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2011年7月

2011.07.31

[記事]CJ、中国語版『マンマ・ミーア』公演開始

 半月以上前のニュースですが、備忘録でアップしておきます。


CJ、ミュージカル『マンマ・ミーア』中国語版初演

 聯合ニュース 2011.07.11

 全世界で1億人が見たミュージカル『マンマ・ミーア』が中国語版で公演に入った。

 CJ ENMと中国文化部傘下企業である中国対外文化集団公社(CAEG)、メディアグループである上海東方メディア有限公社(SMG)の三社の合資法人である「亜州連想文化発展有限公社〈아주연창문화발전유한공사〉」は、11日午後上海大劇院で、中国語に脚色したミュージカル『マンマ・ミーア』の正式公演を始める。

 亜州連想は、先行して8~9日にVIPを対象として『マンマ・ミーア』プレビュー公演を行った。

 全世界で14番目の言語に翻訳され、観客にお目見えする今度の公演は、来月5日まで継続された後、場所を移して、北京、広州等で1ヶ月間ずつ公演を行った後、再び上海で1ヶ月間の公演するという6ヶ月のスケジュールrの遠征だ。

 今度の公演は、韓国を代表する文化企業であるCJの中国ミュージカル市場進出を知らせる信号弾であるが、所得水準の向上で文化欲求が高まった中国でミュージカル市場の本格的な成長の可能性を計ることができるという点で、注目されている。

 現在『マンマ・ミーア』チケットは、一般席280~480元(4万6000~7万9000ウォン)で韓国より安くないが、今週のチケットが売り切れた状況で、中国マスメディアは『マンマ・ミーア』公演が長期的に1000回まで可能であるだろうという展望も下している。

 時期的にも、中国大都市の住民の年平均所得が5000ドルを越え、映画市場が急成長しており、ミュージカルなど他の文化産業も成長することができる条件が成熟したという分析が出ている。

 中国映画市場規模は、昨年100億元(1兆6400億ウォン)に達し、韓国を超えたのに続いて、今年はまた120億元規模に成長するものと見通されている。

 キム・ソンフン〈김성훈〉CJ ENM常務は「中国でも『マンマ・ミーア』のような大型ミュージカル公演が始まったという点で、海外文化産業界の大きな注目を集めている」と述べ、「中国は大都市が多く、長期公演に有利なため、投資費用に対して回収率が高いだろうと期待できる」と話した。

 キム常務は「『マンマ・ミーア』は中国でもミュージカルが本格的に始まったことを意味する」とし、「ブロードウェイ・ミュージカルの公演契約を完了し、『オペラ座の怪人』も公演協商を進行しており、これから中国で毎年大型ミュージカルを上演することができるだろう」と説明した。


 ワタシが不勉強なのですが、中国のミュージカル市場について韓国の記事で勉強することになるとは。

 これって、すごく大きなビジネス・モデルを持っていかれたってことなんじゃないでしょうか。日本の製作会社には、ブロードウェイ・ミュージカルを中国で製作するなんて発想はなかったのでしょうか。ま、とてつもなく大変な事業だってことは想像つきますが、とてつもない成長市場でもありますよね。
 ブロードウェイと契約して中国語版で上演という形式が定着すると、劇団四季の中国進出は難しくなるのでは。

 中国語公演ですから、中国人キャストのはずで、恐らく舞台のレベルはそれほど高くないのだろうと想像してます。が、今のレベルはあまり問題でないと思うのですね。
 韓国は、2002年『オペラ座の怪人』上演でミュージカルブームの火がつきました。この時の公演、見ました。正直、ヘタでした。でも、興行的には大成功。Korean Cast の OST が出ました。ヘタがそのまま収録されちゃってて、後日廃盤になりました。実際、聞くと笑えちゃうレベルなので、廃盤にして正解でした。
 でも、そんなレベルの舞台でも当時は皆が熱狂して、次の大型ミュージカル作品を渇望したのですね。そして、にわかに生じた大勢のミュージカルファンの熱気に促されて、公演のレベルはあれよあれよという間に向上しました。日本のミュージカルファンがソウルに足繁く通い始めるほどに。この間、わずか3年。
 韓国以上に人口が多く、英才教育を重視している中国では、韓国以上のスピードで舞台の質が上がるはずです。今のレベルを前提に今後を考えると、予測を間違うと思います。

 ワタシが予測してみるに、5年後の2016年には中国の創作ミュージカルを松竹が日本に招聘してたりするんじゃないでしょうか?(^◇^;

 最初に書いた通り、これは半月以上前の記事です。この記事に書かれた予定通りに公演が進行していれば、上海公演は初日から3週間近く経っているはずです。実際にどんな舞台で、どのくらいチケット売れてるのか、どのように評価されてるのか、気になります。
 どこかでニュースを見聞きした方、「上海で見た!」という方、いらっしゃいましたらぜひコメント下さいませ。

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[日録]今日の出来事 7/30

7月30日(土)

 面白かったので。

【今日の出来事】

 とあるお店でこそこそ一人でご飯食べてたら、ばったり教え子に遭遇。「この間電話したのに(着歴あった)、出てくれなくて(授業中だった)、どうして後で電話やメッセージくれないんですか」と怒られた挙句に、ご飯おごってもらいました。どっちが先生なのか、分かりません。(゚ー゚;

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2011.07.30

[日録]歌舞伎チャリティ公演 7/29

7月29日(金)

◇本務校で試験監督に動員。朝から3コマ。初体験でしたが、最初の1コマ目で要領を飲み込み、あとはスムーズに。他の先生の補助なので、板書したり、学生証チェックしたり、答案集めたり、が主なお仕事です。

◇試験監督は全員、毎時間まず学務課へ集合します。集合した先生方を見渡せば、チノパンにポロシャツはごく当たり前、アロハにジーンズ、裸足でサンダルという強者も。今年がスーパークールビズ推奨だからこうなのか、毎年夏はこうなのか、初年度のワタシには判断つきません。でも後者のような気がする。

◇と思いつつ、最後の試験が終わって自分の研究室に戻ったら、Tシャツ、短パン、ビーチサンダルの先生と廊下ですれ違いました。素敵な職場です。

◇夕方から、新橋演舞場の「東日本大震災 復興支援 歌舞伎チャリティ公演」へ。

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◇まず、松竹会長・社長のご挨拶、さらに俳優協会会長の芝翫のご挨拶を菊五郎が代読。芝翫は体調不良で欠席とのこと。この挨拶が実は芸になってて、菊五郎が芝翫っぽい(だけど声色でも物真似でもない)口調で代読してました。その微妙な加減が絶妙で、さすが音羽屋。続いて、坂田藤十郎の発声で黙祷。

 去年4月の歌舞伎座閉場式の際は、ご挨拶で中村芝翫、中村富十郎、坂田藤十郎と3人が並んだのでした。あれから1年3ヶ月、富十郎はこの世を去り、芝翫は休演も目立つようになり……、藤十郎はなぜあんなに元気なのだろう?

◇最初の演目は「東北民謡づくし」の舞踊。中村福助、中村扇雀、片岡孝太郎、中村橋之助、中村翫雀に、坂東亀三郎、中村梅枝、中村萬太郎、中村壱太郎、尾上右近、中村種之助、中村隼人、中村米吉、大谷廣太郎、坂東新悟、坂東巳之助、中村種太郎、坂東亀寿。

 前半、若手の踊りが大変見応えありました。揃いの浴衣に同じ振り。すると、それぞれの役者の個性が顕になってくるんですね。以前、祇園の「都をどり」で舞妓さんたちの踊りを見た時にも、同じことを感じました。同じ衣装、同じ振りだからこそ、そこに各自の個性が立ち現れてくる。個性ってそういうものなのだと思います。

◇舞踊 『松島』。こちらは、尾上菊五郎、中村吉右衛門、片岡仁左衛門、中村梅玉、市川團十郎、松本幸四郎の6人。歌舞伎座閉場式の際は、この6人に勘三郎と三津五郎が加わってました。この2人が抜けると……こんな地味な踊りになるのね。

◇さて、お目当て50分の幕間。役者によるチャリティー模擬店、被災地東北の名産品の販売です。とりあえず、どこでどんなものを売ってるのか見てまわろうとしましたが……演舞場のロビーは狭くて、人多過ぎ。1階正面に休養中の勘三郎が登場しちゃって、しっかりマスコミのカメラが入ってたりするものだから(松竹ってホント商売上手)、身動きできないほどの混雑ぶり。その人混みをかき分けて進んでいたら、横をすーっと涼しげに通り過ぎていく人が。見れば、浴衣姿の仁左衛門丈! すぐさま後を追い、ニザ様手ずからご販売の「牛たん 利久 得袋」を買っちゃいました。3,000円也。

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 商品を受け取って、握手していただいたことは言うまでもありません。「今日は手を洗わない!」とマジ思いました。ミーハーです。
 袋の中身は牛たんのカレーセットでした。

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 2階食堂は役者の隈取や絵画、写真などを展示したギャラリー。どれもお値段の付いたチャリティ販売です。お高くて手が出ませんでしたが、見てまわるだけでも眼福。10万、20万の隈取がどれも売約済になっていて、ご贔屓ってすごいですね。今月の松竹座『江戸唄情節』で、劇中劇として三津五郎・愛之助が踊った連獅子の隈取が出てたのが目を引きました。お弟子さんの解説によれば、三津五郎の親獅子は今と違う古風な隈を取ったのだとか。三津五郎の工夫だったそうです。ほぉ~。

 幕間終了間際に、澤瀉屋のお酒コーナーで「南部美人」のスパークリング梅酒を購入。だって、猿弥が声張り上げて懸命に売ってるんだもん。

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◇大喜利の演目は舞踊『石橋』。市川染五郎、尾上菊之助、中村勘太郎、市川海老蔵、尾上松緑。次代の歌舞伎を背負う面々による「五連獅子」の毛振り。爽やかで力強く、「復興支援」にふさわしい舞台でした。

◇最後に、迫本社長と坂田藤十郎がご挨拶。義援金は1000万円を超えたとのことです。

◇同じく公演に来ていた芝居友達と6人連れ立ってお食事。気ままなおしゃべりと美味しいご飯。

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 今月2度目の鱧!

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 穴子の土鍋ごはん! 穴子くずしてよそってくれます。

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 あ~、楽しかった。

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2011.07.29

[日録]ぼちぼち 7/28

7月28日(木)

◇昼から大学へ出て、成績提出。本務校で自分が担当する科目の業務はこれで一段落。ほっ。

◇午後、六本木で映画の試写会。韓国公開時に見てるのですが、日本語字幕付きで見ておきたかったので。

◇夜はレポートの採点をぼちぼちと。

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2011.07.28

[日録]期末試験もハシゴ 7/27

7月27日(水)

◇非常勤ハシゴ2コマ。今日はどちらも期末試験です。

◇午前中の試験は履修者120人ほどの授業。時間前に試験本部に集合して説明を受けた後、試験監督補助の大学院生と教室へ。いつもと違う教室です。節電のためか、4台あるエアコンが2台しか動いてなくて、途中から教室内の気温が上がって学生が気の毒。こそっとエアコン稼働させちゃいました。
 試験の方は、あらゆる状況を想定して試験施行の手順が定められているので、とにかくマニュアルに従って淡々と進めます。監督補助の2人がテキパキ動いてくれて、回収した答案を教務へ提出して無事終了。答案は、担当者が採点する前に教務で一旦チェックするのですね。

◇午後の試験は履修者30人弱の授業。いつもの教室で、私一人で行う試験。マニュアルも特にありません。気楽ですが、全て自分の責任になるので、これはこれで気を遣います。遅刻者とか欠席者とか、不公平や手落ちのないように、すべてこちらの判断で処理しないといけません。
 欠席者が一人出ただけで、特にトラブルもなく、無事に終了。

◇毎週ランチタイムに慌ただしく移動してのハシゴもこれで終わり。気晴らしに寄り道したいところでしたが、学生の答案を抱えているので、まっすぐ帰還。

◇夜、一か月ぶりにジムで軽い筋トレとクロストレーナー30分。身体なまってます。授業のない間に鍛え直さないと。

◇TSUTAYAで映画DVD3本レンタル。

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[記事]芸術の殿堂・国立国楽院は公演中止も【豪雨】

 26日から降り続く豪雨で浸水・冠水・土砂崩れの被害が伝えられるソウル。
 公演・劇場関連、7月27日夕方時点での報道です。

<2011.07.29 06:18追記>国立国楽院は、職員総出で施設の状況回復に務めた結果、29日(金)から全ての公演を予定通り行うことができる見通しだそうです。


芸術の殿堂・国楽院、公演・展示中止相次ぐ

 YTN 2011.07.27 16.47

 豪雨とウミョン山〈우면산、牛眠山〉の山崩れの影響でソウル・ソチョ洞〈서초동、瑞草洞〉の芸術の殿堂〈예술의전당〉と国立国楽院〈국립국악원〉周辺一帯が浸水し、公演と展示が相次いで中止されました。

 芸術の殿堂関係者は、殿堂内の事務スペースに土砂が入り込んで被害を受けた状態で、すべての展示場とアカデミー、カフェが臨時休館に入り、自由小劇場の公演はすべて中止されたと明らかにしました。

 しかし、公演場は被害を受けておらず、ソウル国際舞踊コンクールのセミファイナル公演をはじめ、コンサートホールとリサイタルホールで開かれる夜の公演はすべて通常通り行われる予定です。

 同じくソチョ洞に位置する国立国楽院は、電気室が浸水し、公演場全体が停電して、今日の全公演を中止したと明らかにしました。

 LGアートセンター〈LG아트센터〉や世宗文化会館〈세종문화회관〉、大学路〈대학로〉等、他の地域の公演場は浸水被害を受けていないため、通常の公演を行っています。


 ソチョ洞の山崩れでは住宅地に土砂が流れ込み、16人が亡くなる惨事になっています。亡くなられた方の中に「新世界」の会長夫人が含まれていることもあり、メディアも大きく取り上げています。

 芸術の殿堂、国立国楽院にいらしたことのある方はご存知と思いますが、あそこは山の中腹を切り開いて造成したところです。周辺の住宅地も似たような状況。天候のよい時には素晴らしい環境ですが、今回のような豪雨時には危険地域になりますね。

 江北方面では、光化門や明洞で道路が冠水していると伝わってきてますが、劇場には今のところ被害がない模様。大学路のあたりはやや高台で、周囲に山がない(=水が流れ込まない)ので、豪雨の直接的被害は出にくい地区だろうと思います。あぁ、でも、恵化駅1番出口のとこは足首まで浸かるぐらいの水たまりができてるだろうな……。

 激しい雨はまだ続くと予想されています。ソウルへお出かけの方は十分にご注意下さい。
 なお、日本語の「豪雨」、韓国語では「폭우(爆雨)」、「山崩れ」は「산사태(山沙汰)」です。この単語を見聞きしたら警戒しましょう。

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2011.07.27

[日録]成績処理の日 7/26

7月26日(火)

◇朝はちょっとのんびりして、昼から大学へ。

◇1学期の授業の出席データ確認、提出物のチェック、採点。7科目分あるので、かなり作業量が多いです。履修者は少なめなのですけれど。

◇今日のおやつは、昔懐かし「たまごアイス」。まだあるとは知りませんでした。大学生協のアイスの品揃えはコンビニと一味違っていて、楽しいです。

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◇明日は非常勤先をハシゴして期末試験実施という気を遣う仕事が待っているので、適当なところで切り上げることにしました。予定していた成績提出まで至りませんでしたが、残る作業は記載票への転記だけなので、まぁいいかな。時間に追われてバタバタやると、データを転記するだけの単純作業でもミスするのですよね。成績処理にミスは禁物です。

◇10~11月に松竹座で上演される韓国ミュージカル『美女はつらいの』の主演キャスト全員が発表されました。すでに、超新星のソンジェとKARAのギュリが目玉キャストとして発表されていたのですが、それに加えて、オ・マンソク、イ・ジョンヒョク、パダという実力派3人。うわぁ、やっぱり見に行かなくちゃ。キャスティング日程がどう出るのか、気になります。自分が行ける時に見たいキャストの組み合わせになる可能性は……かなり低いような気がします。う~ん。

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2011.07.26

[日録]会議の日 7/25

7月25日(月)

◇朝8時起床。週末の大阪行きの疲れも解消。

◇午後から大学の研修会議。1学期の授業が終わったところで、学長始め学内の役職付きの先生方と新任教員が一同に会して意見と情報を共有する場でした。他の先生方の授業への取り組み方や授業中の学生の様子を聞くことができて、いろいろ参考になりました。

◇研修会議に続いて、明日からの試験監督の要項説明。今どきの大学、定期試験ともなれば、試験監督がアナウンスするセリフまで一字一句きっちり決められたマニュアルがあります。詳しすぎて一度読んだだけではよく分からないのが難。一度やってみれば飲み込めるのですけれど。

◇終了後、成績処理に関する打合せ。同僚の先生方には、ホント、お世話になってます。有り難い。

◇成績処理は明日に回して、夕方仕事場へ帰還。地デジ対応のDVDレコーダーを接続して、めでたく砂の嵐脱出。

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2011.07.25

[日録]歌舞伎と鱧丼@大阪 7/24

7月24日(日)

◇大阪の定宿で6時起床。昨夜の芋焼酎のお陰で、ぐっすり、すっきり。ホテルの簡単な朝食食べて、しばらく部屋でのんびりしてから、10時にチェックアウト。

◇今日は一日松竹座で歌舞伎見物です。劇場の前にこんなポスターが出てました。韓国ミュージカル『美女はつらいの』。このポスター、よくできてます。可愛いし、舞台見に行きたくなる雰囲気があるのです。ポスターの前で写真撮ってる若い女の子、何人も見かけました。

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 7月歌舞伎、8月関ジャニ、9月歌舞伎、10月韓国ミュージカル、11月松竹新喜劇……松竹座、懐深いです。劇場内はこんな感じ。

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◇松竹座昼の部。『播州皿屋敷』。愛之助の鉄山に、孝太郎のお菊、亀蔵の岩渕忠太。愛之助はこんな低い声も使えるのですね。やや無理してましたが、ものにしたら役柄ぐっと広がりそうです。孝太郎は年増の女房がニンと思ってますが、こういう役だと娘もよいですね。
 「皿屋敷」で竹本が入るのが新鮮。平成14年8月に歌舞伎座でやってるので、見てるはずですが記憶にありません。う~ん。
 今年は、播州皿屋敷お菊伝説五百年だとか。

 『素襖落』は楽しい一幕。三津五郎の太郎冠者に、巳之助の次郎冠者。巳之助が踊りのお稽古してると分かって安心しました。すぐ前の席の歌舞伎初心者っぽい若い女の子たちが、幕が閉まるや、「面白かった~」と歓声をあげていたのが嬉しかったりして。

 『江戸唄情節』、初見です。芸道ものかと思ってたら、純愛ストーリーなのですね。腕はいいがヤクザっ気が抜けない三味線弾き弥市に仁左衛門、その恋人で後に恋女房となる芸者米吉に時蔵。二人を江戸から追放する小揚げの七兵衛親分に弥十郎。江戸を追放された弥市がつい博打に手を出しちゃう件がセリフで処理されるなど(元々こういうホンなのかな?)、弥市のヤクザもんの部分の描写が薄いため、余計に純愛ものになってます。
 愛した一人の女ために芸も命も捨てる「ニザさん」を楽しむ芝居です。弥市役の仁左衛門が舞台上で『連獅子』の大薩摩を実際に演奏してみせる場面も「ニザさん」の三味線演奏、堪能しました。

◇昼夜入れ替えの約1時間を利用して、道頓堀「今井」でお食事。このお店入るの、実は初めてです。季節もので、鱧丼を注文。祇園祭と天神祭の間、鱧が一番高いと言われる今だからこそ。お吸い物は小うどんに代えてもらいました。きつねうどんです。

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 美味しかった~。鱧丼は、鱧と牛蒡と三つ葉。鱧の卵とじなんてもったいないのではとも思いましたが、ちゃんと鱧が美味しい。うどんは出汁が美味。あっという間にたいらげてしまいました。
 勢いのままにデザート氷わらびを注文。

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 氷の下にはわらび餅ときな粉。氷の上からも蜜がかかってるのが心憎い。口の中で柔らかく溶ける氷に、わらびのくにゅくにゅした食感が心地良く、蜜の甘さが絶妙。パサパサザラザラのきな粉がアクセントになってます。口福。

◇松竹座夜の部。『菅原伝授手習鑑』「車引」。愛之助の梅王、結構でした。チャンスをものにして確実に力をつけてますね。孝太郎の桜丸はちょっと違うと思うのだけど、どこが違うのかよく分かりません。注目の松王丸、出の歩き方がおかしいところで早くもアウト。あの歩き方ではどんな役も勤まらないのでは。う~みゅ。

 『伊勢音頭恋寝刃』、「相の山」から「奥庭」までの通し上演。「宿屋」は、舞台の上に松島屋三兄弟が並んでるだけで幸せな場面。「追駆け」「地蔵前」、上方らしいサービス精神旺盛な演出で、面白かった。客席通路を使っての追いかけっこは、お客さんも大喜びでした。場名がそのまんま「追駆け」というのが何とも。

 「油屋」は弥十郎のお鹿が可愛くて上出来。きちんと着つけた十六武蔵柄の萌黄の着物、髪には緋の手絡、控えめな化粧で、貢にひたすらな想いを寄せる可愛い女性。「お紺は器量、お鹿は気立て」の件も、このお鹿ならお客が切れないというのもまんざらじゃなさそう、と思えました。この役、うっかりするとバカに見えたりするのですが。

 「奥庭」、ここまで通しで見てくると、この場面の印象がちょっと変わりました。より様式的な印象が強くなったと言うか、この芝居ではこれが大団円なのだな、と。

◇夜の部はすぐ前の席が英語を話す外人さんでした。最初の演目「車引」は外人さんに受けが悪い演目なのだけれど大丈夫かなぁ……と思いつつ、ふと「三つ子って英語で何?」という疑問が頭に浮かびました。後で電子辞書をひいてみたら、triplets という単語が出てきました。ほぉ。四つ子は quadruplets、五つ子は quintuplets らしいです。六つ子は電子辞書に出てませんでした。「おそ松くん」は英語でどう説明されるのでしょうね。

◇終演後すぐ新大阪へ向かい、最終一つ前ののぞみで帰京しました。今日大阪のどこかで嵐のLIVEがあったようで、周囲の座席はそれっぽい女子ばかりでした。

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2011.07.24

[日録]文楽とたこ焼き@大阪 7/23

7月23日(土)

◇授業終わったのに、これまで同様、朝5時に起床。7時10分ののぞみで大阪へ。新幹線空いてます。先月京都へ行った時もそうでした。東西の人の移動が減ってるのでしょうか。

◇今日のお目当ては国立文楽劇場。「夏休み特別公演」、今日が初日です。

◇毎回楽しみにしてる幕開き三番叟。足拍子ここまで外すのも珍しい。超若手でしょうか。今後の精進に期待してます。

◇文楽第一部。子供を対象にした「親子劇場」。幼稚園から小学校低学年の子供たちが大勢来てます。そう言えば、この公演、小学校高学年の子供ってあまり見かけないような。親に連れられて文楽デビューして、義太夫節や人形に興味持って、毎年見に来るようになる……なんて子供は極少数なのかなぁ。

◇演目は『日高川』と『舌切雀』。文楽と上演作品の解説付き。『舌切雀』が予想以上に楽しい演目でした。親雀が宙乗りで天空から舞い降りてきたり、おばあさんのつづらから出る化物が凝ってたり。文楽の骸骨って初めてみたような。
 相子大夫、語り口が義太夫節らしくなってきたなぁ。人形は、雀たちの動線を整理して、振りもきっちり付けた方がよいのでは。舞台上でスズメがウロウロ、モソモソしていたような印象です。

◇文楽第二部。『絵本太功記』の半通し。お馴染みの「夕顔棚」「尼ケ崎」の前に「二条城配膳」「千本通光秀館」「妙心寺」がつきます。
 千歳が「二条城配膳」の光秀って、ちょっと意外。「妙心寺」は珍しい段、できれば別の太夫で聴きたかった。「尼ケ崎」後半の咲大夫、燕三が圧巻。燕三襲名の際の「逆艪」を思い出しながら、この曲の面白さを堪能しました。
 最近の咲大夫、気力、体力充実してますね。あれだけ語った後での大落としって、どれほど大変なのだろう。大夫は体力第一だなぁと、しみじみ。江戸時代、身体の大きな男の子が生まれると、将来は相撲取りか義太夫語りにと言われたというのはもっともです。
 勘彌の十次郎、所作がきれいでした。玉女、この人の豪快な遣い方はワタシの好きなタイプのはずなのに、どうも感心できないことが多くて。今回の光秀を見ていて、人物の人間理解が薄いのではと感じました。筋書のインタビュー読むと、すごく考えてると言ってるのですけれど。

◇玉男が遣った俊寛、都からはるか離れた孤島に一人居残る決断をした人間の心情が痛いほどこちらに伝わってきた。玉男が遣った『国言詢音頭』の初右衛門、五人斬りの後雨の中謡を口ずさむ姿から伝わってきた人の心の闇の恐ろしいまでの深さ。
 この人の人間洞察はどこまで深いのだろうかと、度々思わされたものでした。

◇第二部と第三部の入れ替え時間で、ホテルにチェックイン。

◇文楽第三部。『心中宵庚申』の通し。お馴染みの「八百屋」の前に「上田村」がついてます。筋書の演目解説に「上田村」は初演以来の曲が伝承されてる(「八百屋」「道行」は後の作曲)とあり、さらに高木浩志氏の音曲解説に具体的な指摘がいろいろあります。これ、面白い曲ですね。住大夫・錦糸でたっぷり1時間。地合が多くて、地味な西風。三味線弾きはストレスたまりそうに思えるのですが、錦糸はいつもと同じ無表情で弾いてて、何も窺えません。詞章の方も語りにくそうな文体で、それをさらっと語ってゆく住大夫はさすが。体力なくても、これだけ語れる。全盛期の住大夫で聴きたかった。実は聴いてるのかな。

◇『心中宵庚申』聴きながら、やはり近松の詞章は独特だなぁと思うこと頻り。論文書きたくなったのだけど、近松は先行研究押さえるだけで大仕事なんですよね。でも、以前自分が書いたものに引っかかる部分もあり、ちょっと調べてみよう。

◇終演後、文楽劇場のほとんど隣にできたたこ焼きで焼酎を飲ませるお店にふらふらと。オープンな店構えで、カウンターもあり、一人で入りやすい雰囲気なのです。

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 たこ焼き(12個、400円)は6個ソース、6個ポン酢と2種類の味にしてもらいました。ドリンクメニューには「チャミスル」と「マッコリ」があったのですが、それぞれ600円、1000円と可愛くないお値段で、とても頼めなかったです。代わりに芋焼酎ロック(350円)。おつまみにキムチ(300円)。美味しかった~。
 芋焼酎1杯飲みきって、すっかり酔っ払って、ホテルへ帰還。

◇文楽劇場の売店でこんなお土産を購入しました。「文楽ブックカバーⅠ」。

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 紙製のブックカバーで、文楽ゆかりの柄4種、新書・文庫版対応です。500円。早速手持ちの本につけてみました。サイズがA5判なのでやや無理がありますが、デザインはとてもよい感じ。
 「Ⅰ」とあるから、「Ⅱ」「Ⅲ」も期待できそう。楽しみです。
 すごーく気に入ったので、ワガママな要望2点。その1、他サイズ(ハードカバーのA5判用とか)も作って下さい。その2、東京の国立劇場でも買えるようにして下さい。なにとぞよろしくお願いいたします。>関係者各位

◇焼酎回って、ばったり。

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[記事]檀国大、CJE&M・映振委と映画人養成へ

 いろいろ溜め込んでる情報があるのですが、なかなかアップできなくて。

 ちょっと前に発表されたものですが、成り行きに注目したいニュースです。


檀国大学-CJE&M、映画振興委、人材育成MOU

 聯合ニュース 2011.07.10

 檀国大学校〈단국대학교〉はCJE&M、映画振興委員会〈영화진흥위원회〉と韓国映画産業のグローバル競争力強化と韓国映画発展に寄与する専門映画人養成のための了解覚書(MOU)を締結したと、10日明らかにした。

 これら三者の機関は、今月8日、檀国大でMOUを締結した。

 これにより、檀国大とCJE&Mは檀国大が推進中である映画コンテンツ専門大学院設立時に、大学院の映画教育プログラムと人材学術情報資料、卒業生の就業機会提供等、関連分野で相互に協力することとした。

 また、映画振興委員会とは、教授陣構成、教育施設と機材活用、映画コンテツ関連R&D Lab運営等に関して、協力することにした。

 文化コンテンツ分野の特性化のために、2012年開院を目標に映画コンテンツ専門大学院設立を推進中である檀国大は、最近、キム・ドンホ〈김동호〉前・釜山国際映画祭組織委員会執行委員長を主任教授として招聘し、映画コンテンツ専門大学院設立推進委員長に任命している。


 まず、檀国大が公的機関である映画振興委員会(略して映振委)とMOUを締結したということに驚きました。
 さらに、現状、韓国の映画・公演業界におけるCJE&Mの影響力というのはそれはそれは大きいわけで、「卒業生の就業機会提供」という一言が光り輝いて見えるはずです、映画界を目指す若者たちの目には。釜山国際映画祭のキム・ドンホ前委員長を招聘してるとなれば、なおさら。釜山国際映画祭をあれだけの映画祭に育て上げた人が、名前だけのお飾りに納まるとは考えにくいです。国際的な人脈の活用を期待しちゃいますね、映画界を目指す若者たちは。

 この新しい大学院が「映画コンテンツ」を看板に掲げてるのも気になります。どんなカリキュラムを組むのでしょう。どんな教授陣で、どんなカリキュラムで開講して、どんな人材が集まるのか。数年後にどんな人材を輩出していくのか。
 今後の展開から目が離せません。

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2011.07.23

[日録]1学期授業終了ハイ 7/22

 日録サボリが一ヶ月近くなってしまったので、途中パスして(気の向いた時に埋めていきます)、最近のものを先にアップします。
 なお、日録をまとめてご覧になりたい方は、右側「カテゴリー」で「日常」をクリックすると、「日録」が一気に表示されます。

7月22日(金)

◇本務校の一学期授業最終日。朝から3コマ。非常勤の出講先も今週が授業最終週でしたので、これで無事授業終了です。
 今学期の授業は、何やかやで週11コマ(+月2回ペースの韓国映画講座)。一般に大学の先生が受け持つ週当たりのコマ数は7コマ前後、学内で役職について担当コマが減ると最小4コマ、といった感じです。なので、学期当初、「11コマ」という担当コマ数を言うと、大学関係者から返ってくる言葉は「身体に気をつけて」「無理しちゃダメ」「倒れないように」等々のオンパレードでした。

◇とにかく、途中で倒れることなく今学期の授業が無事に終わってよかったです。

◇授業終了後、1週遅れで提出された課題作文の添削。模擬追試の採点。出席記録を学内ポータルに登録。今は出席率が規定以下だと単位を出せない(評価の対象にならない)とされてるので、毎回の出欠チェックと出席状況の集計が必須です。

◇授業が終わった解放感と高揚感から、週末の大阪行きを衝動的に決意。昨日今日と涼しい日が続いて、何だかとても元気になってることもあり。元々、体力的に無理だろうと諦めていたけれど、日程は空けてあったのです。
 インターネットで芝居のチケット、新幹線の指定券往復、ホテルの予約を一気に敢行。あっという間に大阪観劇旅行の手筈が整いました。
 良い時代だなぁ。

◇大学からの帰り、これまた授業終了の解放感から、最寄り駅近くの飲食店街へ。懇親会の飲み会で1度来たことがあるだけ、自主的に来るのは初めてです。
 どこに入ろうか迷った末、タイ国料理のお店に決定。注文したのは、空芯菜とイカの炒め物、干しエビと唐辛子とレモン汁のオリジナルチャーハンの二品。

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 注文時に「一人で空心菜と炒飯は多いですよね?」(分かってるけど、どうしても空芯菜が食べたかった)と聞いたら、「一人じゃちょっと無理だけど……炒飯は残りを持ち帰っていいです」と言われました。おぉ!アジアだ。嬉しい。\(^o^)/

 空心菜は思ってたよりイカがたっぷりでプリプリで、炒飯は数人でシェアを想定したに2人前ぐらいの大盛り(目玉焼き2個!)。美味しくて全部食べ切りたかったのですが、せっかくの美味しいものを無理して食べるのもナンですし。3分の1ぐらい残して、持ち帰りにしてくれるよう頼みました。
 「OK、OK」とにこやかなママさん。もしかして、ビニール袋にお皿の炒飯をざっとあけて、袋の口をくるくるっと縛って、「ハイ、どうぞ」と渡されるのでは? 一応心の準備しちゃいました。ここ、アジアだし。
 結局、受け取ったお土産はこんな感じでした。

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◇味の濃~い小さな干しエビをふんだんに使った炒飯の美味しい匂いを電車内に振りまきながら、幸せな気分で帰還。東京だってアジアなのだ。

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2011.07.07

ソウルの演劇★初日間近

 ソウルで近々幕を開ける演劇公演情報です。あ、今日が初日のものも入ってます。

 『画仙キム・ホンド』。キム・ホンド(金弘道)は、時代物の映画やドラマなどでもお馴染みの朝鮮時代の画家。キム・ホンドの絵に描かれた人物たちが登場するファンタジー要素の強い作品のようです。総演出は劇団美醜(미추)のソン・ジンチェク(손진책、孫桭策)。これ見たい~。

 『青春18対1』は、終戦の一ヶ月前、1945年の東京を舞台に、徴兵を逃れて日本に渡り、朝鮮人であることを隠して暮らす3人の朝鮮人の若者を主人公とした物語。『皇太子失踪事件』のコンビ、ハン・アルム作、ソ・ジェヒョン演出の舞台です。これも見たい~。

 ビューヒナー作の『ヴォイツェク』は、俳優でもあるタデウシュ・ブラデツキーの演出。出演は韓国人俳優です。この手の試み、増えてきてますね。


◇画仙キム・ホンド(화선 김홍도)
2011.07.08~2011.07.16
火・木・金20時/水・土・日15時/月休/7月8・9・12・13・14日売切
国立劇場・ヘオルム劇場(국립극장 해오름극장)
150分

◇劇的な一夜(극적인 하룻밤)
2011.07.16~2011.09.18
火~木0時/金18時、21時/土16時、19時/日15時、18時/月休/8月15日15時、18時/8月16日休
アートウォンシアター2館(아트원씨어터 2관)
100分

◇黒いドレスの女(우먼인블랙、Woman in Black)
2011.07.09~2011.09.10
火~木20時/金17時、20時/土16時、19時/日16時/月休/7月9日19時/8月14日16時、19時/8月15日16時/8月16日休
忠武アートホール・中劇場ブラック(충무아트홀 중극장 블랙)
90分

◇青春18対1(청춘 18대1)
2011.07.23~2011.08.28
平日20時/土16時、19時30分/日・祝15時、18時/月休/8月16日休
The STAGE(더 스테이지)
100分
* 新村演劇祭 NO.5作品

◇ヴォイツェク(보이체크)
2011.08.21~2011.09.10
平日20時/土15時、19時/日15時/月休
大学路芸術劇場・大劇場(대학로예술극장 대극장)
100分
* ゲオルク・ビューヒナー(Georg Buchners )作『ヴォイツェク(Woyzeck)』

◇老人と海(노인과 바다)
2011.07.08~Open Run(오픈런)
平日20時/土・日・祝15時、18時/月休
ペガムアートホール(백암아트홀)
90分

◇怪談(괴담)
2011.07.07~2011.08.28
木・金22時10分/土21時30分/月~水・日休/8月14日21時あり
大学路・シニョンアートホール(대학로 신연 아트홀)
70分

◇緑茶庭園(녹차정원)
2011.07.07~2011.08.08
火~木20時/金19時30分/土・祝16時、19時30分/日16時/月休
俳優世間小劇場(배우세상 소극장)
90分

◇十六夜の月(열엿새달)
2011.07.09~2011.07.14
アルコ芸術劇場・小劇場(아르코예술극장 소극장)
平日20時/土16時、20時/日16時/
100分
* 韓日演劇共同プロジェクト、スタジオ叛(스튜디오 반)と新宿梁山泊による製作
* 「副題 よつや怪談(요츠야괴담)」

◇アントニーとクレオパトラ(안토니와 클레오파트라)
2011.11.24~2011.11.27
11月24・25日19時30分/26日13時30分、19時30分/27日15時
LGアートセンター(LG아트센터)
** 演出:蜷川幸雄、出演:吉田鋼太郎、安蘭けい
* CoMPAS11シリーズ作品
* ソウル公演の前に彩の国さいたま芸術劇場、福岡、大阪での公演あり

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2011.07.06

ソウルの演劇★上演中

 ソウルで上演中の演劇公演情報です。

 『キサラギ』の韓国バージョン『キサラギミキちゃん』、鄭義信作の『アジアンスイーツ』と、日本絡みの作品が気になりますね。どちらも見たいなぁ。

 『一人、二人、故障車に乗って』。映画監督イ・マニ(이만희)の戯曲『戸籍謄本(호적등본)』が原作です。日本の植民地だった時代にハンセン病に罹って小鹿島(소록도)の更生園で生きた人々の生と死の物語。キム・ムヨル(김무열)、キム・テミョン(김대명)、ハン・ジサン(한지상)が結成した劇団「班常会(반상회)」の定期公演です。作品の内容も舞台も興味津々ですが、公演期間が10日間では見られない……。

 『インディア・ブログ』は、彼女を探してインドへやって来た男と、別れた彼女との思い出の地インドへやって来た男、インドで出会った二人の34日間インド旅行記……らしいです。韓国人、インド好きですね。それも恋愛絡みで。インドブームかな?

 『OK, STORY』、劇団チャイム(차이무)の新作です。ミン・ボッキ(민복기)作、ミン・ソンウク(민성욱)演出。保険金目当てで、父は自分の足を切断し、妻は夫を殺し、娘はまたその父母を殺そうと請負業者OKを雇って……と繰り広げられるコメディですが、劇団チャイムの今後を占う公演としても注目されています。


◇キサラギミキちゃん(키사라기 미키짱)
2011.06.09~2011.08.07
平日20時/土・日15時、18時/月休
カルチャースペースnu(컬처스페이스 엔유)
105分
* 映画・演劇『キサラギ』の韓国版

◇屋根部屋のネコ(옥탑방 고양이)
2010.04.06~Open Run(오픈런)
平日17時、20時/土15時、18時、21時/日15時、18時
大学路・SMティンティンホール(대학로 SM틴틴홀)
100分
☆あらすじとレビュー

◇笑の大学(웃음의 대학)
2011.06.24~2011.09.18
火~木20時/金16時、20時/土16時、19時/日・祝15時、18時/月休/8月15日16時、19時/8月16日休
東崇アートセンター・小劇場(동숭아트센터 소극장)
100分

◇彼氏、彼女(그남자 그여자)
2011.06.03~2011.08.31
火~木20時/金17時、20時/土14時、17時、20時/日14時、17時/月休
アーツプレイシアター1館(아츠플레이씨어터 1관)
110分

◇一人、二人、故障車に乗って(한놈 두놈 삑구타고)
2011.07.01~2011.07.10
平日20時/土16時、19時/日15時、18時/7月10日15時時のみ
ザ・シアター(더 씨어터)

◇プンバ(품바)
2011.06.16Open Run(오픈런)
火~木20時/金17時、20時/土15時、18時/日15時/月休
大学路サンサンアートホール・ブルー(대학로 상상아트홀 블루)
100分

◇私の名前はキム・サムスン(내 이름은 김삼순)
2011.01.21~Open Run(오픈런)
平日17時、20時/土14時、17時、20時/日・祝15時、18時/月休
サンミョンアートホール1館(상명아트홀 1관)
90分
☆ [記事]キム・サムスンが演劇に

◇1歳になる日(돐날)
2011.06.03~2011.07.10
平日20時/土15時、19時/日15時/火休
アートウォンシアター2館(아트원씨어터 2관)
105分

◇Room No.13(룸넘버13)
2009.01.01~Open Run(오픈런)
平日17時、20時/金16時、20時/土・日・祝13時、16時、19時
劇場カジャ(극장 가자)
110分

◇教授と女弟子2(교수와 여제자2)
2011.04.02~2011.08.31
15時、17時30分、20時/月休
大学路・劇場ビーナス(대학로 극장 비너스)
90分

◇君となら(너와 함께라면)
2011.04.22~2011.08.21
火・水・金20時/木16時/土・日・祝15時、18時/月休/8月10日20時貸切/8月15日15時、18時/8月16日休
コーエックス・アートホール(코엑스 아트홀)
100分

◇泥棒のダイアリー(도둑놈 다이어리)
2011.05.27~2011.08.31
火~木20時/金17時、20時/土16時、19時/日5時/祝15時、18時/月休
ハンソンアートホール2館(한성아트홀 2관)
100分

◇インディア・ブログ(인디아 블로그)
2011.06.23~2011.07.31
火~木20時/金17時、20時/土16時、19時/日・祝16時/月休
演友小劇場(연우 소극장)
100分

◇癒し男たちのおしゃべり(훈남들의 수다)
2011.04.27~2011.08.21
火~木20時/金17時、20時/土16時、19時/日・祝16時/月休/8月15日16時/8月16日休
ナオンシアター(나온 씨어터)
80分

◇イエスと共にした夕食(예수와 함께한 저녁식사)
2011.04.14~2011.07.10
平日20時/土16時、19時/日・祝17時/月休
大学路芸術劇場・木と水(대학로 예술극장 나무와 물)
80分
* 原作小説は David Gregory "Dinner with a Perfect Stranger"

◇アジアンスイーツ(아시안 스위트)
2011.06.30~2011.07.14
月・木・金20時/水16時、20時/土16時、19時/日15時/火休
大学路芸術劇場・小劇場(대학로예술극장 소극장)
* 鄭義信(정의신、チョン・ウィシン)作

◇クァンスの想い(광수생각)
2011.06.03~2011.08.28
月・水・木20時/金17時、20時/土15時、19時/日14時、17時/火休
大学路・シニョンアートホール(대학로 신연 아트홀)
120分

◇奇妙な興信所(수상한 흥신소)
2011.07.01~2011.10.30
平日17時、20時/土15時、19時/日・祝15時、18時/月休/7月23日14時、17時、20時
サンミョンアートホール2館(상명아트홀 2관)
90分

◇イ・ギドン体育館(이기동 체육관)
2011.05.13~2011.07.17
平日20時/土15時、19時/日16時/月休
イマジアートセンター・ヌンピッ劇場(미마지 아트센터 눈빛극장)
100分

◇楽喜満秀(락희맨쇼、ラッキマンショー)
2011.06.18~2011.07.17
平日20時/土16時、19時/日・祝15時、18時/月休
The STAGE(더 스테이지)
100分

◇オアシス洗濯所襲撃事件(오아시스세탁소습격사건)
2010.06.01~Open Run(오픈런)
火・水・金20時/木14時、20時/土・日・祝15時、18時/月休
オアシス劇場(오아시스극장)
100分

◇ニューボーイングボーイング(뉴보잉보잉)
2009.01.01~Open Run(오픈런)
月~木17時、20時/金17時、19時30分、21時40分/土14時、16時30分、19時30分、21時40分/日14時、16時30分、19時
大学路・トゥレホール3館(대학로 두레홀 3관)
120分
* マルク・カモレッティ作 『ボーイング・ボーイング』
* アプクジョン・ユンダンアートホール(윤당아트홀)、シンドリム・プライムアートホール(프라임아트홀)でも上演中
*『ニューボインボイン第2弾(結婚バージョン)』をトゥレホール4館で上演中

◇タディ(대디)
2011.06.27~2011.08.31
月17時、20時/火~木16時/土・日13時/金休
大学路・劇場アシゾ(대학로 극장 아시조)
100分
* レイ・クーニー作『パパ・アイ・ラブ・ユー』(原題 "It Runs in the Family")

◇昔の子供(오래된 아이)
2011.07.03~2011.09.04
月・火・木20時/金19時、21時30分/土16時、19時、21時30分/日・祝16時、19時/水休
大学路・ヨルリン劇場(대학로 열린극장)
90分

◇会いたいです(보고싶습니다)
2010.11.13~2011.08.28
平日20時/土・祝16時、19時/日16時/月休
パダシアター(바다 씨어터)
110分

◇三等兵(삼등병)
2011.06.23~2011.07.10
平日20時/土15時、19時/日15時/月休
ハクチョンブルー小劇場(학전블루소극장)
90分

◇老いた泥棒の話(늘근도둑이야기)
2011.02.11~Open Run(오픈런)
平日20時/土16時、19時/日15時/祝15時、18時/月休
大学路・アートウォンシアター3館(대학로 아트원씨어터 3관)
90分

◇ヨムジェンイ・ユ氏(염쟁이 유氏)
2010.11.10~Open Run(오픈런)
平日20時/土・祝15時、18時/日15時/月休
イランシアター(이랑씨어터)
90分
☆あらすじとレビュー

◇Fat Pig(팻 피그)
2011.05.27~2011.07.31
平日20時/土16時、19時30分/日・祝16時/月休
漢陽レパートリーシアター(한양레퍼토리씨어터)
100分
* ニール・ラビュート(Neil Labute)作 "Fat Pig"

◇OK, STORY(오케이 스토리)
2011.06.21~2011.07.31
平日20時/土15時、18時/日15時/月休
大学路PMC小劇場(대학로 PMC 소극장)
80分

◇ライアー1弾(라이어 1탄)
2010.04.01~Open Run(오픈런)
平日16時、19時30分/土15時、18時、21時/日15時、18時
ハッピーシアター(해피씨어터)
100分
* レイ・クーニー作 "Run for Your Wife"
* カンナム・トンヤンアートホール(강남 동양아트홀)でも上演中

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2011.07.03

ソウルのミュージカル★初日間近

 ソウルで開幕間近のミュージカル公演情報です。
 楽しみな公演が並んでますね。

 『切り裂きジャック』『三銃士』『我が心のオルガン』『マンマ・ミーア』は定評のあるソウルのステディ公演ですね。

 初演が好評だった『ピマッコル恋歌』が早くも再演されるのは嬉しいです。『悪魔の毒々モンスター』の再演も早かったなぁ。

 久し振りの『RENT』は楽しみ。さらに久し振りの『GUYS&DOLLS』はどんな演出になっているのか興味津々。

 新作も続々と登場。テレビドラマのミュージカル化で何かと話題の『オオカミの誘惑』(さりげなく初日がズレてる ^^;)、同名の映画を世界最初にミュージカル化した『コヨーテ・アグリー』、ジョー・ディピエトロの新作『Fall for EVE』。
 古典的原作を踏まえたところで、ハーマン・メルヴィルの『モビー・ディック(白鯨)』に、あっと驚きの『シャーロック・ホームズ』。

 さらに、私の強力オススメは一人32役で素晴らしい芝居を見せてくれる『壁の中の妖精』。原作は福田善之の同名戯曲。ミュージカルというより演劇カテゴリーに属する舞台だと思いますが、脚本は出版されてますし、春風ひとみの日本の舞台をご覧になってる方は、キム・ソンニョ(김성녀、金星女)の舞台もぜひご覧下さい。

 ちなみに、この秋にオープンする新劇場、『マンマ・ミーア』のDキューブアートセンターはシンドリム(신도림)、『ゾロ』『エリザベート』のブルー・スクウェアはイテウォン(이태원)とハンガンジン(한강진)の中間あたりです。
 柿落し公演の予定は、劇場が完成するまで<未定><不確定>とお考え下さい。
 かつて、ムン・グニョンの出演で話題となった『クローサー』は、カルチャースペースnuの杮落とし公演でしたが、劇場が予定通りに完成せず、といって公演延期もできず、やむなく他劇場でロングラン中の公演を中断させ、そこに割り込ませて上演した、ということがありました。予定は未定、あくまで未定。( ̄◇ ̄;)


◇切り裂きジャック(잭 더 리퍼、Jack the Ripper)
2011.07.05~2011.08.14
火・木20時/水・金・土16時、20時/日15時、19時/月休
忠武アートホール・大劇場(충무아트홀 대극장)
140分

◇オオカミの誘惑(늑대의 유혹)
2011.07.14~2011.10.30
平日20時/土15時、19時/日14時、18時/月休
コーエックス・アーティウム(코엑스 아티움)
140分
☆[記事]『オオカミの誘惑』、ジュークボックス・ミュージカルに

◇RENT(렌트)
2011.08.28~2011.10.09
平日20時/土15時、19時30分/日14時、18時30分/月休/9月6日貸切/9月12・13日休
忠武アートホール・大劇場(충무아트홀 대극장)
155分

◇三銃士(삼총사)
2011.07.22~2011.07.31
平日16時、20時/日15時、19時/月休/7月22日20時のみ
世宗文化会館・大劇場(세종문화회관 대극장)
140分

◇コヨーテ・アグリー(코요테 어글리)
2011.07.08~2011.08.15
平日20時/土15時、19時30分/日14時、18時30分/月休
韓電アートセンター(한전아트센터)
135分

◇Guys&Dolls(아가씨와 건달들)
2011.08.02~2011.08.28
平日20時/土15時、19時/日・祝14時、18時/月休/8月15日15時のみ、/8月16日休
LGアートセンター(LG아트센터)
150分

◇ピマッコル恋歌(피맛골 연가)
2011.08.23~2011.09.10
火~木20時/金16時、20時/土15時、19時/日16時/月休
世宗文化会館・大劇場(세종문화회관 대극장)
150分

◇どこまで来たの(어디만큼 왔니)
2011.07.19~2011.08.14
火・水15時/木・金20時/土15時、19時/月休
アルコ芸術劇場・大劇場(아르코예술극장 대극장)
140分
* ヤン・ヒウン(양희은)デビュー40周年記念ミュージカル

◇スペシャルレター(스페셜레터)
2011.07.06~2011.12.31
平日20時/土16時、19時/日・祝15時、18時/月休
SMアートホール(SM아트홀)
110分
☆あらすじとレビュー

◇私の心のオルガン(내 마음의 풍금)
2011.07.16~2011.08.28
平日20時/土・日15時、19時/月休/7月31日、8月7・14・15日15時あり/8月16日休
ホアムアートホール(호암아트홀)
110分

◇Falling for EVE(폴링 포 이브)
2011.07.23~2011.09.11
平日20時(8月10日まで水16時あり)/土・日・祝15時、19時(8月14日まで日16時のみ)/月休
世宗文化会館・Mシアター(세종문화회관 M씨어터)
100分

◇シャーロック・ホームズ(셜록홈즈)
2011.08.06~2011.09.25
平日20時/土・日・祝15時、19時/月休/8月16日休
大学路・文化空間イダ1館(대학로 문화공간 이다 1관)
150分

◇悪魔の毒々モンスター(톡식히어로)
2011.07.30~2011.10.16
平日20時/土15時、19時/日14時、18時/月休/8月15日14時/8月16日休
アートウォンシアター1館(아트원씨어터 1관)
100分

◇モビー・ディック(모비딕)
2011.07.19~2011.08.20
火・木・金20時/水16時、20時/土15時、19時/日15時/月休
トゥサンアートセンター・Space111(두산아트센터 Space111)
100分

◇ファラン(화랑)
2011.07.03~2011.07.09
平日20時/土14時、18時/日15時、19時/月休
芸術の殿堂・自由小劇場(예술의전당 자유소극장)
100分

◇ビビム in Seoul(비빔 인 서울)
2011.07.05~2011.07.20
平日20時/土・日14時、18時/月休/7月15・17・19日売切
ヨンサンアートホール・大劇場ミル(용산아트홀 대극장 미르)
100分

◇UNTILL THE DAY(언틸 더 데이)
2011.07.08~2011.08.28
平日20時/土15時、19時/日17時/月休
文化日報ホール(문화일보홀)
100分

◇壁の中の妖精(벽속의 요정)
2011.08.05~2011.09.25
水~金20時/土16時/日15時/月・火休/8月15日15時あり
PMC大学路自由劇場(PMC대학로자유극장)
140分
☆2009年日本公演のレビュー

◇マンマ・ミーア(맘마미아)
2011.08.30~2012.02.28
Dキューブアートセンター(디큐브아트센터)

◇ゾロ(조로)
2011.11.04~2012.01.15
ブルー・スクウェア(블루스퀘)

◇エリザベート(엘리자벳)
2012.02.01~Open Run(오픈런)
ブルー・スクウェア(블루스퀘어)

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2011.07.02

[記事]『キム・ジョンウク探し』売上100億W突破

 少し前の記事(6月7日付)ですが、各種数字が出てるので資料として載せておきます。記事内の日付は6月7日基準ですのでご注意下さい。


ミュージカル『キム・ジョンウク探し』売上100億ウォン突破

 聯合ニュース 2011.06.07

 小劇場創作ミュージカル『キム・ジョンウク探し〈김종욱 찾기〉』が初演から5年で売上100億ウォンを突破した。

 7日、共同製作社であるCJE&Mによれば、2006年6月2日初演された『キム・ジョンウク探し』は、今月6日に幕を閉じたシーズン4までで2130回の公演を通して41万名の観客を集め、100億ウォンの売上をあげた。

 240席規模の小劇場である大学路の芸術マダン1館〈예술마당 1관〉で公演中の『キム・ジョンウク探し』は、この5年の間、平均客席占有率83%を記録しており、同名映画と小説にも脚色され、コンテンツ多角化の代表的事例として挙げられていた。

 7年前、インド旅行で出会った癒し系男子「キム・ジョンウク」を忘れられない女性が、「初恋探します株式会社」に助けを要請し、繰り広げられる騒動を扱ったロマンチック・コメディ・ミュージカルとして、男女の主人公と共に一人22役をこなす「マルチマン〈멀티맨〉」が不可欠なスパイスとしての役割で登場するのが特徴だ。

 『キム・ジョンウク探し』は、7日大学路〈대학로〉のソウル演劇センター〈서울연극센터〉で5周年記念行事を開催し、14日からビョン・ジョンジュ〈변정주〉演出でシーズン5となる公演を始める。

 出演は、キム・ジェボム〈김재범〉、チョン・サンユン〈정상윤〉、ラ・ジュン〈라준〉、キム・ジヒョン〈김지현〉、ペク・ウネ〈백은혜〉、イム・ギホン〈임기홍〉、キム・ミンゴン〈김민건〉、イ・ジュフン〈이주훈〉。


 『キム・ジョンウク探し』は、現在日本で劇場公開中の映画『あなたの初恋探します』の原作ミュージカルです。出演する俳優は3人(男女主人公と一人22役のマルチマン)だけという、小規模なミュージカルですが、よくできた脚本に楽しい演出で、大学路のロングラン作品となっていました。
 ちなみに、記事でマルチマンについて「不可欠なスパイスとしての役割」と訳した部分、韓国語の原文では「감초 역할」=「甘草の役割」と書かれてます。漢方薬で欠かせない甘草のような役割、という感じ。マルチマンについては、以前掲載したこちらのブログ記事もどうぞ。

 さて、この小劇場ミュージカル、シーズン4 までに、オ・マンソク(오만석)、オム・ギジュン(엄기준)、ウォン・ギジュン(원기준)、シン・ソンノク/ソルロク(신성록)、カン・ピルソク(강필석)、キム・ムヨル(감무열)、イ・ユル(이율)等々、現在の韓国ミュージカルの隆盛を支えるスターたちが出演した作品でもあります。このへんは、かつての『地下鉄1号線(지하철 1호선)』を思わせるものがありますね。

 記事にある数字から計算すると、2130回の公演で41万名ですから公演1回あたりの観客数は192.5人(現在上演中の芸術マダン1館は240席)、売上は約470万ウォン。観客一人あたりの売上が約24,500ウォンという数字は、観客の半数近くが無料招待券で観覧しているとされていた韓国の興行状況が大きく変わりつつあることを示していると言えるでしょう。

 脚本とシーズン2の演出を担当したチャン・ユジョン(장유정)が監督した映画『あなたの初恋探します』(原題は『キム・ジョンウク探し』)も韓国でかなり評判よく、さらには映画化に合わせて小説まで出版されました。ワンソースマルチソースのお手本として、また、小劇場ミュージカルの「成功神話」として、改めて注目されているのですね。

 まだご覧になってない方、この夏はソウル・大学路の小劇場へ飛びましょう!


☆関連記事
韓国演劇情報/09.06.01「人気公演には「マルチマン」がいる?」

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ソウルのミュージカル★上演中

 ソウル(+城南)で上演中のミュージカル公演情報です。
 新しく幕をあける舞台をちょっと後に控えた、中休み状態。リピーターの方には物足りない時期かもしれません。

 そんな中、目新しく評判よいのが、『ラブメーカー』と『ビパプ』。

 『ラブメーカー』は、人間界での愛を叶えるために右往左往する天使たちを主人公としたロマンチックミュージカル。ルメイユール小劇場は、カルチャースペースnu向かい、かつて『Oh!あなたが眠る間に』などもここで上演されていました。うまく行けば、劇場を移ってロングランする可能性を秘めた舞台です。

 『ビパプ』は料理をテーマにしたノンバーバルパフォーマンス。『NANTA』『JUMP』の系列ですね。言葉が分からなくても全く問題なく楽しめる舞台です。70分と短めですので、気楽に見られるのもよいですね。こちらの劇場、韓火損保セシル劇場は徳水宮(덕수궁)の裏にあります。余談ですが、「韓火(한화)」ってずっと「韓国火災」の略だと思ってたのですが、このグループの前身「韓国火薬(株式会社)」の略なのですね。びっくり。

 小劇場創作ミュージカル『キム・ジョンウク探し』は、現在日本で公開中の映画『あなたの初恋探します』(原題『キム・ジョンウク探し』)の原作ミュージカルです。なぜか日本では広報されてないのですが、過去、このミュージカルに出演していた俳優たちが映画のあちこちにカメオ出演してます。早く映画を見に行って、「カメオ探し」しなくちゃ、と思ってるワタシです。映画をご覧になった方は、ぜひソウルでミュージカルも体験してみてくださいませ。


◇ジキル&ハイド(지킬 앤 하이드)
2010.11.30~2011.08.15
平日20時/土15時、19時30分/日・祝14時、18時30分/月休
シャーロッテシアター(샤롯데씨어터)
160分
☆2006年公演の簡単レビュー

◇モーツアルト!(모차르트!)
2011.05.24~2011.07.03
火・木・金20時/水16時、20時/土・日・祝15時、19時/月休
城南アートセンター・オペラハウス(성남아트센터 오페라하우스)
150分

◇ラブメーカー(러브메이커)
2011.06.03~2011.08.31
平日20時/土16時、19時/日・祝15時、18時/月休
大学路 ルメイユール小劇場(르메이에르 소극장、Le Meilleur)
100分

◇ヘドウィグ(헤드윅)
2011.05.14~2011.08.21
火~木20時/金19時、21時30分/土15時、18時、21時/日15時、18時/月休/7月11・12日休/7月16日21時休
KT&Gサンサンアートホール(KT&G 상상아트홀)
120分

◇グリース(그리스)
2011.06.30~2011.08.28
平日20時/土15時、19時/日14時、18時/月休
ソウルオリンピック公園・ウリ金融アートホール(서울 올림픽 공원 우리금융아트홀)
160分

◇スプリング・アウェイクニング(스프링 어웨이크닝)
2011.06.03~2011.09.04
平日20時/土・日15時、19時/月休
トゥサンアートセンター・ヨンガンホール(두산아트센터 연강홀)
140分

◇ファンタスティック・カップル(환상의 커플)
2011.05.10~2011.07.30
平日20時/土16時、19時/日・祝15時、18時/月休
東崇アートセンター・東崇ホール(동숭아트센터 동숭홀)
100分

◇キム・ジョンウク探し(김종욱 찾기)
2006.06.02~Open Run(오픈런)
平日20時/土16時、19時/日・祝15時、18時/月休
大学路・芸術マダン1館(대학로 예술마당 1관)
110分
☆あらすじとレビュー
◇[記事]『キム・ジョンウク探し』売上100億W突破

◇ミュージック・イン・マイ・ハート(뮤직 인 마이 하트)
2010.04.30~2011.07.31
平日20時/土16時、19時/日14時、17時/月休/7月12日休
PMC大学路自由劇場(PMC대학로자유극장)

◇洗濯(빨래)
2011.03.03~2011.09.04
水16時、20時/木・金20時/土15時、19時/日16時/月・火休
ハクチョングリーン小劇場(학전그린소극장)
150分
☆簡単なあらすじとレビュー

◇OH!あなたが眠る間に(오!당신이 잠든 사이)
2010.04.30~2011.07.31
平日20時/土16時、19時/日15時、18時/月休
大学路・芸術マダン2館(대학로 예술마당 2관)
110分
☆あらすじ

◇オーディション(오디션)
2011.05.03~2011.07.24
平日20時/土16時、19時30分/日15時/祝15時、18時30分/月休
大学路・アートウォンシアター1館(아트원씨어터 1관)
120分

◇Bボーイを愛したバレリーナ(비보이를 사랑한 발레리나)
2009.12.10~Open Run(오픈런)
水~金20時/土・日・祝15時、18時/月・火休
ロッテワールド・芸術劇場(롯데월드 예술극장)
90分

◇ビパプ(비밥)
2011.05.17~Open Run(오픈런)
平日20時/土16時、20時/日・祝15時/月休
韓火損保セシル劇場(한화손보 세실극장)
70分

◇愛を叶えて差し上げます(사랑을 이루어 드립니다)
2011.06.01~2011.07.31
平日20時/土・日・祝16時、19時/月休
創造アートセンター2館(창조아트센터 2관)
100分

◇カルペディエム(까르페디엠、Carpe diem)
2011.06.23~2011.07.03
平日20時/土16時、20時/日15時/月休
国立劇場・KB青少年ハヌル劇場(국립극장 KB청소년 하늘극장)
110分

◇パウロ(바울)
2011.04.08~2011.08.30
平日20時/土・祝15時、19時/日19時/水休
大学路スターシティ・SMステージ(대학로 스타시티 SM스테이지)
90分

◇All That Jazz - Love in New York(올 댓 재즈 - 러브 인 뉴욕)
2011.04.22~2011.09.30
平日20時/土・祝15時、19時/日15時/月休
SMアートホール(SH 아트홀)
120分

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