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2010.04.17

[記事]映画『光州5・18』、ミュージカルに

 ミュージカル『華麗なる休暇』、2ヶ月ほど前にオーディション情報を目にしたきり続報が入ってこなかったので、どうなったのかと思ってました。公演日程が少し変更されてますが、記念の日にはしっかり上演されるようです。
 光州民主化運動の「事件」は1980年5月18日の出来事。今年は30周年になります。
 朝鮮戦争60周年、光州民主化運動30周年、区切りの年で興行も大変です。


映画『光州5・18』、5月18日を前にヒューマン・ミュージカルとして誕生
 ノーカットニュース 2010.04.17

 (略)
 5.18光州民主化運動を背景とした映画『光州5・18(原題:화려한 휴가、華麗なる休暇)』は公開当時800万の観客を劇場へ引き寄せる人気を得た。今回、光州とソウルで講演されるミュージカルは映画とは違い、暗鬱だった過去の時代を表現することより、二人の主人公の愛の物語を通して、希望の未来を俯瞰させる予定だ。

 特に、5.18光州民主化運動当時の10日間の記録が音楽とダンスで繰り広げられ、先導的あるいは好戦的な語調を避けた。土俗的かつ民族的に表現され、劇のクライマックスである道庁での最後の5分は、息が詰まるほどの深みある抒情性が込められている。

 演劇『オアシス洗濯所襲撃事件(오아시스세탁소습격사건)』、ミュージカル『ブルー・サイゴン(블루 사이공)』のコンビであるキム・ジョンスク(김정숙)作、クォン・ホソン(권호성)演出で、映画『インディアン・サマー(인디안 썸머)』『青燕(청연)』で大鐘賞音楽賞を受賞したミヒャエル・スタウダッハー(미하엘 슈타우다허、Michael Staudacher)(慶煕大ポストモダン音楽科教授)が共に作業をする。
 (略)

 ミュージカル『華麗なる休暇(화려한 휴가)』は5月15日~19日、光州・ピッコウル市民文化館(빛고을시민문화관)、6月12日~13日、国立劇場・ヘオルム劇場(국립극장 해오름극장)で公演される。

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 映画『光州5・18』(原題『華麗なる休暇』)は、光州の平凡な市民たちが民主化運動の延長線上で「事件」に巻き込まれて行く様子を淡々とかつ生き生きと描いています。「事件」の展開は淡々と、市民たちの様子は生き生きと描かれているところが、好きです。

 こういうテーマをミュージカルにするのは難しいと思うのですが、どんな舞台になるのでしょうね。『オアシス洗濯所襲撃事件』の脚本家と演出家のコンビというのは期待できそう。大学路の小劇場の『オアシス-』と国立劇場の大劇場の『華麗なる-』とでは、舞台の規模が違いすぎて、想像つかないのですけれど。
 公演期間が短くて、見られそうもないのが残念です。5月18日に光州で上演するというところに意義があるので、仕方ないですね。

 昨年6月、日本版の演劇『ちゃんぽん』を見ながら、映画『光州5・18』を思い出していました。『ちゃんぽん』に登場する主人公たちと中華料理店は、『光州5・18』のあの町のどこかに存在しているのだなぁと、ごく自然に思えたのでした。あの町のどこかにあるチャンポン屋さんがこれなんだ、この人たちがあの群集の市民たちの中にいたんだ、と二つの劇世界がすーっと一つになる不思議な感覚を味わいました。貴重な体験でした。

 演劇『ちゃんぽん(짬뽕)』、4月28日~6月6日、大学路・ソントル劇場(선돌극장)で上演されます。これも5.18に合わせての再演なのでしょうね。こちらはスケジュールを遣り繰りして、ソウルで見てきたいと思ってます。その前に『光州5・18』をもう一度見ておかなくては。

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 [演劇]ちゃんぽん

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コメント

chakuraiさん

 コメントありがとうございます。
 ソウルの舞台、ご覧になったんですね。うらやましいです~。

 ソウルは2日間だけの上演ということで、記事をアップしながらも「この情報、誰の役に立つんだろう?」と思ったりしてましたので、実際にご覧になった方からコメントいただけて嬉しいです。

 しかも、素晴らしい舞台だったとのこと。再演も期待できそうですか。これまた嬉しい情報です。

 神父はイ・ジェホ(이재호)かな。ネット上にプロフィール写真がないのですが。ちょっと探してみたら、ここに舞台のアンコールの写真がありました。
http://blog.naver.com/skfl3737/80109347279

 政治的なモチーフの作品もエンタメとして質の高いレベルで仕上げてくるところに、韓国の企画・演出の底力を感じてます。それを舞台で演じる俳優のレベルも本当に高いですよね。

 この作品は再演情報を気長に待ちたいと思います。
 コメントありがとうございました。
 またこれからもよろしくお願いいたします。

投稿: なな/加藤敦子 | 2010.06.20 10:04

はじめてコメントするのですが御礼です。
この記事を拝見し、すぐに日程を調整して「華麗なる週末」ミュージカルを6/13 18:00からソウルで観てきました。素晴らしかったです。特に映画でアン・ソンギがやっていたお父さん役の役者さん(たぶん神父役もやってました)。韓国のミュージカルのレベルの高さを実感しました。
光州とソウル(釜山の友人によれば釜山でも1日上演したという話ですが)のわずか7日間で終わるはずがないと思います。曲名わかりませんが「私たちのことを覚えていてください」と歌う曲は映画にも通じるメッセージで、涙が出ました。
ソウルの友人でさえ上演を知らなかった^^;情報を提供頂き本当に有難うございました。

投稿: chakurai | 2010.06.19 21:10

yonaさん

 このミュージカルは、私も見られそうにありません。アンコールに期待したいです。

投稿: なな/加藤敦子@ソウルなう | 2010.04.25 01:19

映画観ましたが〜
ミュージカルでどんな作品になるか観てみたいですね。
行けないからざんねん。

投稿: yona | 2010.04.21 16:16

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