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2010.03.21

[展示]長谷川等伯

 会期当初から大混雑、大行列と伝わってきていた「長谷川等伯」展。会期終了直前、20時まで延長開館してる金曜日の閉館間際を狙って、突撃してきました。18時半前に着いて、入場20分待ち。日によって時間帯によっては「2時間待ち」がアナウンスされたこともあったそうです。20分なんて待ち時間の内に入らない?
 アナウンス通りに約20分待って、18時45分頃入場できました。


没後400年特別展「長谷川等伯」
3月19日(金)
東京国立博物館・平成館

 いや~、とにかく場内大混雑でした。過去に出かけた数々の展覧会を思い返してみても、会場全体がここまで混んでいたことはなかったように思います。
 それでも19時半が入場終了時刻なので、次第に空いてくるはずと思い、展示の最初の方の特に混んでる部分は一旦パスして、いくらか人の少ないところから見始めました。で、最後まで見たら、また最初に戻って見直す作戦です。
 でも、入場を締め切った19時半の時点でも、場内は芋洗い状態。「場内混雑のため、20時半まで開館します」という旨の館内アナウンスが入りました。

 結局、展示会場3周しちゃいました。3週目のスタートは20時近くになってましたが、その時点でやっと、かなり混んでる展覧会、の状況でした。

 さて、肝心の展示品ですが。

 等伯の作品って、保存状態がよいものが多いんですね。今回の展示は「国内に存在するほぼすべての等伯の作品を、一挙に公開する史上最大規模の大回顧展」とのことで、良品だけを集めたわけではないのに、どの作品もこれだけ状態がよいというのは奇跡的に思えます。

 会場は等伯の生涯に沿って作品が展示されていて、若い頃に色鮮やかで緻密な仏画を描いていた人が、水墨画に傾倒して「松林図屏風」(東京国立博物館蔵、国宝)の域に至っちゃう、その過程を追うことができたのが興味深かったです。

 気に入ったのは、「松に秋草図屏風」(京都・智積院蔵、国宝)のぷっくりした菊の花弁、ひらひらと柔らかな芙蓉の花弁。「竹林七賢図屏風」(京都・両足院蔵)を始めとする水墨画の屏風に描かれた直ぐなる竹。「竹林猿猴図屏風」(京都・相国寺蔵、重文)で描いている牧谿の影響を受けた猿。
 等伯の表現力、すごいです。どうして筆でこんなふうに描けるのか。

 襖絵や屏風など大型のものが数多く出ていて、博物館へ足を運んだ甲斐がありました。縦10m、横6mの巨大な「仏涅槃図」(京都・本法寺蔵)なんて、図録では絶対にそのスケールが分かりません。
 また、「国内に存在するほぼすべての等伯の作品」って、それなら来てないのは何?と思ってたら、等伯は大徳寺三門・金毛閣の天井画と柱絵を描いてるんですね。これは写真やバナーでの展示でしたが、大徳寺では拝観不可だそうですので、ここで見られてよかったです。

 東京は明日22日が最終日ですが(今日・明日20時まで延長開館してます!)、すぐに続けて4月10日(土)~5月9日(日)京都国立博物館で開催されます。
 関西の方、京都へお出かけの方、お勧めです。

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