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2011.02.01

[記事]『詩』が「2010今年の映画」に

 韓国の映画担当記者が選んだ2010年の映画・俳優・映画人のニュースです。


『詩』、映画記者たちが選んだ2010年最高の映画
 聯合ニュース 2011.01.27

 イ・チャンドン(이창동)監督の映画『詩(시)』が、メディア各社の映画担当記者たちが選んだ「2010今年の映画(2010 올해의 영화)」に選定された。ウォンビン(원빈)とソ・ヨンヒ(서영희)は最高の俳優の栄誉を抱いた。

 『詩』は、27日ソウル中区テピョンノ韓国プレスセンターで開かれた授賞式で『不当取引(부당거래)』『義兄弟(의형제)』『おじさん(아저씨)』『黄海(황해)』等の競争作を退けて、作品賞を受賞した。

 男性俳優賞は、昨年韓国映画最高の興行成績を挙げた『おじさん』のウォン・ビン、女性俳優賞はカンヌ映画祭批評家週間に招かれたチャン・チョルス(장철수)監督の『キム・ポンナム殺人事件の顛末(김복남 살인사건의 전말)』で好演したソ・ヨンヒが受賞した。

 2010年、観客たちに発見の喜びを与えてくれた映画や映画人に授与される発見賞は、『パンジャ伝(방자전、房子伝)』のソンセビョク(송새벽)に帰した。

(略)

 昨年に続き2回目となった2010年今年の映画賞は、通信社、総合誌、経済紙、放送社、スポーツ紙、ニューメディア、専門誌等、40の会員社の80名が直接、候補推薦と投票に参加して、6部門の受賞作と受賞者を選定した。


 メディアの映画担当記者が選んだ2010年最高の映画が『詩』。この映画、批評家筋での評価が本当に高いですね。韓国の映画館で一度見てますが、改めてじっくり見たい作品です。
 同じイ・チャンドン監督が関わっている『冬の小鳥(여행자、旅行者)』が気に入った方は、『詩』もご覧になってみて下さい。

 さて、この賞には、映画や俳優だけでなく「映画人」にも賞を授与しているという特色があります。翻訳では省略してしまいましたが、どんな人が選ばれているのか、解説を付け加えながらご紹介。

 「映画人賞(영화인상)」には、キム・ドンホ(김동호)前釜山国際映画祭執行委員長が選ばれました。
 釜山国際映画祭(부산국제영화제、PIFF)の発足当初から執行委員長を務めていた人物。献身的な努力と情熱でPIFFを世界が認める映画祭に成長させた、いわば、PIFF育ての親。昨年、委員長職を引退したことが、大きな話題となっていましたね。

 「広報人賞(홍보인상)」は、広報マーケティング専門会社「映画人(영화인)」のシン・ユンギョン(신유경)代表が受賞。
 (株)映画人は、『王の男(왕의 남자)』『ブラザーフッド(태극기 휘날리며、太極旗を翻しながら)』『TSUNAMI(해운대、海雲台)』『アバター』と、韓国の1000万人動員映画6編の内4編の広報を担当している会社です。昨年は、『義兄弟(의형제)』『パンジャ伝(방자전、房子伝)』も担当しています。こうした実績から、シン・ユンギョン代表は凄腕の広報人として知られ、大作映画の広報はこの会社に依頼するのが最近の業界の傾向です。

 外部審査員が選ぶ「映画記者賞(영화기자상)」は、中央日報(중앙일보)文化部のキ・ソンミン(기선민)記者が受賞しています。
 どんな映画評を書いているか、興味ある方はこちらへどうぞ。韓国語ですけれど。旧正月連休の注目作を評した最新記事で、韓国映画は『朝鮮名探偵(조선명탐정)』『グローブ(글러브)』『平壌城(평양성)』の3作を取り上げているので、ざっと目を通してみました。それぞれの作品について、限られた字数の中で弱点・欠点にも触れた上で見るべきところを指摘していて、説得力のある映画評になってます。

 なお、シン・ユンギョン代表、キ・ソンミン記者は女性です。韓国人の名前って日本人には性別が分かりにくいですよね。男性をイメージしてる方もいそうなので、蛇足と知りつつ付記しておきます。

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