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2010.11.18

ミュージカル『英雄』あらすじ

 ミュージカル『英雄(영웅)』の「あらすじ」を公式ブログから翻訳してみました。掲示板「韓国の公演が好き!」の方でご質問をいただき、私も観劇予定の作品なので。

 内容がズレてしまうと意味がないので、ほとんど直訳で日本語不自然です。それでも、舞台の演出を追いながらストーリーを綴っている文章なので、かなり分かりやすいと思います。演出が変わってる可能性もありますけれど。

 これからご覧になる方のご参考になれば。


ミュージカル『英雄』公式ブログ「あらすじ(줄거리)」全文翻訳、※は加藤注)

 ハルピン大事(伊藤博文暗殺※)の場面を暗示する汽車の音と歓迎の人波の音が次第に大きくなる中、音楽が観客席全体をうねって進むように大きくなり…安重根が客席に向けて銃を7発発射、紗幕にタイトル - <英雄、the musical>が刻まれる。
 鋭い風の音とともに白華の林には白い雪が降り、青年たちが立ち上がって、男性らしい気運あふれる血の誓約を歌い、最後に安重根が合流して互いに決意を固める。 一方、朝鮮では明成皇后の最後の宮女ソリが夜の眠りに入りそびれたまま、その日(乙未事変、閔妃暗殺事件※)の無惨な記憶に苦しみ、復讐の日を待つ歌を歌う。そんなソリに、安重根と帝国益聞社*1)を紹介し、高宗の機密費を渡す内侍府の最高宦官キム内官。そうして、ソリは極秘情報を盗み取るために日本へ、安重根は独立戦争のためにロシアへ発つ。

 一方、日本では伊藤と日本の高官たちが朝鮮の名物を収集する楽しみを歌い、宴会を楽しむ。そんな伊藤の前に現われたソリ。彼女の魅惑的な誘惑に、傾いた黄昏から一筋の光を見出した伊藤は、満洲行きに同行して自分の世話をすることをソリに勧める。

 ウラジオストック。独立軍の友人で長兄のような存在である中国人ワンウェイの食堂では、間違いなく温かい食事の席が用意され、彼の妹リンリンも明るく陽気な性格で独立軍たちとも親しく過ごす。 しかし、常に彼らの後を追って来る日本人刑事ワダの監視と尾行が不安ではあるが…。
 そうして、ほっと一息ついたような状況は、舞台がウラジオストックの裏通りに変わると、再び危機の頂点に達し、恋人を装って外出した安重根がワダの尾行をかわすためリンリンにキスをすると、リンリンは当惑しつつも安重根に愛を感じる。一編の映画を見るようなヤマカシ*2)で舞台を縦横無尽に移動しながら、追いつ追われつを繰り広げる独立闘士たちと日本警察との華麗な演技と振付を見せる間に、ワンウェイは拷問の後遺症で死を迎える。
 安重根はワンウェイの死を前に信念が搖れて悩むが、母チョ・マリアの応援で気力を出す。そうして、大同公報社のチェ・ジェヒョンを通じて伊藤の満洲行きを聞いた安重根は、戦争で日本を相手に勝つことは不可能だと判断し、伊藤を暗殺することだけが世界に朝鮮が独立国であることを知らせうる唯一の方法だと考える。そして、ウ・トクスンと共に、最高の射撃技術を持ったチョ・ドソンと通訳担当のユ・ドンハを合流させ、戦闘での敗北と命を失った仲間たちを思いながら大事を準備する。最後になるかもしれない記念写真を撮る彼らの姿が、写真機のフラッシュの音とともに紗幕に大きくプリントされる…。

1) 帝国益聞社 - 1902年、高宗皇帝が日本の動向を窺い知るために作った機関で、国家情報機関の嚆矢。
2) ヤマカシ(YAMAKASI) - アフリカ語で '超人'という意味で、1990年代フランスの若者達が装備なしに素手で建物に登って遊んだことに由来する。 高度の技術と体力を要する新種のエクストリームスポーツで、フリーランニング(Free Running)とも言う。


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コメント

nekoさん

 そうそう、平日と土曜夜の公演ではほぼ毎回プログラムサイン会、日曜夜は PHOTO DAY が企画されてますね。

 PHOTO DAY は今月中に公式ブログへ書き込んだ人の中から抽選のようですが、サイン会はその場で並べばOKみたいです。15分間の時間制限付きなので、事前にプログラムを買っておいて、終演後はサイン会場へダッシュ!ですね。

投稿: なな/加藤敦子 | 2010.11.24 01:21

mikan-limeさん

 私も知り合いの韓国人PDさんに強く勧められてるんです。曰く「日本人がどう思うか分からないけど、舞台と割り切って絶対見てほしい」とか。

 あらすじ読む限り、しっかりした物語になっているようで、楽しみです。

投稿: なな/加藤敦子 | 2010.11.24 01:14

阿青さん、くろせさん

 映画『ヤマカシ』、面白そうですね~。

 翻訳しながら「ヤマカシ」調べて、これを舞台に取り入れるというアイディアに感心しました。この場面だけで一見の価値がありそうですよね。

 オリジナルチームの来韓公演で見たミュージカル『ノートルダム・ド・パリ』で、役者たちが壁を登り、天井からぶら下がり、舞台空間を上下左右自在に動き回る演出だったことを思い出しました。

 この公演、日本には行ってないと思うのですが、韓国では評価が高く、人気がありました。「ヤマカシ」の背景にはそんなこともあるのかなぁと思ったり。

投稿: なな/加藤敦子 | 2010.11.24 01:10

私も観劇予定です。あらすじ。。。有難うございますhappy01
韓国インターパークチケットのサイトを見たら、サイン会やPhoto Dayというイベントスケジュールが組まれていました。なにぶん韓国なので急な変更等もあろうかと思いますが、行かれる方は併せてチェックしてみてはいかがでしょうかeye

投稿: neko | 2010.11.20 23:21

観劇予定でしたので、とてもありがたいです。
韓国の友人も決してどちらかだけを英雄とは描いていないし、とにかく今、一番お勧めできる作品だから韓国ミューが好きなら絶対に見逃さないで!と言うので、しっかりと勉強して観たいと思っていました。

投稿: mikan-lime | 2010.11.19 08:58

ヤマカシ私も見てます。
ああ、英雄みたいなあ。

投稿: くろ | 2010.11.19 08:26

ヨコですが…
「ヤマカシ」については、リュック・ベッソンがこういう↓映画を作っています。

http://www.furai.co.jp/movie/saki/01_08_09.html

↑過去に会社のサイトに書いた記事です。
おもしろい映画でしたよ。
その動きを舞台でやるなんて!!!

投稿: 阿青 | 2010.11.18 23:00

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