駅4番出口のすぐ傍、2階建ての建物で、1階は情報検索用PC数台と公演のチラシを置いたフリースペース、2階は公演関係の資料室になっています。主な所蔵資料は公演関係の図書、DVD、CD、公演プログラムなど。図書資料はコピーも可能です(要コピーカード購入)。

 そして、上記サイトではソウルの公演に関する情報検索、所蔵資料の検索などができるのですが、恐らく一番役に立つ情報がこれ。

大学路を一目で 公演場案内(대학로를 한눈에 공연장안내)

 大学路の100以上の劇場の位置を記した地図です。上記リンク先は大学路の「全体地図」。この地図は大学路をa~dの4ブロックに分けてます。a~dの記号をクリックすると、劇場の位置を記した各ブロックの地図が表示されます。
 こちら↓がスクリーンショットです。bブロックを表示。

Tmap

 地図の上のタブで、大学路以外の地区の劇場一覧に切り替えることもできます。基本ハングル表示ですが、各劇場への最寄の地下鉄駅と出口番号が分かります。

 大学路の劇場地図、私も自分のHPやブログ内に掲載しようと何度か考えたことがあるのですが、韓国の劇場は頻繁にリニューアルが行われ、名前もコロコロ変わっていくので、とても情報をフォローしきれないと諦めてました。
 ソウル演劇センターの情報なら、ほぼリアルタイムの更新が期待できますから、今後はこの地図が<大学路で芝居見物>の強い味方になってくれることでしょう。

 なお、同じ劇場地図の紙媒体「大学路文化地図(대학로문화지도)」が、演劇センター1階に置かれています。大学路へ行ったら、一度演劇センターへ寄って、地図を入手しておくと便利です。一緒に置かれている公演ガイドブック(月刊)も貰っちゃいましょう。もちろん、どちらも無料です。

Imgp6838

 左がガイドブック、右が地図です。

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あっさり戦線離脱

 11月3日(火・祝)
 朝イチでチケットぴあに並んで「韓国映画ショーケース 2009」のチケットを取ろう、と予定していました。が、その体力気力がなく、戦線脱落。チケットを取るつもりだった作品のいくつかは、ソウルでDVDを入手できてしまった、というのも戦線離脱の一因です。劇場のスクリーンで見た方がよいのは分かっているのですけれど。

 ソウルでの仕事を整理し、我が家の王子様・太郎君と遊んで御機嫌を取り結び、翌日の授業の準備。

 旅行中は本を読まなかったので、久しぶりにじっくり読書したかったのですが、集中力散漫で本に入り込めず。読書は習慣ですね。

 夜、プールへ。1000m/25min。

 11時半過ぎたら急に睡魔に襲われ、そのまま就寝。

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2009.11.03

韓国の便利なサイト-公演情報

 ソウル旅行へ行く前に、現在上演中・開幕間近のミュージカルと演劇について、公演情報リストをブログに載せました。と、公演について、また公演情報の調べ方について、質問をいただきまして。

 とりあえず、お役立ちサイトを一つご紹介します。

공연의 모든것 Play DB (公演のすべて Play DB)

 ミュージカル、演劇、コンサートなどの公演データを集めたサイトです。
 上記リンク先のトップページで、検索窓に関心のある公演名や俳優名を入力(ハングル打てなければコピペ)すれば、2006年前後から近い将来までの公演情報を知ることができます。

 これ、特定の俳優さんの公演情報をフォローしたい時など、とても便利です。
 公演データはインターパークチケットにリンクしているものが多いので、より詳細な情報はそちらで確認することもできます。

 また、カテゴリー別のページへ飛べば、ジャンルごとに現在上演中の公演、間もなく開幕する公演を一覧できます。下にミュージカル、演劇のページのリンクを貼っておきます。どうぞご活用下さい。

Play DB ミュージカル(뮤지컬)
Play DB 演劇(연극)

 ミュージカル、演劇以外のカテゴリーとしては、コンサート(콘서트)、舞踊(무용)、クラシック/オペラ(클래식/오페라)、マジック/ショー(마술/쇼)、国楽(국악)があります。ページの左にリンクがありますので、これらのジャンルに興味のある方は一度ご覧になってみて下さい。

 この「公演のすべて Play DB」は、google で「playdb」と検索すると検索結果のトップに表示されます。いつでも、どこでも、韓国の公演情報に楽々アクセス、嬉しいサイトです。

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映画2本見て帰国

 11月2日(月)
 ソウル最終日。
 ホテルをチェックアウトして、鍾路3街(종로3가)へ。ソウル劇場で映画「旅行者(여행자)」を見ました。フランス人のウニー・ルコント監督による韓仏合作で、カンヌ出品作として話題になった作品。よい作品でした。

 ソウルでの用事を片付け、光化門(광화문)の教保文庫(교보문고)で買い物。

 再度ソウル劇場へ戻って、今度は「グッドモーニング・プレジデント(굿모닝프레지덴트)」を見ました。チャン・ジン(장진)監督の新作、チャン・ドンゴン(장동건)が若き大統領役で4年ぶりの映画出演、と話題の多い作品です。チャン・ジンらしい作品に仕上がってました。

 NH1294で羽田へ。ジェットコースター並みに揺れる揺れる。それでも定刻到着、午前様で無事帰宅しました。

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2009.11.02

帰国日は映画だ!

帰国日は映画だ!

 チョンノ3街(종로3가)ソウル劇場(서울극장)です。
 時間勘違いして30分以上前に着いちゃいました。
 館内1階のロビー、ロッテリアが消え、スタバ、ソレント、ニューヨークステーキハウスが出来ています。びっくりです。

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演劇熱戦2の余韻

 11月1日(日)
 お昼に大学路へ出て、「よい公演案内所」で「笑の大学(웃음의 대학)」ソワレのディスカウントチケットを購入。17,500ウォン。チケットサイトでキャストが作家のポン・テギュ(봉태규)しか出ておらず、検閲官が誰だか分からないまま買いました。アン・ソクファン(안석환)で見たいけど、ソン・ヨンチャン(송영창)も好きだから、どちらでもいいかなぁ、と。

 昼食にマンドゥチャプチェトッパプ(만두잡채덥밥)を食べて、本日1本目の公演会場ファソン(화성、華城)へ向かいます。大学路から地下鉄4号線と1号線を乗り継いで1時間30分。こんな郊外まで何を見に来たかといえば、「タンポポ、風になって」。これまでタイミングが合わなくて、未見なのです。
 今回の地方ツアーはファソンが最終公演。作品自体はアンコールされても、12月1日から「演劇熱戦3(연극열전3)」の「エクウス」が始まりますから、チョ・ジェヒョン(조재현)の出演は当分ないはず。そう考えて、はるばるファソンまで足を伸ばしたのでした。

 公演終了後、トンボ返りで大学路へ。本日2本目「笑の大学」。蓋を開ければ、検閲官はソン・ヨンチャン。
 実はこの回、「笑の大学」と「Spring Awakening(스프링 어웨이크닝)」とどちらを見るか、朝まで悩んでました。「笑の大学」はファン・ジョンミン(황정민)とソン・ヨンチャンで一度見てるので、「Spring Awakening」を見ておく方がいいかなぁと思ったりして。
 結局「笑の大学」にしたわけですが、こっちで検閲官がソン・ヨンチャンってことは、あっちの「Spring Awakening」にソン・ヨンチャンは出てないわけで、ソン・ヨンチャンのファンとしては「笑の大学」を選んで大正解でした。「笑の大学」と「Spring Awakening」を掛け持ち出演って、すごいですね。
 「Spring Awakening」は事前告知なしにアンダースタディが出演するとされてます。「Spring Awakening」でソン・ヨンチャンを見たかったら、「笑の大学」にアン・ソクファンが出る日時を狙えばよいのかしらん。次回に向けての検討課題です。

 2本の公演はどちらも昨年の「演劇熱戦2」で上演されて、大ヒットした作品です。「演劇熱戦3」の幕開きを前に、「演劇熱戦2」の余韻に浸る日になりました。公演の感想は改めて。

 観劇後、大学路でチャンポン食べて、ホテルへ帰りました。毎日芝居見てるだけですが、身体は結構疲れてきてるみたい。
 明日がソウル最終日です。

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2009.11.01

帰還しました

帰還しました

 楽しい大学路。

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マンドゥチャプチェトッパプ

マンドゥチャプチェトッパプ

 お昼ご飯です。大学路のマンドゥのお店にて。
 チャプチェパプ(チャプチェとご飯)もマンドゥも好きなので、嬉しいメニューです。美味しかった〜。5500ウォン。

 「よい公演案内所」でソワレのディスカウントチケットを入手しました。

 が、マチネ見るために一旦大学路を離れます。
 マチネの公演会場へ無事にたどり着けますように。7時迄に大学路へ戻って来られますように。

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一日中大学路で過ごしました

 10月31日(土)
 午前中はホテルでのんびり。

 午後から大学路へ。
 今日の1本目はニール・サイモン「グッド・ドクター(굿닥터)」。2本目は創作ミュージカル「あなたも泣いていますか?(당신도 울고 있나요?)」。劇場で韓国のプロデューサーと仕事の打ち合わせ。

 芝居の合間には、雨の中、大学路の散策です。
 ずっと工事中だった芸術劇場、現在工事中のミュージカル専用劇場、外から見物してきました。あちこちの街角にチケットブースができてます。「よい公演案内所(좋은 공연 안내소)」で当日の割引チケットが出るのは、前回来た時と同じ。ブロードウェイの「TKTS」みたいなシステムです。こういうことができるのは、100以上の劇場がひしめく劇場街だから。羨ましいですね。
 こんなところに、という場所にスターバックスやミスタードーナツができていて、これは嬉しい。古くからある飲食店やミニスーパーも意外に健在で、これまた嬉しかったです。

 早めに宿舎へ戻り、12時前に就寝。

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