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2011.01.26

[歌舞伎]正月演舞場昼の部

 久しぶりのレビューです。2011年新橋演舞場の初日。私にとっても初芝居。
 正面玄関ロビー、1階後方席に役者さんの奥様方がぞろぞろと。

1月2日(日)
寿初春大歌舞伎昼の部
新橋演舞場

『御摂勧進帳』加賀国安宅の関の場
 今となっては能「安宅」を歌舞伎化した『勧進帳』のパロディに見える作品ですが、「義経記」「安宅」の世界を踏まえた安永2年(1773)初演の江戸顔見世狂言。初演に思い入れがあるので(見てないけどね(^^;)、弁慶の橋之助が小さいなぁと。この役、「親玉」と呼ばれた江戸歌舞伎の大立物・四代目市川団十郎(当時は、団十郎を五代目に譲って、後名の松本幸四郎)が、下っ端役者に縛られて叩かれてめそめそ泣いて見せるというのが、本来のご趣向なので。
 とても好きな芝居の一つで、「芋洗い」も明るくて大らかで好きな場面です。が、正月早々それってどう?とも思います。

『妹背山婦女庭訓』三笠山御殿
 役者が揃って(団十郎の鱶七、福助のお三輪、芝雀の橘姫、芝翫の求女、左団次の入鹿)、悪くない芝居ですが、それ以上でもそれ以下でもなく。芝翫が身体重そうで、無理してるように見えました。(三日目1/4から休演)
 そもそもこれ、正月にやるべき芝居だろうか?

『寿曽我対面』
 ようやく正月演目の登場。三津五郎の五郎に梅玉の十郎、吉右衛門の工藤。吉右衛門が工藤やるようになったんですねぇ。工藤って段々若返ってゆく。歌舞伎を長いこと見ていれば、どの役でもそうなのですが、座頭の役である工藤は特にそれを強く感じます。
 三津五郎の五郎は立派だし、梅玉の十郎もきれいなのですが、この二人だと型が先行して、敵討にはやる心が薄く感じられるのですね。正月の「縁起物」として序幕で出してくれてれば、このままでも十分納得できたかもしれないとも思いました。

◇総括
 昼の部の番組「時代物(江戸顔見せ狂言)→時代物(義太夫狂言)→対面」って、普通の狂言建てとしてもどうかと思うし、正月ならなおさら。なんだかなぁ。
 新橋演舞場という劇場については、いずれ別に記事を書くつもりでいます。この劇場に通うの辛い……。

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