音楽

2006.01.25

[ミュージカル]ジキルとハイド/지킬앤하이드

19:30
芸術の殿堂 オペラハウス
B席 4階B列11番 30000W
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脚本:
演出・振付:David Swan
制作監督:キム・ドゥヒョン/김두현
出演:チョ・スンウ/조승우、イ・ヘギョン/이혜경、キム・ソニョン/김선영、キム・ボンファン/김봉환、キム・ソンギ/김성기
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 2004年大ヒットしてチョ・スンウをトップスターに押し上げた「ジキルとハイド」のアンコール公演。連日満員だった初演時のキャストが帰って来たというのがウリ。会場はチョ・スンウ目当ての若い女性で溢れていた。
 元々映画の世界で演技力には定評のあるチョ・スンウ、ハイドが現れる前のジキルでは演技も歌も押さえ気味だったが、ハイドになると姿勢も声も変えて悪の宿る身体を表現、それにつれてジキルの芝居も輝いてくる。第二幕で舞台が広くなってからの堂々たる存在感は見事。相手役となる二人の女優は歌唱力抜群。エマ役イ・ヘギョンの優しく美しい声、ルーシー役キム・ソニョンの艶やかで力強い声、どちらも素晴らしかった。
 プログラムによれば初演時より舞台装置も衣装もグレードアップしているそうで、オーケストラを入れての生演奏と共に、現時点での韓国人キャストによるブロードウェイ・ミュージカルの到達点と言える。

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2006.01.20

[ミュージカル]プロデューサーズ/프로듀서스

20:00
国立劇場ヘオルム劇場
R席 1階D列16番 72000W(早期予約20%割引)
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原作:Mel Brooks、Thomas Meehan
音楽・原作詞:Mel Brooks
演出:Bill Burns、ハン・ジンソプ/한진섭、キム・ジウク/김지욱
出演:ソン・ヨンテ/송용태、キム・ダヒョン/김다현、チェ・チョンウォン/최정원、イ・ヒジョン/이희정、チェ・ビョングァン/최병광、ハム・スンヒョン/함승현
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 ブロードウェイ・ミュージカルの韓国人キャスト版。ソン・ヨンテが海千山千のプロデューサー・マックスを好演。特に、監獄でこれまでの出来事を振り返るシーンが鮮やかで、芸達者ぶりを見せつけた。レオ役キム・ダヒョンは昨年「ヘドウィグ」に主演、甘いマスクで人気上昇中の注目株。小劇場の空間をニューハーフ的な美貌で押し切ったヘドウィグ役と違い、大劇場の正統派ミュージカルでは歌も踊りも力不足は否めないが、頼りないプロデューサー志望の若者という役柄にははまっていた。今後もミュージカルの舞台に立つのなら、タップダンスはマスターしてほしい。ゲイの演出家役イ・ヒジョン、珍妙な原作を提供する作家役のチェ・ビョングァンと、優れた歌唱力と演技力を持つ役者が脇を固めたお陰もあり、楽しめる舞台だった。

 主役のソン・ヨンテは映画「シルミド」「公共の敵2」に頭の固い上官・上司の役で出演している。権力者側の立場から体制擁護に回り、前者ではアン・ソンギの、後者ではソル・ギョングの現場からの訴えを退ける役どころ。役柄に相応しい太り気味の体型に厳つくふてぶてしい表情の印象が強く、これほど軽やかに歌って踊れる人とは知らなかった。

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2005.10.02

[クラシック]鄭明勲とソウル市響、新たな出発

19:30
世宗文化会館大劇場
S席 B列18番(1階2列目下手寄り) 45000W(チケットリンク会員10%割引)
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指揮:チョン・ミョンフン/정명훈
曲目:シューベルト交響曲第8番「未完成」、マーラー交響曲第1番「巨人」
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 「清渓川迎水特別演奏会」と銘打たれた公演。清渓川復元の完成を祝うイベントの曲目が「未完成」とは? プログラムに掲載されたチョン・ミョンフンの挨拶 を読んで疑問氷解。今年3月ソウル市に請われて芸術監督に就任したチョン・ミョンフンがオーディションを敢行して団員を選びなおしたオケの実力は予想以上。しかし、音色・音量の豊かさに欠け、テンポの速い部分や合わせるのが難しい箇所では悲鳴を上げているような演奏になるのが、このオケの限界か。反面、弱く小さな音に不思議な雰囲気と力強さを持つ。マーラーでは、指揮者が明らかにオケの能力を超えた演奏を要求、全身で指示を出し、叱咤激励し、オケ全員を引っ張る指揮はまるで踊っているようだった。こんなチョン・ミョンフンの姿を見られるとは。瞬時でも余裕があれば食い入るような目で指揮棒を追い、指揮者の意図に必死に縋って行こうとするオケ共々、ラストは残り1分で決勝点を争うスポーツの死闘のごとく。
 2曲終わって客席の拍手に応えて再登場したチョン・ミョンフンは「今日はアンコールを準備していません」 え? 今日はソウル市響の出発の日で、今はまだ未熟なオーケストラだからアンコールはしない、と。なるほど。アンコール曲の代わりにと演奏したのは「愛国歌(韓国の国歌)」だった。休憩時間にスタッフが譜面台に配ってた(一体何を配ってるのか不思議だった)のはこれか。演奏後はコンマスと握手するとそのままコンマスの手を引っ張っりながら退場して、聴衆のアンコールを断固として受け付けず。チョン・ミョンフンは本気だ。
 終演後のロビーで人の輪ができていたので覗いてみると、今を時めくソウル市長・イ・ミョンパクの姿が。ヒョンデ(現代)建設叩き上げの経歴は伊達でなく、ソウル市庁前広場、ソウルの森、清渓川復元と数々の大規模建設プロジェクトを成功させた人物は、チョン・ミョンフンを呼んでソウル市響の大改革を推進する豪腕の持ち主でもあった。

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2005.05.25

[公演]沖縄音楽演奏会

19:30
在韓日本大使館 広報文化院 3階 ニューセンチュリーホール
自由席 無料(予約制)
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主催:在韓日本大使館 広報文化院
助成:日韓文化交流基金
出演:翁長洋子、本永優子、翁長良忠 他
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 学生に誘われて出向いた日韓友情年2005イベントの一。「琉球と韓国、虹の橋をかけて」という副題のついた琉球筝の演奏会。創作曲「花清ら」、古典曲「かぎやで風」「渡りぞう」「滝落菅撹」という琉球筝の曲の他、「さくらさくら」「涙そうそう」「アリラン」、さらには「エルクンバンチェロ」「カノン」まで多彩なプログラム。 「アリラン」と「芭蕉布」は場内全員で合唱。最近の曲ではありえない高音が逆に新鮮に感じられる。聞いて心安らぐのは琉球伝統の曲調だが、西洋の曲でのパイプオルガンに通じる響きの美しさも印象に残った。演者の心の温かさが客席に伝わってくる公演だった。
 130人程度の小ホールだが、数十人の立ち見が出る盛況。3月中旬から4月中旬にかけて、「世論」に流され数々の文化交流を中止した愚を思う。

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2005.04.09

[公演]金徳洙のダイナミックコリア

17:00
忠武アートホール
1階 6列18番 R席 36000W(チケットリンク会員10%割引)
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主催:(社)サムルノリ ハンウルリム、忠武アートホール
    (株)ナンジャンカルチャーズ
芸術監督:キム・ドクス(金徳洙)/김덕수
出演:キム・ドクス/김덕수、ハンウルリム(한울림)芸術団
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 忠武アートホール開館フェスティバルの一。「ダイナミックコリア」は、サムルノリの芸術性を認知させたキム・ドクスが韓国伝統芸能の紹介と普及を目的に構成したプログラムで、内容は以下の通り。

 ピナリ/비나리 : 公演開始に当たって観客への挨拶と祈り
 イルコファラク/일고화락 : 太鼓の大合奏
 パンソリ ハンマダン/판소리 한마당 : パンソリ
 プチェチュム/부채춤 : 扇を使った舞踊
 サムド農楽カラク/삼도농악가락 : サムルノリ
 ムーダンチュム/무당춤 : ムーダン(巫女)の舞踊
 パングッ/판굿 : サムルノリと舞踊

 各種の伝統芸能を楽しめるプログラムだが、その分物足りなさも残る。以前にも同様の公演を見ているが、キム・ドクス率いるハンウルリムのメンバーの技量が上がっているのに感心した。しかし、キム・ドクスは別格。チャンゴを叩きながらの足取りが他の者と全く違う。身体の中から湧き上がるリズム感。
 折りしも竹島(独島)問題で世間は騒しく、このような民族的色彩の強い公演へ行くのは躊躇いがないわけでもなかった。が、ごくごく当たり前に公演は始まり、進行し、最後の挨拶でキム・ドクスが一言。「最近世の中では、この土地はこっちだあっちだ、歴史はどうだこうだとうるさいけれど、最後に勝つのは文化の力です。」 積極的に海外公演をこなし、日韓で林英哲、山下洋輔、金子飛鳥などとのコラボも行っている人である。

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