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2011.04.04

[記事]トゥサンアートセンター「境界人シリーズ」

 少し前の記事ですが、トゥサンアートセンター今年の企画公演の話題です。


「社会を規定するのは辺境」<境界人シリーズ>に注目せよ

 2011.03.16 PLAYDB

 「科学演劇シリーズ〈과학연극 시리즈〉」「イン・イン・イン シリーズ〈인인인 시리즈〉」等、劇場の斬新な企画力を通して意味ある作品を披露してきたトゥサンアートセンター〈두산아트센터〉が、2011年企画演劇として「境界人シリーズ〈경계인 시리즈〉」を上演する。

 先月15日、トゥサンアートセンター・スペース111〈두산아트센터 스페이스111〉で開かれた「境界人シリーズ」製作発表会で、キム・ヨアン〈김요안〉プロデューサーは「社会を規定してきたのは結局辺境だった」と語り、「境界に立った人間を眺め、一段と豊かな特徴と社会の姿を見せようと思う」と企画意図を説明した。固定観念と偏見の限界を越え、芸術と社会、歴史と民族に対する省察を企てようということだ。

 来年まで続けられる「境界人シリーズ」のうち、今年上演される作品は全部で3編。まず公開された2作品中、ティム・クローチ作の「The Author〈디 오서〉」は2009年英国ロイヤルコート劇場で初演された作品だ。芸術と現実、舞台と客席の境界をなくして、観客の中から公演する独創的な形式を採っている。

 『白いユスラウメ〈하얀 앵두〉』『33の変奏曲〈33개의 변주곡〉』等を演出したキム・ドンヒョン〈김동현〉が演出家として参加、ソ・サンウォン〈서상원〉、キム・ヨンピル〈김영필〉、キム・ジュワン〈김주완〉、チョン・ミド〈전미도〉が俳優として扮する。
(略)

 2番目の作品『百年、風の同僚たち〈백년, 바람의 동료들〉』は、新宿梁山泊のキム・スジン〈김수진、金守珍〉演出の新作だ。日本と韓国の境界人として生きてきた在日同胞たちの物語を取り上げたこの作品は、在日音楽家チョウ・バク〈조박、趙博〉の歌「百年節〈백년 절〉」からモチーフを得ている。チョウ・バクはこの作品の主演として出演、他の配役は公開オーディションと通過した韓国の俳優たちが演じる。
(略)

 演劇『The Author』は4月26日から5月28日まで、『百年、風の同僚たち』は6月7日から7月2日まで、トゥサンアートセンター・スペース111で公演の予定だ。


 トゥサンアートセンターの企画公演、昨年の「イン・イン・イン シリーズ」も注目していたのですが、各作品の公演期間が短く、残念ながら一作も見ることができませんでした。
 今年の「境界人シリーズ」は各作品1ヶ月前後の公演となるようで、見るチャンスが出てきそうです。

 「境界人シリーズ」、文字通り「境界」をテーマにしています。既存の制度や枠組や常識などを打ち破る、あるいは越えようとする試みの意欲的な作品がラインナップされるものと思われ、楽しみです。

 ティム・クローチ作『The Author』は、先日「ソウルの演劇★初日間近」の公演情報でも取り上げています。
 記事中にあるペ・サムシク〈배삼식〉作『白いユスラウメ』は、2009年「科学演劇シリーズ」の一作。評論家筋に高く評価された舞台で、2010年に再演されているのですが、どちらも見られなかったことを残念に思っている作品です。『33の変奏曲』は日本版・韓国版の両方を見比べることができ、韓国版のスピーディーで明快な演出に感心しました。
 この2作を演出したキム・ドンヒョンが演出担当となると、『The Author』にも興味津々。

 「境界人シリーズ」として、さらにどんな作品がセレクトされるのか、この2作品と合わせて注目しておきたい企画公演です。

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