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2010.02.10

[文楽]二月公演 第二部

 文楽のプログラムにも過去の上演記録をつけてほしい。最近、文楽公演の度に思ってます。
 今月も、第一部『嬢景清八嶋日記』、第二部『大経師昔暦』、前回やったのはいつなのか、過去に自分はどのくらい観てるのか、知りたいんですよねぇ。別売の上演資料集には江戸時代の初演からの上演記録が載ってるのは知ってます。上演資料集に載せてるデータだからプログラムにはつけられない、という理屈も分からなくはありません。でも、だからと言って、上演記録を確認するために毎回上演資料集まで買うのもねぇ……。

 古典芸能は観る側にも経験の積み重ねが求められます。舞台を観た経験は記憶としてアーカイブされてないと意味がないです。アーカイブの索引となる資料提供、興行側でサービスしてくれてもいいと思うのですよね。
 実際、松竹は歌舞伎の筋書(プログラム)に過去の上演記録を載せてるのですから。
 最近20年分ぐらいの公演だけでよいので、検討してもらえないでしょうか。国立劇場さん。

 と、ぶつぶつ書いてから探したら、日本芸術文化振興会のサイト の「伝統芸能データベース」内にある「文化デジタルライブラリー」で、国立劇場、国立文楽劇場、国立能楽堂、国立演芸場での自主公演の上演記録は検索できることが判明。これは有り難いデータです。
 願わくは、出先で携帯からチェックできるUIにしてもらえないでしょうか。国立劇場さん。(2010年2月10日 9:30am追記)


2月6日(土)14時45分
国立小劇場
4列27番

『大経師昔暦』
「大経師内の段」
 切は、綱大夫・清二。どうも最近苦手です。床下で申し訳ないと思いつつ、途中から夢中へ逃避。段切れ近くで復帰しました。
 「ヤアおさん様か」「茂兵衛か」でぷつっと語り終え、ストップモーションのまま幕。この段切れは逆に難しそう。

「岡崎村梅龍内の段」
 中は文字久大夫・清馗。文字久、努力してるのは分かるのですが、自分が気持ちよく語ってるのかなぁと感じます。そうなると、イキが解放されちゃって、聴いてる側の緊張感が途切れちゃうんですよね。もっと堪えてくれないと。
 ということが、この人の語りを聴いてると分かってきて、勉強になります。

 切は住大夫・錦糸。何のかんの言っても、安心して聴けますね。下女おたまと叔父の梅竜のやりとり、おさんの父母・道順夫婦とおさん・茂兵衛とのやりとり、面白い展開です。道順の嘆きに住大夫ならではの情が込めれられて、じっくり聴けました。
 最後の影絵の演出、面白いですね。私の席からは茂兵衛の影が人形の死角になって見えなくて残念。

 最後に「奥丹波隠れ家の段」がついて終演。

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