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2012.02.16

ソウルのミュージカル★上演中

 ソウル(+城南)で上演中のミュージカル公演です。
 毎度のことながら、見たいものばかりで、悩ましい。

 注目の『エリザベート』が幕を開けました。今のところ、一般の評価は「期待以上だった」「待っていた甲斐があった」と好評ですね。キャストによってかなり印象の違う舞台になっていそうな気もします。

 チュ・ジフン/추지훈降板とチョ・スンウ/조승우登板で一気に注目度が高まった『ドクトル・ジバゴ』。ホン・グァンホ/홍광호とチョ・スンウのダブルキャストとなると、両方見比べてみたくなるのですが……、チョ・スンウ出演前の段階での「作品評」が今ひとつなのですよねぇ。う~ん、困った。

 何度目かの再演になる『光化門恋歌』。数々の名曲を世に送り出した作曲家イ・ヨンフン/이영훈の曲と物語で綴るミュージカルです。イ・ムンセ/이문세ファンの方は必見、韓国の大衆音楽がお好きな方にオススメです。

 前回も書きましたが、日本で上演してない『ノートルダム・ドゥ・パリ』、強力オススメです。俳優の身体能力を最大限に発揮させ、大胆に空間を利用して、あっと驚く舞台を見せてくれます。2月末までソウルで上演した後、城南/성남(3月1~4日)・光州/광주(3月8~11日)・大邱/대구(3月16~25日)とツアーです。地方都市でこの舞台を見られるなんて、羨ましい限りです。

 『タルゴナ』は、1970年の韓国を舞台にしたミュージカル。キム・グァンソク/김광석、イ・ムンセ/이문세、ソン・チャンシク/송창식、チョ・ヨンピル/조용필といった面々の曲がナンバーとして挙げられてまして、韓国音楽好きなら楽しめそう。

 6年ぶり再演の『フェイスオフ』は、ロベール・トマの演劇『Double Jeu』を原作としたミュージカルです。この演劇作品、日本では2010年にG2演出、『W~ダブル』のタイトルで上演してるのですね。この舞台はかなり翻案されてたようですが、どなたかご覧になってる方いらっしゃいます?
 『フェイスオフ』というタイトルは、ジョン・ウー監督の映画『フェイス/オフ』を意識してます。でも、内容は全く違いますのでご注意を。

 ロングランになりつつある『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』。昨年末に見てきました。ブライアン・ヒル/Brian Hill脚本、ニール・バートラム/Neil Bartram作詞・作曲のブロードウェイ・ミュージカルです。主人公の回想で物語が進んでいくので、ストーリーが分かりにくいのですが、男優2人の芝居で演技力・歌唱力対決となっており、見応えあります。

 小劇場ミュージカル『洗濯』『キム・ジョンウク探し』『スペシャルレター』『OH!あなたが眠る間に』は大学路のロングラン作品。見てない方にはどれもオススメです。
 先日、三越劇場で日本語・日本人キャスト版の『パルレ 洗濯』を見てきましたが、韓国の舞台の雰囲気そのままにとてもよくできていて、大学路にいる時のように笑って泣いて、感動しました。この作品に込められた思いをきっちり伝えようとした日本のスタッフの情熱を感じました。東京公演・三越劇場は今日16日が千秋楽、17・18日は大阪・サンケイホールブリーゼで公演です。関西の方、大学路の予習にどうぞ。


エリザベート/엘리자벳
2012.02.09 ~ 2012.05.13
平日20時/土・日14時、19時/月休/3月6・21・22日貸切
ブルースクエア・サムスン電子ホール/블루스퀘어 삼성전자홀
160分

光化門恋歌(광화문연가)
2012.02.07 ~ 2012.03.11
火15時、20時/水~金20時/土15時、19時30分/日・祝14時、18時30分/月休/3月8日貸切
LGアートセンター/LG아트센터
150分

ノートルダム・ドゥ・パリ(노트르담 드 파리)
2012.01.19 ~ 2012.02.26
平日20時/土15時、19時/日14時、18時/月休
世宗文化会館・大劇場/세종문화회관 대극장
150分
*来韓公演・英語バージョン

ドクトル・ジバゴ/닥터 지바고
2012.01.27 ~ 2012.06.03
火・木・金20時/水15時、20時/土15時、19時30分/日・祝14時、18時30分/月休
シャーロッテ(シャルロッテ)シアター/샤롯데씨어터
160分

マンマミーア!/맘마미아!
2011.08.30 ~ 2012.02.26
火・木・金20時/水15時/土15時、19時30分/日14時、18時30分/月休/2月17・25日貸切
Dキューブアートセンター/디큐브아트센터
160分

私たちの青春ロリーポリー/우리들의 청춘 롤리폴리
2012.01.13 ~ 2012.02.25
平日20時/土16時、20時/日・祝15時、19時/月休
城南アートセンター・オペラハウス/성남아트센터 오페라하우스
120分

タルゴナ/달고나
2012.02.13 ~ 2012.05.13
平日20時/土15時、19時/日14時、18時/月休/2月24日貸切
コーエックスアーティウム・現代アートホール/코엑스아티움 현대아트홀
140分

カフェイン/카페인
2012.02.02 ~ 2012.04.08
平日20時/土16時、19時/日15時、18時/月休
カルチャースペースnu/컬처스페이스 엔유
100分

Without you/위드아웃유
2012.02.10 ~ 2012.03.04
平日20時/土15時、19時/日15時/月休/3月1日19時
KT&Gサンサンアートホール/KT&G 상상아트홀
100分

スペシャルレター/스페셜레터
2011.07.06 ~ Open Run(오픈런)
(2月)平日17時、20時/土・日・祝15時、18時
(3月)平日17時、20時/土14時、17時、20時/日・祝15時、18時
大学路・SMアートホール/대학로 SM아트홀
110分
☆あらすじとレビュー

ストーリー・オブ・マイ・ライフ/스토리 오브 마이 라이프
2011.10.26 ~ 2012.04.29
平日20時/土15時、19時/日・祝14時、18時/月休/3月1日20時のみ
アートウォンシアター1館/아트원씨어터 1관
100分

OH!あなたが眠る間に/오! 당신이 잠든 사이
2010.04.30 ~ Open Run(오픈런)
平日20時/土16時、19時/日15時、18時/月休
大学路・芸術マダン2館/예술마당 2관
110分
* 江南・CGVアートホール/CGV 아트홀でも上演中。
☆あらすじ

フェイスオフ/페이스오프
2012.02.07 ~ 2012.07.29
平日20時/土16時、19時/日・祝15時、18時/月休
SHアートホール/SH 아트홀
105分

スリル・ミー/쓰릴미
2011.11.29 ~ 2012.02.26
平日20時/土・日15時、18時/月休
忠武アートホール・中劇場ブラック(충무아트홀 중극장 블랙)
90分

洗濯/빨래
2011.09.07 ~ 2012.03.30
水16時、20時/木・金20時/土15時、19時/日16時/月・火休
ハクチョングリーン劇場(학전그린소극장)
150分
☆簡単なあらすじとレビュー

キム・ジョンウク探し/김종욱 찾기
2011.10.27 ~ Open Run(오픈런)
平日20時/土16時、19時/日・祝15時、18時/月休
大学路芸術マダン1館(대학로 예술마당 1관)
100分
* 江南・KT&Gサンサンアートホール(KT&G 상상아트홀)でも上演中。
* 映画『あなたの初恋探します』の原作ミュージカル。
☆あらすじとレビュー
☆[記事]『キム・ジョンウク探し』売上100億W突破

あなただけ/당신만이
2011.09.23 ~ 2012.02.26
平日20時/土・祝16時、19時30分/日16時/月休
大学路・小劇場祝祭/대학로 소극장 축제
130分

ヒーリングハート/힐링하트
2012.01.19 ~ 2012.04.22
平日20時/土15時、18時30分/日16時/月休
大学路ザ・グッドシアター/더굿씨어터
90分

Bボーイを愛したバレリーナ/비보이를 사랑한 발레리나
2009.12.10 ~ Open Run(오픈런)
水~金20時/土・日15時、18時/月・火休
ロッテワールド芸術劇場/롯데월드 예술극장
90分

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コメント

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数年前、「ラ・マンチャの男」を鑑賞、日本で3回観ても泣くことはなかった私が落涙し、韓国のミュージカルのレベルの高さを知って、それ以来、たびたび訪れて話題の舞台を観ているミュージカルファンです。韓国語は話せませんが、歌唱力の見事さに感動しています。
数日前に観て来た作品をレポートします。
「ドクトル・ジバゴ」は、あの原作をミュージカル化しようとした志の高さをまず評価します。脚本もテンポよく進み、演出も場面転換がスムーズ、音楽も甘美で、よく出来たミュージカルだと思いますが、それでも感動に至らないのは、出演者の責任で、チョ・スンウはさすがですが、女性陣が弱く、ラーラもトーニャも役どころをしっかり確立しているように見えませんでした。もっと力のある出演者を得た時、この作品の真価が発揮されると思います。
「エリザベート」は、ど迫力の舞台で、宝塚のものなど比較すら出来ない高度な舞台でした。演出も素晴らしく、「モーツァルト」より音楽性が高く、これは指揮者・音楽監督のキム・ムンジョンさんの功績と思われます。ジュンスは自分のキャラクターで可能な前2作の役から自分のキャラクターとは違う役に挑戦して、入魂の独自のトートを作っていました。特に、ジュンスの歌うシーンになると胸がかきむしられるような気分になるのは、やはり天賦の歌唱力の持ち主だと感心しました。
「ノートル・ダム・ド・パリ」は、フランス発ミュージカルの話法の違いと言えばそれまでですが、独唱が多く、歌と歌がぶつかりあって物語を進めるという、演劇としてのミュージカルとは違う地点にあると思われ、私の評価はあまり高くありません。音楽はきれいで好きですが、一曲終わるごとに物語が進展したり、感情が前に進む、ということがなければ、ミュージカルにした意味はないと思われます。
以上、短評でした。

投稿: 大野谷 靖 | 2012.02.25 03:31

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