旅行

2011.11.01

[日録]大阪二日目 10/31

10月31日(月)

◇午前10時に国立文楽劇場の図書閲覧室へ。ここで大阪の文楽公演のパンフレットに載る記事を入手したかったのですが、所蔵資料は「閲覧」のみで、コピーはできないと言われてしまいました。
 はぁ? 今時そんな間抜けな資料収集機関があるとは……。本気で文楽普及する気があるのだろうか?

◇仕方なく街中を彷徨。ふらふら心斎橋まで行って、大丸の地下にある京ノ茶寮「伊右衛門」で朝のおやつ。黒蜜団子と朝つみほうじ茶のセットです。

Img_1554

◇心斎橋からなんばへ戻り、法善寺横丁へお参り。どこかでお昼を食べようとうろうろしたのですが、なかなか適当なお店が見つけられず。そして、見つけてしまったこの惹句の吸引力に抗えず、予定してなかったお店へ引き込まれてしまいました。今日は別の所にしようと思っていたのに。

Img_1561

 道頓堀「今井」にて、にしめと栗ご飯。美味しくてお腹いっぱいで幸せ。

Img_1563

◇ようやく本日お目当ての観劇です。韓国ミュージカル『美女はつらいの』。

Img_1564

 ロビーにキャスト表が出てないなぁと思ってたら、こんなところにありました。「今日のキャスト」。韓国ミュージカル界ではすでに定評のあるパダ(左)とオ・マンソク(右)。

Img_1571

 劇場前にはこんなポスターもありました。イケメン揃い風の作りは、韓国ミュージカルに対抗してるのでしょうか。

Img_1566

 ロビーにはこんなものも。京都・南座で韓国ミュージカル『宮』が上演された時にも、同様のものがありましたね。

Img_1568 Img_1569

◇当日のツイートより。

 韓国ミュージカル『美女はつらいの』@大阪松竹座、見ました! パダ、オ・マンソク、ヤン・ジュンモの実力派キャストで、パダの歌とヤン・ジュンモの素晴らしい声とオ・マンソクのカーテンコールのご挨拶「ほんまおおきに」を聞くことができ、3階5000円の席はコスパよかったです。

 ワタクシの計算では、パダの歌1500円、ヤン・ジュンモの声2500円、オ・マンソクの「ほんまおおきに」2000円、計6000円で元は取れたな、と。(爆)

 とりあえず採点。◎◯△×の4段階評価です。脚本△、音楽◯(歌詞△)、アンサンブル振付×、衣装△、美術(アウェイを考慮して)◯、俳優(主演3人)◎、といったところでしょうか。で、結論は…韓国版を見に行かねばなるまい。…あっ! もしかして、それが目的なんでしょうか、この公演。(違)

◇ヤン・ジュンモ演じる整形外科医イ・ゴンハクが「天使」という設定で、物語を司る存在になってるところがダメダメです、このミュージカル。全然辻褄合ってない。何でこんな設定にしたんだろ。

◇失望感を埋めるため、全力で大阪のおやつゲットに走りました。

 高麗橋・菊屋の和菓子あれこれゲット。

Img_1575

 新大阪駅で堺・小島屋のけし餅もゲット。

Img_1577

 大阪お菓子情報下さった皆様、ありがとうございました。\(^o^)/

◇という訳で、食い倒れは東京へ帰っても続くのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.10.31

[日録]大阪一日目 10/30

10月30日(日)

◇のぞみで大阪へ。朝食は東京駅でいつもの駅弁とちょっと違ったものを買ってみました。「ワインにぴったり」だそうですが、私は爽健美茶でいただきました。

Img_1540

◇家を出てドアの鍵をかけた瞬間、今晩の大阪の宿をとっていないことに気づきました。うわっ!
 ということで、新幹線の車内でPCを無線LANに繋いで、ホテルを予約。当日予約で格安の宿を確保できました。怪我の功名?
 ついでに、ブログに記事を一つアップ。

◇新大阪からまっすぐ日本橋へ向かい、国立文楽劇場で昼夜通しの文楽見物。

◇昼夜入れ替えの時間にホテルへチェックイン。なんばオリエンタルホテルです。当日予約で格安のツイン、15,000円→7,000円となってました。観劇一人旅でホテルでは寝るだけの私には無意味なツインなのですが、広くて快適な部屋は嬉しいですね。ラッキー。

Img_1543

◇文楽夜の部終演後、文楽劇場までやって来てくれた友達と串揚げ屋さんでお食事。

Img_1547

◇さらに、夜9時過ぎのおやつ。丸福でホットケーキとパンプキンプリン。

Img_1553

◇ホテルに帰って、無意味なツインで熟睡。ぐぅぐぅ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.10.03

[日録]近世文学3日目@ソウル(附 映画と演劇、見ました) 10/2

10月2日(日)

◇日本近世文学会秋季大会、3日目は恒例の文化踏査。
 ですが、行き先が「古宮」(昌徳宮/창덕궁・景福宮/경복궁・徳寿宮/덕수궁)ということで、私はパスしちゃいました。韓国で暮らしていた頃、昌徳宮は秘苑(비원)の後苑(후원)の一番奥まで自由散策したし、景福宮は慶会楼(경회루)の中に入ったりしたし。どちらも、現在は時間を決めての一般観覧を行なっていますが、その試験的公開が始まった頃のことです。

◇そんなわけで、空いた時間に映画と演劇を見ることにしました。

◇午前中は、大韓劇場(대한극장)で注目の映画『トガニ(도가니、るつぼ)』を見ました。障害者学校で起きた教師による生徒への暴行という実際の事件をもとに書かれた小説の映画化です。話題作だけあって、衝撃的な内容の作品でした。が、映画としての出来は凡庸。中途半端な告発映画にとどまっていました。それが目的の製作なのかもしれませんが。

◇映画の後は100以上の小劇場がひしめく大学路へ。

1000001413

 大学路のある4号線・恵化(혜화)駅の出口。階段両側の壁にびっしり貼られているのは、すべて大学路で上演中の演劇・ミュージカル公演のポスターです。

◇観劇前に腹ごしらえ。1年以上熟成させたキムチを使っているというムグンジキムチチゲ(묵은지 김치찌개)。キムチの酸味がきいたスープが美味しかった~。

1000001419

 以前紹介したことのある「サムサムトゥクペギ(삼삼뚝배기)」にて。4500₩。

◇演劇は何を見ようか迷ったのですが、劇団・魔方陣(극단 마방진)の『野牛の月(들소의 달)』を選びました。コ・ソヌン(고선웅)作・演出。2010年のソウル演劇祭で優秀作品賞、舞台芸術賞などを受賞している作品です。

 前日にネットで確認した際には前売完売でした。それでもモノは試しと、開演1時間半前に劇場へ行って当日券があるか尋ねると、補助席まで完売してるがキャンセル待ち(대기표、待機票)を受け付けているとのこと。名前を伝えてキャンセル待ちを申込んで、大学路の散策へ。開演10分前に劇場へ戻ると、めでたく名前を呼ばれて席を確保することができました。階段に座布団敷いた「補助席」でしたが、実質最前列の2列目センター上手寄り。ヘタな本席よりずっとよかったです。

 レビューは後ほど改めて。

◇観劇後、文化踏査に参加した方々と合流して、学会最後の行事ティップリ(뒷풀이、打上げ)に参加。
 美味しい牛肉たらふく食べて、最後の夜を楽しみました。

1000001434

 打上げ二次会は、場所を移動して生ビール。宿が離れていた私は途中で失礼せざるを得ず、最後までご一緒できずに残念でした。

1000001435

 過去に例を見ない「日本文学の学会の海外開催」。三夜連続の宴会の席で、「今度はうちが日中韓で」とか「日台越で考えたい」といった話をちらほら耳にしました。今回の学会が意義あるものだったという証でしょう。一部、酔った勢いの勇み足かもしれませんが。

 この、とてつもなく大変な準備作業が必要だったはずの大会を滞りなく大成功に導いた会場校・高麗大学校の崔官先生とスタッフの皆さん、学会事務局の先生方、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

 私も今回の学会に参加した者の責任として、今後の研究進展に貢献して行かなくては。

◇【お詫び】「写真入りで詳細なレポート」、飲み食いばかりですみません。>忘却散人先生のブログからいらして下さった先生方

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.10.02

[日録]近世文学会2日目@ソウル 10/1

10月1日(土)

◇日本近世文学会秋季大会、2日目は研究発表です。全部で17名の研究発表が行われましたが、半分以上が韓国人。ソウル開催だから韓国人優先ということはなく、発表内容も日本人研究者と全く遜色ない水準でした。(正直、いつもの大会よりずっと興味深かったような。演劇領域の発表が多かったからかな。)

◇昼食は高麗大学校用意のお弁当。大学の教室でいただきました。美味しかった~。
 休憩時間にはお茶・コーヒー・ジュースとクッキーなどが用意され、さらに韓国のトック(餅)のスペシャル間食も。

1000001377

1000001391

 高麗大学校の親しい運営スタッフにこっそり聞いた話では、お弁当もお餅もあちこちのお店から取り寄せて試食しまくったとか。お弁当チームとお餅チームに分かれて試食して一番美味しいものを選び、さらにいろいろリクエスト付けて注文したそうです。お陰様でどちらもホント美味しかったです。

◇途中、ちょこっと研究発表を抜けて、高麗大学校博物館の展示を見物。「天・地・人」と題された展示は、天体図がいろいろあるのが面白かったです。屏風とか摺物とか。日本で、屏風に天体図を描くとか、天体図の摺物とか、ほとんどないような気がするのですが。私が不勉強で知らないだけなのかな。
 また、朝鮮時代(1820年頃)のソウルの地図「首善全図」の版木が気に入りました。これ、一枚刷りの複製を作って「古地図」として売ればよいのに。日本ではきっと売れると思うのです。私は欲しい。1枚3,000円ぐらいなら買いますけど。

Seoulmap
 (ネット上から拾ってきた画像です。m(_ _)m)

◇研究発表終了後は、学会の公式懇親会。日本近世文学会の懇親会は、ご当地の伝統芸能が披露される、お酒にこだわる、というのが2大特色なのですが、ソウルでもしっかり踏襲されました。

 「韓国伝統芸術の夕べ」と題されたプログラムは、「歌曲」「サルプリ舞」「パンソリ(沈清歌)」「シナウィ」「南道民謡」。1時間近くの熱演でした。特に、チュ・ジュソン(趙珠仙)先生のパンソリと民謡、素晴らしかったです。

1000001398

 2大特色その2はこちら。全部韓国のお酒です。

1000001399

 今回の目玉はこれ。「安東焼酎」です。お値段は一般的な焼酎チャミスル(참이슬)1本の40倍。なので、これだけ酒瓶が並ぶ中、安東焼酎は1瓶しかありませんでした。貴重品。

1000001402

 のんべの先生をけしかけて封を切っていただき、ちゃっかりお相伴にあずかりました。下戸の私は舐める程度でしたけど(だって40度なんですもん)、美味しうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.10.01

[日録]近世文学会初日@ソウル 9/30

9月30日(金)

◇午前中は宿でシンポジウムの準備。

◇昼過ぎに宿を出て、あちこち寄りながら学会会場の高麗大学校へ。

1000001380

 高麗大学校の本館。正門正面の建物です。
 本館方向から正門を望むとこんな感じ。広い!

1000001362

◇16時半、日本近世文学会秋季大会開会。今日は「日本近世文学と朝鮮」というタイトルでのシンポジウムです。私もコメンテーターとして参加しました。

 大半の参加者が日本から飛行機で移動という事情もあって、初日は夕方からの開催。そのため、4名の先生方の発表は各15分、3名のコメンテーターの持ち時間は一人10分と、非常にタイトなスケジュールでした。にも関わらず、発表はいずれも中身の濃い充実した内容で、コメンテイターの側も遠慮なく発言させていただけました。司会の先生の手際よい進行のお陰で、20分強の時間オーバーで終了。

 時間不足で不完全燃焼の部分もありましたが、今後の近世文学研究の一つの方向性について様々な刺激と示唆に富んだシンポジウムになったと思います。当事者が言うのも何ですが。

1000001364

 シンポジウムの会場。100周年記念館の中にある国際会議室です。

◇シンポジウム終了後、会場校・高麗大学校による歓迎会。大学近くのお店で、美味しい韓定食をいただきました。

1000001365

 生マッコリを飲みながら、複数の先生方からシンポジウムでの私の発言が発表者の先生に対してかなり突っ込んだものだったことを指摘され、自分の立場に引き付けすぎた発言だったかも、とちょっと反省。「崔先生とは前からの知り合いなの?(=親しいゆえの遠慮ない発言?)」というご質問まで頂戴しまして。

 高麗大学校の崔官先生とは10年以上のお付き合いになります。ソウル女子大時代には、研究会にも参加させてもらってました。当時一緒に研究会やってた院生たちが、今や日本の大学院で博士号を取って高麗大学校日本学研究センターの研究教授になっていたり、今回の学会で研究発表していたり。頼もしいです。

 なので、今回、日本近世文学会初の海外開催の大会が高麗大学校で行われたことを、私は心から嬉しく思ってます。シンポジウムのコメンテーターとして参加して貢献することができて、本当によかった。この巡り合わせにただただ感謝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.09.30

[日録]ソウルでの学会前日 9/29

9月29日(木)

◇朝1限目に非常勤先でのゼミ。今回で発表者が全員1巡、来週から2巡目に入ります。2回目の発表にはレベルアップを期待してるのだけど、どうなるかな。

◇一旦仕事場に帰還して、ソウル行きの荷造り。リムジンバスで羽田に向かいます。

1000001348

◇NH1165便で羽田から金浦へ。この便に乗るのは初めてです。いつもと違って一人客や家族客が中心で、搭乗待ちも静かでのんびりしています。午前中の便はビジネス客や数人グループの観光客が多くて、もっと賑やかなのですよね。良く言えば活気がある、悪く言えば騒々しい。午後便ののんびりした雰囲気もいいなぁ。

1000001349

 NH1165便の機内食。

◇金浦到着。入国後すぐに KT のカウンターでモバイル Wi-Fi をレンタルしました。1日8000₩の料金で無制限にインターネットアクセスできます。iPhoneでもPCでもOK。すぐにその場で設定して、接続を確認してくれます。早速使ってみましたが、iPhoneでストレスなくネットできます。

1000001351

 KTのカウンターです。ここでモバイルWi-Fi Eggをレンタル。

1000001355

 これがレンタル一式です。予約してなかったため、旧型モデルになりました。ルーターだけならカバンに入れておいても邪魔になりません。

 ネットアクセスは快調です。便利便利。

◇夜8時頃宿へチェックイン。仮約束があったのですが、予定変更でキャンセルになり、宿でのんびり過ごしました。明日から学会です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.07.24

[日録]文楽とたこ焼き@大阪 7/23

7月23日(土)

◇授業終わったのに、これまで同様、朝5時に起床。7時10分ののぞみで大阪へ。新幹線空いてます。先月京都へ行った時もそうでした。東西の人の移動が減ってるのでしょうか。

◇今日のお目当ては国立文楽劇場。「夏休み特別公演」、今日が初日です。

◇毎回楽しみにしてる幕開き三番叟。足拍子ここまで外すのも珍しい。超若手でしょうか。今後の精進に期待してます。

◇文楽第一部。子供を対象にした「親子劇場」。幼稚園から小学校低学年の子供たちが大勢来てます。そう言えば、この公演、小学校高学年の子供ってあまり見かけないような。親に連れられて文楽デビューして、義太夫節や人形に興味持って、毎年見に来るようになる……なんて子供は極少数なのかなぁ。

◇演目は『日高川』と『舌切雀』。文楽と上演作品の解説付き。『舌切雀』が予想以上に楽しい演目でした。親雀が宙乗りで天空から舞い降りてきたり、おばあさんのつづらから出る化物が凝ってたり。文楽の骸骨って初めてみたような。
 相子大夫、語り口が義太夫節らしくなってきたなぁ。人形は、雀たちの動線を整理して、振りもきっちり付けた方がよいのでは。舞台上でスズメがウロウロ、モソモソしていたような印象です。

◇文楽第二部。『絵本太功記』の半通し。お馴染みの「夕顔棚」「尼ケ崎」の前に「二条城配膳」「千本通光秀館」「妙心寺」がつきます。
 千歳が「二条城配膳」の光秀って、ちょっと意外。「妙心寺」は珍しい段、できれば別の太夫で聴きたかった。「尼ケ崎」後半の咲大夫、燕三が圧巻。燕三襲名の際の「逆艪」を思い出しながら、この曲の面白さを堪能しました。
 最近の咲大夫、気力、体力充実してますね。あれだけ語った後での大落としって、どれほど大変なのだろう。大夫は体力第一だなぁと、しみじみ。江戸時代、身体の大きな男の子が生まれると、将来は相撲取りか義太夫語りにと言われたというのはもっともです。
 勘彌の十次郎、所作がきれいでした。玉女、この人の豪快な遣い方はワタシの好きなタイプのはずなのに、どうも感心できないことが多くて。今回の光秀を見ていて、人物の人間理解が薄いのではと感じました。筋書のインタビュー読むと、すごく考えてると言ってるのですけれど。

◇玉男が遣った俊寛、都からはるか離れた孤島に一人居残る決断をした人間の心情が痛いほどこちらに伝わってきた。玉男が遣った『国言詢音頭』の初右衛門、五人斬りの後雨の中謡を口ずさむ姿から伝わってきた人の心の闇の恐ろしいまでの深さ。
 この人の人間洞察はどこまで深いのだろうかと、度々思わされたものでした。

◇第二部と第三部の入れ替え時間で、ホテルにチェックイン。

◇文楽第三部。『心中宵庚申』の通し。お馴染みの「八百屋」の前に「上田村」がついてます。筋書の演目解説に「上田村」は初演以来の曲が伝承されてる(「八百屋」「道行」は後の作曲)とあり、さらに高木浩志氏の音曲解説に具体的な指摘がいろいろあります。これ、面白い曲ですね。住大夫・錦糸でたっぷり1時間。地合が多くて、地味な西風。三味線弾きはストレスたまりそうに思えるのですが、錦糸はいつもと同じ無表情で弾いてて、何も窺えません。詞章の方も語りにくそうな文体で、それをさらっと語ってゆく住大夫はさすが。体力なくても、これだけ語れる。全盛期の住大夫で聴きたかった。実は聴いてるのかな。

◇『心中宵庚申』聴きながら、やはり近松の詞章は独特だなぁと思うこと頻り。論文書きたくなったのだけど、近松は先行研究押さえるだけで大仕事なんですよね。でも、以前自分が書いたものに引っかかる部分もあり、ちょっと調べてみよう。

◇終演後、文楽劇場のほとんど隣にできたたこ焼きで焼酎を飲ませるお店にふらふらと。オープンな店構えで、カウンターもあり、一人で入りやすい雰囲気なのです。

1000000976

 たこ焼き(12個、400円)は6個ソース、6個ポン酢と2種類の味にしてもらいました。ドリンクメニューには「チャミスル」と「マッコリ」があったのですが、それぞれ600円、1000円と可愛くないお値段で、とても頼めなかったです。代わりに芋焼酎ロック(350円)。おつまみにキムチ(300円)。美味しかった~。
 芋焼酎1杯飲みきって、すっかり酔っ払って、ホテルへ帰還。

◇文楽劇場の売店でこんなお土産を購入しました。「文楽ブックカバーⅠ」。

1000000977

 紙製のブックカバーで、文楽ゆかりの柄4種、新書・文庫版対応です。500円。早速手持ちの本につけてみました。サイズがA5判なのでやや無理がありますが、デザインはとてもよい感じ。
 「Ⅰ」とあるから、「Ⅱ」「Ⅲ」も期待できそう。楽しみです。
 すごーく気に入ったので、ワガママな要望2点。その1、他サイズ(ハードカバーのA5判用とか)も作って下さい。その2、東京の国立劇場でも買えるようにして下さい。なにとぞよろしくお願いいたします。>関係者各位

◇焼酎回って、ばったり。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011.04.14

[日録]SEL最終日 4/12

4月12日(火)

◇ソウル3日目、最終日。何も予定してなかったのですが、アート系の映画館をハシゴして映画2本を見ることにしました。

◇見たもの。映画『月の光をくみ上げる(달빛 길어올리기)』。光化門のミロスペースにて。イム・グォンテク(임권택)監督、カン・スヨン(강수연)、パク・チュンフン(박중훈)主演。全州市の伝統的な韓紙復活に携わる人たちの物語。面白いテーマなのですが、映画はやや単調。
 個人的に、貴重書扱いになるはずの古書を片手に数人で飲酒してるシーンに心の中で思いっきりツッコミ入れました。和紙で作られている和本は水濡れ厳禁。韓紙も同じでは?

◇見たもの、その2。映画『豆満江(두만강)』。新村のフィルムフォーラムにて。チャン・ニュル(장률)監督作品。北朝鮮と中国の国境となっている豆満江の川沿いにある朝鮮族の村を舞台に、川を渡って来る脱北者と彼らに接する村の人々の姿を描いた作品。90分ちょっとの尺ですが、3時間ぐらい見続けたような気がしました。そのくらい濃い内容。映像は淡々としているのですが。

◇食べたもの。コンビニで買った「三角 全州ビビム&トッカルビ(삼각 전주 비빔&떡갈비)」。ビビンパ風のご飯の上にトッカルビ(ひき肉を薄くまとめて焼いたもの)が乗ってます。トッカルビについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ。

1000000527

 一緒に写っているミネラルウォーターは期間限定の「無料贈呈」。この商品を買うとタダでついてくる、というものです。この手のキャンペーン、韓国のコンビニではかなりいろいろ行われてますね。よくあるのは「1+1」「2+1」といった、1個/2個買うともう1個おまけで貰えるというもの。コンビニ行ったら探してみてください。

1000000530

 中はこんな感じ。コンビニの電子レンジで温めてあります。見た目以上に美味しかったです。『月の光をくみ上げる』を観る前に食べたのですが、全州を舞台にした映画の前に全州ビビンパプ、偶然です。


◇食べたもの、その2。『豆満江』を観た後で、チャジャン麺/ジャジャン麺(자장면/자짱면/짜짱면/짜장면)。

1000000536

 韓国では、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーに縁のなかった人が、4月14日の「ブラックデー」にチャジャン麺を食べます。もうすぐブラックデーだなぁと思ったら急に食べたくなって、中華料理店探しちゃいました。

1000000538

 梨花女子大(이화여자대)の裏門(후문、後門)の向かい、1本裏の道に入ったところにある「ヒョドンカク(효동각)」というお店です。日本のガイドブックに載ったことがあるみたいですね。店の前に紹介記事が貼り出されてました。チャジャン麺としては、さっぱり目の味でした。

◇食べたもの、その3。金浦空港でおやつ。

1000000539

 空港のセブンイレブンで買ったプリンです。以前、2003年頃まで韓国ではプリンが一般的でなかった、という話を書いたら、いろいろな方から「えーっ!」という反応をいただきました。プリンのない韓国で、最初に普通に手に入るようになったプリンがこれです。CJのプチジェリー(쁘띠첼)シリーズの一つで、プリン(푸딩、プディング)の他、チョコプリン、チーズケーキなどがあって、コンビニやスーパーで買えました。

 今はプリンもケーキもいろいろなお店で買えますから、逆にこのシリーズを置いているコンビニやスーパーも減っているようです。久しぶりに見つけて、懐かしくて買っちゃいました。味は、家で作るハウスプリン、みたいな感じです。

◇NH1166で金浦から羽田へ。今回は、往復の機内で『英国王のスピーチ』を見ることができました。面白かった。
 震災の影響でソウルへの旅行者も減っているようです。今回のソウル行き、マイレージ利用の特典航空券でしたが、希望通りに日程前倒しできちゃいましたし、宿の手配もスムーズでした。往復共に搭乗率80%程度。飛行機の予約状況、夏頃までずっとかなり空席あります。時間的精神的余裕のある方は、ソウル観劇旅行のチャンスですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011.04.13

[日録]SEL二日目 4/11

4月11日(月)

◇ソウル2日目。

◇午前、仕事の依頼メールを受信。お引き受けする旨、折り返し返信。

◇見たもの。映画『危険な親への挨拶(위험한 상견례)』。ソウル劇場にて。今一番人気の映画です。全羅道の彼と慶尚道の彼女というロミ・ジュリ状態カップルの楽しいコメディでした。

◇見たもの、その2。ミュージカル『モンテ・クリスト(몬테크리스토)』。忠武アートホールにて。分厚い岩波文庫7冊分の原作がスピーディーに展開し、音楽も舞台も華やかで楽しく、よくできたミュージカル。面白かったです。オススメの舞台。

1000000520


◇食べたもの。朝食兼昼食のビビンパプ(비빔밥)です。広蔵市場の屋台にて。4000Wだったかな。

1000000513

 ご飯は麦飯(보리밥)。日本だったらお米に麦が1割ぐらい混じってる「麦飯」でしょうが、韓国では文字通り「麦飯」です。1割ぐらいお米が混じってたかも。

1000000516

  こんなふうに、しっかりまぜてから食べます。

1000000511

 何てったって市場ですから、ビビンパプの具はこんなふうに並べてあります。器に麦飯を入れて、その上に各種野菜をのせて、最後に味噌とソースを添えて出来上がり。市場は楽しいです。

◇食べたもの、その2。『モンテ・クリスト』の舞台が楽しかったので、ご機嫌で一人酒盛再び。ジョン盛り合わせと生マッコリです。

1000000526


◇外出している間に仕事の依頼メールを受信。具体的なお話を伺って検討する方向。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011.04.12

[日録]SEL初日 4/10

4月10日(日)

◇NH1163で羽田から金浦へ。大学の前期授業予定が確定しない状況のため、予定していたソウル旅行を前倒ししました。

◇見たもの。ミュージカル『光化門恋歌』、世宗文化会館大劇場にて。マッコン(막공=千秋楽)で満員御礼。前日チケット予約・購入したのですが、その時点で残り3席でした。世宗文化会館の大劇場のチケット売り切るとはねぇ。大成功の創作ミュージカルです。
 韓国的情緒に寄り添う静かな物語。韓国のバラードが好きな人は楽しめると思います。
 演出家イ・ジナ(이지나)のツイートによれば、来年再演の見通しがあるようです。

1000000500


◇食べたもの。世宗文化会館の裏手にあるチャンポンのお店で、チャンポンパプ(짬뽕밥)。6000W。激辛でした。

1000000506


◇食べたもの、その2。夜中のおやつです。コンビニアイス。

1000000509

 商品名のハングル、私の目には「アフォ(아포)加藤(가토)」としか読めません。コンビニで見つけて、思わず買っちゃいました。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧