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2010.07.28

[記事]フランソワ・オゾン、岩井俊二作品原作の演劇

 先日アップした「ソウルの演劇★初日間近」に載せた公演『縛る(묶다)』に関する記事です。公演紹介でタイトルを『束ねる』としてましたが、『縛る』の方がよさそうなので、修正しました。

 短編映画を原作とした演劇を2本立てで、という変わったご趣向です。しかも、原作の映画が、フランソワ・オゾンと岩井俊二の作品。どんな舞台になるんでしょうか?


フランソワ・オゾンの短編、演劇の舞台に
 聯合ニュース 2010.07.28

 フランスの有名映画監督フランソワ・オゾン(프랑수아 오종)の短編『カーテン・レイザー(커튼 레이저/Un lever de rideau/A Curtain Raiser)』が韓国の演劇舞台で上演される。

 劇団「演劇するオム・イ・サ(연극하는 엄이사)」は2006年公開された『カーテン・レイザー』を演劇に脚色し、来月6~15日、弘大前(홍대 앞)の小劇場シアターゼロ(씨어터제로)で公演すると28日明らかにした。

 オゾン監督が台本を書いて演出したこの映画は、ささいな喧嘩によって別れと再会を繰り返す恋人の心理を扱った作品で、韓国では2008年に上映された。

 演劇は、原作に喜劇的な要素を加え、現代社会を生きる男女の利己的な愛の物語をシニカルでありながら軽快な雰囲気で描き出す。

 これと併せて、日本の岩井俊二(이와이 슈운지)監督の短編映画『undo(언두)』を脚色した演劇も続けて公演される。2編の演劇がパッケージとして公演されるということだ。(略)

 昨年創団した「演劇するオム・イ・サ」は、今回の舞台を始めとして、国内外短編映画を演劇に脚色して上演する「短編映画、演劇と目を合わせる(단편영화, 연극과 눈맞다)」シリーズを公演する計画だ。

     ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 えー、まず、この公演を行う劇団の名前「연극하는 엄이사」というのがよく分かりません。ポスター画像を見ると、必ず「연극하는 엄.이.사」となってるので、「演劇するオムさん・イさん・サさん」かなぁ?と思ってますが。翻訳は「演劇するオム・イ・サ」としておきました。

 さて、フランソワ・オゾンの『カーテン・レイザー』。タイトルを日本語に訳すと「開幕劇」「前狂言」ということのようで、要はメインの芝居の前、最初に演じられる短い一幕の演劇を意味するようです。シネフィル・イマジカの解説によれば、「長編映画『エンジェル』の撮影開始が1週間延期になった時」に撮った短編だそうで、作品の成立自体が前座的だったのですね。
 「愛していれば待てるはず」とデートに必ず遅刻してくる彼女と、それが我慢ならなくなって別れを切り出す彼、というカップル。

 一方の岩井俊二『undo』は、山口智子・豊川悦司の主演作品。こちらは、強迫性緊縛症という病気のため、すべてのものを縛り始めた妻と、その夫というカップル。

 「愛を縛る(사랑을 묶다)」「愛に縛られる(사랑에 묶이다)」、そんな観点から選んだ2作品、ゆえに演劇のタイトルも『縛る(묶다)』、ということのようです。このタイトル、ポスター画像などでは『(理解することができないあなたとわたしを)縛る』と、副題のような語句がついてます。

 フランソワ・オゾンも岩井俊二も映像の美しさで定評のある監督です。そのあたりを演劇の舞台でどう処理してくるのか、興味津々です。

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