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2011.06.05

[日録]韓国映画と歌舞伎の日 6/4

6月4日(土)

◇午前中、韓国映画講座。前回の『下女』と同じキム・ギヨン監督の『高麗葬』を取り上げました。過去、貧しい村では年老いた親を山に捨てるという風習があったとする棄老伝説を取り入れた作品。朝鮮半島で棄老が行われていたという歴史は確認できず、中国やインドから伝わった故事や説話を元に創作された話とされているのですが、同じテーマで日本では『楢山節考』(1958・木下恵介、1983・今村昌平)、韓国では『高麗葬』(1963)という映画が製作されているのが面白いですね。

◇受講生の方が、映画『下女』の組上絵を持ってきて下さいました。韓国映像資料院で記念品として販売しているものです。そういう土産品があることは知っていたのですが、これまで目にする機会がなく。きれいに組み立てて持ってきて下さったお陰で、初めて実物に接することができました。ありがとうございます。

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◇韓国映画講座終了後、東銀座の新橋演舞場へ寄って、予約・支払い済みのチケットを受け取り。劇場の横の歩道で、白大島をお召しのおばさまたち数名が誰かを取り巻いているのが目に入りました。そこは演舞場の楽屋口、誰か役者がいるらしい。通りすがりに確認したら、何と、片岡千之助君でした。昼の部最後におじいちゃん(片岡仁左衛門)と『連獅子』を踊るので、それに合わせての楽屋入り。まだ子供だと思ってましたが、もう小学校高学年(2000年生)なのですね。おばさまたち相手にサインに応じていて、いっぱしの役者です。『連獅子』の舞台が楽しみ。

◇銀座を歩いていて、こんな風景に出会いました。風鈴の音色が涼しげでした。

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◇木挽町から三宅坂へ移動。国立大劇場で歌舞伎鑑賞教室観劇。演目は『義経千本桜』の「四の切」。翫雀の狐忠信に、壱太郎(かずたろう)の静。
 初日のせいか、翫雀熱演。張り切り過ぎてて心配です。静に狐と見顕されて毛縫に変わっての出は、勢いあり過ぎて危ないし。狐言葉はよく勉強してるけど、声張り上げすぎだし。楽まで怪我のないよう、声をつぶさぬよう、うまくコントロールしてほしいです。
 壱太郎の静、すばらしい。時々ふっとくずれますが、そのことがむしろ、舞台にいる間じゅう「静」であり続けることの難しさを感じさせてくれます。この年(1990年生)でこの静は立派なもの。今後が楽しみな若手です。
 そう言えば、壱太郎は先日の青山学院での三津五郎の『棒しばり』に太鼓で舞台に出てました。しっかりお稽古してるんですね。楽しみ楽しみ。

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