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2010.02.02

[歌舞伎]旭輝黄金鯱

 ロビーで抽選会をやっていて、「はずれ」で化粧品のサンプルを貰いました。国立劇場も俗っぽくなりましたねぇ。これも経営努力?場所貸して、サンプル配らせて、いくら取れるのでしょう?初日から毎日やってたのかしらん?
 「金鯱饅頭」とか「金鯱ロール」とか、その手の名古屋名物はないのでしょうか? ロビーで売ってたら絶対買っちゃったと思うのですけれど。


1月26日(火)12時
国立大劇場
2階7列45番

 まず先に書いておきます。並木五瓶の頭痛くなる脚本を通し狂言として復活させて、正月の浮かれ気分に相応しい賑やかで楽しい芝居に仕立てた企画力・構成力・演出力、お見事でした。ぜひ、ご当地名古屋でやってほしいです。あれ、宙乗りと本水、できましたっけ? 御園座。

Imgp7098

序幕「宇治茶園茶摘みの場」
 茶摘み女実は遊女で、国立劇場の第十九期歌舞伎俳優研修生4人を出し、先輩たちと一緒に手踊りさせてました。皆、しっかり踊っていて清々しかったです。こういう試み、いいですね。研修生の励みになることでしょう。三階さんを使い慣れてる菊五郎劇団ならではでしょうか。後に、足利家の中間でも研修生3人を起用。
 春勝(松也)と国姫(梅枝)の若手カップルがきれい。

同「宇治街道の場」
 柿木金助(菊五郎)と向坂甚内(松緑)の盗賊二人の出会いの場。だんまりが始まりそうな雰囲気。

二幕目「尾張 那古野城内大書院の場」
 盗賊二人(菊五郎、松緑)がそれぞれ偽勅使となって登場。松緑は相変わらず発音に難がありますが、以前に比べればかなりよくなってますね。
 ここで、盗賊甚内が取替え子で、実は小田春永と判明。さすが並木五瓶の脚本です。
 小田春永後に鳴海春吉の菊之助、立派に演じてるのですが、損な役回りですね、これ。
 春長の母・操の前で久しぶりに田之助が見られてよかったです。

同「尾張 那古野城天守閣屋根上の場」
 大凧に乗って名古屋城の鯱を盗んだという伝説の盗賊・柿木金助(菊五郎)の見せ場。三階下手鳥屋から大凧の宙乗りで舞台上手へ。大凧は見た目派手なのですが、菊五郎が十字架に張り付けられたような態勢で、宙乗りの間じゅう何も芝居できないのが今ひとつ。もう少し何とかならなかったかな。

三幕目「笠縫里柿木金助隠家の場」
 柿木金助(菊五郎)と乳兄弟として育った甚内(松緑)は実は小田春永なので、現在金助とは敵同士。このへん、菊五郎と松緑と役者の格が違いすぎて、違和感があります。初演の役者は誰なのかしらん。パンフレットに、初演は甚内と金助母村路(時蔵)を一人二役でつとめたとあり、ちょっとこれも想像つかないです。

大詰「御師大黒戎太夫内の場」
 金鯱観世音が登場し、金田金太夫(菊五郎)なる男の祈祷で、北千住観音がパワーアップした金鯱観世音の「「Choo Choo TRAIN」。恋文の件は法界坊ですね。気楽に笑える世話場でした。パンフレットによれば、大詰は「金助が正体を隠して挙兵の時期を窺うという設定以外は、菊五郎丈のアイディアに沿って創作し」たそうです。道理で。

同「木曽川の場」
 本水で金鯱つかみ。ここが菊之助の見せ場でした。本水の中で金鯱遣う水衣さんたち、大活躍。
 この公演、大道具さん、小道具さんは金鯱を何匹作ったのだろうと、指折り数えながら観てました。水中の金鯱つかみに使われた金鯱だけで大中小3匹? 他に、屋根の上の金鯱、宙乗り用金鯱、金鯱観音……全部で6匹ぐらいでしょうか。

同「鳴海潟の場」
 さらばさらばで、めでたしめでたし。菊五郎が三段で大入書いて幕でした。

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